おやすみ。あの人の声をすぐ隣に聞いて、わたしは意識を手放した。
目が覚めると、とても首が痛かった。
「…なぜ首が痛いだろう」
「首曲がってたからだよ」
交互に繋いだ指をぎゅっと握って、道重さんがこっちを見た。大丈夫?なんて笑ってわたしの首を撫でてくれる。
寝起きには、道重さんの笑顔は眩しすぎる。わたしは目を細めながら笑った。
「おはようのちゅーは?」
車を降りて、先を歩くみんなと距離が開いてから、道重さんは小声で言った。
「え、そんな…」
「してくれないの?」
顔をのぞきこんでくる。わたしの返事を聞いてないのに、そのまま近づく道重さんの唇。心拍数はどんどんあがって、鼓動が身体中に響きわたる。
目を閉じた。道重さんの袖を掴む。ふと重なる唇。甘いチョコレートの味がした。道重さんが大好きなチョコレート。
何度か唇を合わせる。柔らかい感触に溶けそうになった。
唇を離すと、道重さんは意地悪く笑って、先に歩き出した。
「ゆっくり休んでください、道重さん」
帰り際、伝えると、道重さんは柔らかく笑って、手を振ってくれた。リンリンもね。そうあなたは言うけれど、わたしは今夜、キスの余韻で眠れそうにもない。
目が覚めると、とても首が痛かった。
「…なぜ首が痛いだろう」
「首曲がってたからだよ」
交互に繋いだ指をぎゅっと握って、道重さんがこっちを見た。大丈夫?なんて笑ってわたしの首を撫でてくれる。
寝起きには、道重さんの笑顔は眩しすぎる。わたしは目を細めながら笑った。
「おはようのちゅーは?」
車を降りて、先を歩くみんなと距離が開いてから、道重さんは小声で言った。
「え、そんな…」
「してくれないの?」
顔をのぞきこんでくる。わたしの返事を聞いてないのに、そのまま近づく道重さんの唇。心拍数はどんどんあがって、鼓動が身体中に響きわたる。
目を閉じた。道重さんの袖を掴む。ふと重なる唇。甘いチョコレートの味がした。道重さんが大好きなチョコレート。
何度か唇を合わせる。柔らかい感触に溶けそうになった。
唇を離すと、道重さんは意地悪く笑って、先に歩き出した。
「ゆっくり休んでください、道重さん」
帰り際、伝えると、道重さんは柔らかく笑って、手を振ってくれた。リンリンもね。そうあなたは言うけれど、わたしは今夜、キスの余韻で眠れそうにもない。
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