リンリン「私、最後に観覧車乗りたいデス」

そう言われて観覧車に乗った私たち

さゆ「今日は楽しかったね」
リンリン「そうデスね。私ジェットコースターが楽しかった」

そんな風に今日のことを振り返りながら話す
こうやってリンリンと向かい合いながら話してると、やっぱりリンリンてかわいい♪
リンリンの隣に座りたいなぁ…

さゆ「ねぇ、寒くない?」
リンリン「私のジョークですか?」
さゆ「それもだけど(笑) 風入ってくるし」
リンリン「確かにちょっと寒いなぁ思いますネ」
さゆ「隣に座っちゃおっと♪」
リンリン「道重さん近いデス(笑)」

ちょっと積極的すぎたかな?
まあいいや、一緒に座れちゃったし

リンリン「それにしても夜は景色が奇麗デスね」
さゆ「うん」

それきり、会話が途切れてしまった


天辺に近づいたころ、リンリンが口を開いてこう言った

リンリン「そうだ!道重さん。ちょっとこっちを向いて目を閉じてクダサイ」
さゆ「えっ?うん」

なんだろう?ちょっとドキドキ…
リンリンの気配がこっちに近づいてくる
もしかしてキスされちゃうのかな
そんなわけないか…でも…どうしよう

そんなことありえないとわかっていながらも、なぜか期待してドキドキしてる私
そんな私の唇に、なにか柔らかいものがそっと触れた
目を開けてみると、すぐ目の前にリンリンの顔
真っ赤になってる…かわいい…

すると、リンリンも目を開いた
こんな間近で目が合うと、2人ともついついニコっと笑ってしまった
私から離れて、照れくさそうにこういうリンリン

リンリン「急にすみません…」
リンリン「あの…これプレゼント… 道重さんがお手洗い行ってる間に見つけました」
さゆ「ありがとう」

ぬいぐるみのプレゼントも嬉しいけど、意識はまったく別のことを考えてる

リンリン「道重さん、大好きデス… I love you...」
さゆ「実は私もリンリンのことが大好きなの」

ぬいぐるみを置く私
何も躊躇うことなく唇を寄せ合う
リンリンも積極的で、今度は舌まで絡めてきた
あぁ…幸せ…


しばらく抱き合ってお互いの温もりを感じ合っていた
何分くらいしてたのかな
しかし、ふと周りを見ると、係員さんのところまでもう少し
どうしよう!
リンリンもそれに気づき、急いで離れる
どうしよう…係員さんに見られちゃったかな…
リンリンもあたふたしている…かわいい
こんなときに何考えてるんだろ

そうこうしているうちに、地上まで戻ってきた

さゆ「楽しかったね」
リンリン「私、また乗りたいデス」
さゆ「今日はもうダメ 帰ろっか♪」

リンリンかわいんだから
こんな話をして、恥ずかしいのを無理やり誤魔化した

顔を赤くしながらも、しっかり手をつないで帰る私たちだった

  • 終 -

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