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作者:虚淵玄
イラスト:武内崇
出版社:星海社 星海社文庫

第四次聖杯戦争秘話
英霊参集
王たちの狂宴
散りゆく者たち
闇の胎動
煉獄の炎

本編
Fate/stay night

あらすじ

日本の地方都市冬木市では、7人の魔術師 マスターが、伝説上の人物(英霊)をサーヴァントとして召喚して相争う「聖杯戦争」を繰り返してきた。聖杯には、戦いの勝者の願望を叶える万能の力があるとされ、これまで三度の聖杯戦争が行われてきたが、聖杯の力を行使できた者はなかった。
プロローグ
1994年11月 衛宮切嗣は、名家アインツベルンの委嘱を受け、セイバーのサーヴァントを召喚し、妻のアイリスフィール・フォン・アインツベルン、従者の久宇舞弥とともに四度目の聖杯戦争に身を投じる。切嗣は聖杯の万能の力によって世界平和を実現するため、非情に徹する覚悟で臨む。一方、魔術の総本山である英国からは、高名な魔術師であるケイネス・エルメロイ・アーチボルトがランサーを、ケイネスの生徒で彼に認められようと躍起になっているウェイバー・ベルベットがライダーを得て、それぞれ聖杯戦争に参戦してくる。さらに冬木からは、御三家である遠坂家の当主遠坂時臣がアーチャーを、聖堂教会の第八秘蹟会に所属していたが時臣の弟子となった言峰綺礼がアサシンを召喚し、互いに協力関係を結んで聖杯戦争に挑もうとする。一方、遠坂家の次女が間桐家の生贄にされることを防ぐため、間桐雁夜はバーサーカーを召喚して参戦する。そして、最後のサーヴァントであるキャスターは、連続殺人鬼の雨生龍之介によって偶然に召喚される。

序盤
聖杯戦争が始まり、切嗣はセイバーとアイリスフィールを囮として扱い、銃火器などの手段を択ばない隠密戦をもって他のマスターを一人ずつ暗殺していくことを目論む。そんな中、キャスター陣営が「魔術を使って連続殺人を行っていること」を問題視した聖堂教会の監督役である言峰璃正は、暫定的にルール変更をして、マスター達にキャスター討伐を命じる。セイバーとランサーが共闘してキャスターに立ち向かう中、アイリスフィールと舞弥が言峰綺礼の足止めをするも敗れるが、「セイバーの鞘」の回復効果によって瀕死から回復する。同時刻、切嗣によって起源弾を撃ち込まれて魔術回路を失ったケイネスは、許嫁ソラウに脅されてマスターの権限を委譲する。その後、ライダーによって集められた英霊達による酒会「聖杯問答」が行われ、「自分の国を蘇らせてやり直したい」と答えたセイバーは、王たる資格なしと判断されてしまう。

中盤
キャスターは河川敷で巨大化して暴走し、狂騒していた雨生龍之介は切嗣によって狙撃され死亡。ライダーらの協力のもと、セイバー陣営がキャスターを討ち取ることに成功する。セイバーとランサーは決着をつけようと戦う中、切嗣はソラウを人質にしてケイネスに「ギアスの契約」を押し付け、令呪によってランサーを自決させる。これにより、正々堂々をよしとするセイバーと手段を選ばない切嗣は、その信念の違いにより仲たがいすることになる。一方、遠坂の陣営ではアサシンを失った綺礼が、アーチャーの教唆により時臣を裏切って殺害し、アーチャーと再契約する。綺礼は雁夜と組んで追加令呪を授け、「聖杯の器」であったアイリスフィールを強奪した後に殺害。舞弥は「ライダーの姿に偽装したバーサーカー」との抗戦の末に倒れる。

終盤
ライダーはアーチャーの前に敗れ去り、バーサーカーもセイバーとの激戦の末に退場する。残ったマスター同士の対決において、切嗣は綺礼を倒し、聖杯を手にする資格を得る。しかし 土壇場で切嗣は、聖杯の奇跡とは「切嗣自身の知る方法」をもって暴力的にしか実現出来ず、「人類の絶滅によって世界平和を実現してしまう」ことを悟り、令呪によりセイバーに強いて聖杯を破壊させる。壊れた聖杯からは泥があふれ出し、冬木市街を破壊して大火災を引き起こしてしまう。セイバーもまた、聖杯の正体を理解することも切嗣の真意を知ることもなく消滅する。

エピローグ
全てを失った切嗣は、火災から救出した少年 士郎を養子として冬木に隠棲し、聖杯(アイリスフィール)の呪いによってひっそりと衰弱していく。一方、聖杯からあふれた泥によって、アーチャーは受肉して綺礼は蘇る。聖杯を逃したアインツベルン・遠坂・間桐の三家は次の機会を切望し、すべての禍根と因縁は『第五次聖杯戦争』につながっていくことになる。

登場人物

セイバー陣営
アイリスフィール・フォン・アインツベルン(Irisviel von Einzbern)
愛称はアイリ。衛宮切嗣の妻。セイバーと別行動を取る切嗣に代わり、囮としてセイバーのマスターを演じる。外界を知らずに育った箱入りのため世間知らずで非常に好奇心旺盛。芯の通った強い意志の持ち主。切嗣を心から愛し、彼の理想に身を捧げる覚悟とともに絶対の信頼を寄せている。「姫君」の気質を備える貴婦人であるため、「騎士」であるセイバーとは非常に相性がいい。切嗣より車の運転を教わり、メルセデス・ベンツ300SLクーペを過激に乗り回す。アインツベルンの得意とする、治癒も可能な錬金術に長ける。中でも貴金属の変形はアインツベルンの得意中の得意となっており、銀を用いた針金細工を戦闘に使用する。切嗣の指示で、体内に「全て遠き理想郷(アヴァロン)」を埋め込んでおり、セイバーに触れられるだけで重傷でも瞬時に回復できる。前回の聖杯戦争でアインツベルンの用意した聖杯が破壊されてしまったため、それを教訓に聖杯を体内に内蔵し聖杯を守るための殻として造られたホムンクルスである。

