81 名前:名無し募集中。。。[sage] 投稿日:2013/02/06(水) 22:15:25.80 0
「道重さん」
呼び止められたと同時にさゆみは腕を掴まれた。
そして振り向きざまに両肩を掴まれて壁に押し付けられている。
目の前にいるのは生田で、他のメンバーが見たら普段あまり親しくない2人が一緒にいることを不思議に思うかもしれない。
いやそれよりも2人の距離が近すぎることに疑問を持つのが先かもしれない。
鼻先が触れそうな程近くに生田の顔がある。
その顔は更に近づいてきて唇が重なり押し付けられ、離れるかと思いきやまた押し付けられ長生いキスが続く。
ようやく顔が離れると荒い息が口からこぼれる。
どこでこんなことを覚えたんだが、なんて思ってさゆみが苦笑していると生田が手を伸ばしてきて、壊れやすいものにでも触れるように優しく頬に手を添える。
改めてその顔を見つめると、やっぱり綺麗な顔しているなと思った。
「道重さん・・・ズルイです」
「えっ?どういう意味?」
さゆみは言葉の意味が分からず小首を傾げる。
すると生田は質問には答えずにさゆみの首筋に顔を埋め、啄ばむように首筋にキスをしてくる。
それは少しだけくすぐったくてさゆみは軽く身を捩った。
「今日の格好エロすぎですよ。うなじも見えるし、少し肌蹴たら胸とか見えちゃうじゃないですか」
生田は悪戯っぽい笑みを浮かべながら襟元から中に手を差し入れる。
今日はラボなので普段あまり着ない着物ような衣装で、確かに生田の言う通り肌蹴れば胸も見えかねない。
突然下に着ていたインナーごと生田に胸を掴まれる。
「あっ!・・・っ・・・いく、た・・・こんなところじゃ・・・あんっ」
揉みしだくような少し乱暴ででも時折優しく繊細な手つきに、自然とさゆみは艶めいた声が漏れる。
「道重さん。全部肌蹴させちゃってもいいですか?」
「うん・・・はぁ、んっ・・・いくたぁ・・・いつもみたいに、さゆみを乱れさせて?」
さゆみは生田の首に手を回して軽く引き寄せる。
すると生田は了解ですと笑顔で了承するとさゆみの腰に手を回した。





89 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2013/02/06(水) 23:01:01.28 0
 >>81
「ちょっと…、なんで空き部屋とか知ってんの?」
「なんででしょう?」

まるで最初から計画していたかのように誰もいない倉庫部屋に連れてこられ
余裕の笑みで答える衣梨奈にさゆみは不機嫌そうに頬を膨らませた。
完全に衣梨奈のペースで進められているのが気に入らない。

「最初の頃は可愛かったのに……」
「えー、今が可愛くないみたいに言わないでくださいよ」
「おどおどして、ちょっと触っただけで目がうるうるしちゃってさぁ。
 あーあ、あの頃の方が良かったなー」
「そんなぁ」

衣梨奈の眉がハの字になる。
やっぱりこうでないと、さゆみは一人ごちる。

余裕の表情でさゆみを抱く衣梨奈も嫌いではないが最初位は主導権を握っておきたい。
どうせすぐに何も考えられなくなるのだから。

90 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2013/02/06(水) 23:32:53.84 0
「うそうそ、今も可愛いよ。ほらおいで」

両手を開いて誘ってやると、困り顔が一転笑顔になりぎゅうと力一杯抱きしめられた。
正直苦しいが嬉しそうなので自由にさせておく。
つまみ食いさせたあげくのおあずけが堪えたらしい。

「…生田って犬みたい」頬を擦り寄せる衣梨奈に笑いを堪えながらさゆみが言うと
「わん!」と鳴きまねで返された。
「っふふふ、なに、犬なの?」
「わんわん」

ふんふんと首に鼻を擦り付け甘えてくる。
頭をなでてやると、調子に乗ったのか今度は無遠慮に首筋を舐めだした。

「ちょっと! もう…お行儀悪いなぁ」
「わふ!」
「あ……、ねぇ、跡付けないでね」
「わん!」

心得ていると言わんばかりに一吠えされ思わず苦笑い。
つい先ほどまでのさゆみを翻弄する衣梨奈はどこかへ行ってしまったらしい。



95 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2013/02/07(木) 01:20:59.72 0
 >>90
「くぅーん」
「ん…くすぐった…」
「わうー」

首筋を舌が動く度に濡れた感触と体温でぞわぞわと背筋が震える。
段々と手に力が入らなくなり、衣梨奈の肩のあたりをぎゅっと握った。
無邪気な声と自分の状態とのギャップが恥ずかしい。

「っは…ぁ……はぁ」
「わんっ」
「や……、い…くたぁ…」

鳴きまねをするうち狩猟本能にでも目覚めたのか、首ばかり舐めまわすこの大きな犬は
さゆみが触れて欲しいところになかなか触れてこない。
これだけ密着していてさゆみの体の熱に気付いていない筈がないのに。

「もっ…焦らすの……や…だぁ」
「わう?」
「ムカつ…くっ……、も、それっ…いいからっ」
「…いいから?」
「……やく、触って…よぅ」

自分から行為を求める事が恥ずかしくて俯いた先に
何度も握りしめられた衣梨奈の衣装に皺がついてしまっているのが見えたが
もう気にしている余裕もなかった。
はやく触れて欲しくて、それしか考えられない。

「ここですか?」
「っ!」

前触れなく衣装の上から胸を撫でられ体が跳ねる。



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