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【定義】

釈尊正法眼蔵を摩訶迦葉尊者に付属する際に、合わせて付属された金襴衣?のこと。或いは五祖弘忍が六祖慧能に伝法の証として授けた袈裟のこと。或いは授ける行いそのもの。
伝法と同義で用いられる。師からの大法を嗣ぐ際に「衣鉢を嗣ぐ」などという。
道元禅師の『正法眼蔵』の巻名の一。95巻本では13巻、75巻本では32巻。仁治元年(1240)10月、宇治興聖寺にて示衆。12巻本の「袈裟功徳」巻との関連も指摘できる。

【内容】

釈尊正法眼蔵を付属する際に、合わせて金襴衣を授けたことは、以下のような場面として描かれる。
世尊、霊山百万衆前に在って、拈華瞬目す。迦葉、破顔微笑す。世尊、衆に告げて曰く「吾有、正法眼蔵涅槃妙心、摩訶迦葉に付属す。将来、流布して、断絶せしめること勿れ。仍て、金縷僧伽梨衣を以て迦葉に付す」と。 『玄和尚頌古』第1則

J々祖々が正伝してきた袈裟について、五祖弘忍と六祖慧能の説話を採り上げながら、インド以来中国に達磨大師が伝え、そして六祖慧能が伝えたことを示しながら、たとえ帝王であっても仏衣を尊重すべきであることが説かれた。そして、同様に出家者であっても袈裟を重んじることを示し、特に舎利信仰を批判したことは、日本達磨宗との関連も留意すべきである。
いまの愚人、おほく舎利はおもくすといへども、袈裟をしらず、護持すべきとしれるもまれなり。

そして、仏祖が重んじるべき袈裟の種類を示しながら、「搭袈裟法」や袈裟の作り方、「浣袈裟法?」「十種糞掃衣?」を示し、末尾の奥書に中国で「搭袈裟偈」を聞いたことなどを示されている。

同巻は、ほぼ「袈裟功徳」巻と同一の内容だが、「仏衣」の正伝や制作に関して、まさに証上の説示である。

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