セイバー(Saber)
パラメータ:筋力:B 耐久:A 敏捷:A 魔力:A 幸運:D 宝具:A++
黒スーツに身を包んだ男装の華麗な少女。真名はアルトリア。伝説の騎士王アーサー・ペンドラゴンである。滅ぼされようとしている故国を救うために聖杯を目指す。所持する宝具は、風の魔術で大気を圧縮し光を屈折させることで所持する剣を不可視にする「風王結界(インビジブル・エア)」と、魔力を変換し絶大な出力の“光”の斬撃として放つ聖剣「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」。剣のサーヴァントとして切嗣に召喚される。召喚の媒体として聖剣の鞘「全て遠き理想郷(アヴァロン)」が用いられた。切嗣の戦闘方針とセイバーの騎士としての誇りは決して相容れることなく、マスターとの信頼関係が醸成されることはなかった。英雄を憎む切嗣は彼女を無視し続け、聖杯戦争中三度のみしか話しかけられていない。聖杯戦争の終盤において理由を知らされないまま己が手で聖杯を破壊させられ、失意の内に第四次聖杯戦争を終え退場した。クラス特有スキル「騎乗」を思う存分に発揮する。切嗣がアイリに与えたメルセデス、さらにこの騎乗スキルが機械に有効なことを知った切嗣が彼女自身に手配した、人間が乗ることを度外視したチューニングを施したYAMAHA V-MAXを風王結界で更に強化、限界を超えたレベルで乗りこなした。10年後、第五次聖杯戦争では切嗣の養子である士郎に再召喚される。

久宇舞弥
衛宮切嗣の助手であり、愛人であり、弟子である女性。感情を表に出さず淡々と作業をこなす。使用武器は切嗣と同じくステアーAUGと、キャリコM950。使い魔を使役する魔術も体得している。貧国の出身。幼少から兵士として訓練を受け、昼は戦い、夜は兵士による輪姦を受けるという凄絶な日々を過ごす中で人間性を失った。その後戦場で切嗣と出会い拾われ、以後「衛宮切嗣」という戦闘機械を完成させるパーツとして働いてきた。いつかアイリを切り捨てる事になる切嗣が裏切りの予行演習として、彼と肉体関係を持っている。内実はとても幼く純粋無垢で、共に戦う同じ陣営に献身を尽くす。その一途さが切嗣やアイリ、セイバーの信頼を勝ち得た。アイリの護衛任務中にバーサーカーの襲撃に遭い、駆けつけた切嗣の腕の中で息を引き取る。切嗣も知らない隠れ甘党で、オフの時はケーキバイキングに入り浸っている。

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(Illyasviel von Einzbern)
愛称はイリヤ。切嗣とアイリの娘。ホムンクルスと人間のハーフであり、厳密な意味でのホムンクルスとは違った存在。

アーチャー陣営
遠坂凛
遠坂時臣の娘。既に初歩魔術を行使できる天才。遠坂の血族であることに誇りを持つ、幼き貴族。戦後は時臣の葬儀を経て遠坂の家督を継ぎ、その際、綺礼の気まぐれから授かった因縁のアゾット剣は、『Fate/stay night』本編中のあるルートにおいて、彼の胸に突き立てられることとなる。

ランサー陣営
ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ(Sola-Ui Nuaba-Re Sophia-Ri)
ケイネスの許嫁。時計塔の降霊科学部長を歴任する家の生まれの魔術師。兄がいたが、勢力争いの只中に生まれた彼女は、万一に備えて基礎的な魔術を教えられてきた。結局、魔術刻印は兄が無事に継承し、不要となった彼女は政略結婚のために利用され、ケイネスの許婚となる。気高く我侭な面が目立つが、それは幼い頃から刷り込まれた処世術に過ぎず、実際には好悪すら理解できない冷めた性格で、政略結婚の道具とされたこともケイネスのことも何とも思っていない。ケイネスによるランサーの召喚に伴い、ランサーへの魔力の供給を担当。ランサーのチャームによって彼に恋し、それに敢えて抵抗せずに生まれて初めて感じた恋慕に身を任せることを選択した。聖杯戦争にて戦闘不能に陥ったケイネスからマスターの権限と令呪を脅しとったが、ランサーが離れている時に舞弥に襲われて右手ごと令呪を切り落とされ、切嗣の尋問によりアジトを自白。最期は昏倒したままランサー排除の謀略に利用され、ケイネスと共に射殺された。

バーサーカー陣営
間桐桜
遠坂時臣の娘で凛の妹。古くからの盟約により時臣によって、間桐家の養子に出され、間もなく遠坂家とは全く異なった虐待ともいえる間桐特有の魔術の鍛錬を受け、容貌は著しく変わってしまった。雁夜が目の前で無様に死ぬのを見たことで、逆に、いっそう間桐の家に縛られることになる。

雑記



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このページへのコメント

1是摺%2527%2522

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Posted by 1 2025年10月28日(火) 19:13:47
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