お叱りを受け

■Revin

 他者から責任追及や非難を浴びた時に用いられるかわし言葉。

 ただし、社会的に重い責任から逃れる時よりも、比較的軽いものに使われる(例えば死者を出したJRの脱線事故において、重役が記者会見で「皆様からのお叱りを真摯に受けとめ、体制を改めようと思います」などと言おうものなら、「何がお叱りだ」と激昂されてしまうだろう)。

 卑近な例を挙げるなら、勘違い?から来る批判や中傷などを謝罪する時などが最適だろう(HP上の日記で人を攻撃してしまったが、その攻撃が言いがかりであったことなどを指摘されている管理人を思い浮かべればよい)。
 この言葉を用いることで、素人の下手なオリジナルの言い訳よりは閲覧者の溜飲を下げることができる。「自分にとっては耳に心地よくない意見だから普通なら嫌に思う、隙あらば反論しようという所を、私は真摯に受け止めている」とアピールすることができ、「お叱り」と上品に述べることで攻撃してきた側の顔も立て、そのまま我を通して支離滅裂になるよりは比較的浅い傷で済ませることができる。

 大衆は出る杭を激しく打つが、自分より弱いと表明する者には突然優しくなるので、実際にこの言葉は有効なかわし方として通用している。
2006年05月07日(日) 01:53:52 Modified by revinmoon




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