曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

僧堂の中央に安置されている聖僧に給仕する侍者であり、侍聖とも。
その後、住持人出堂す〈次に放参鐘?を打つなり〉。住持人椅子を下り、聖僧問訊する時、聖僧侍者は槌辺より退いて、身を聖僧の帳の後に避け、住持をして見せしむること莫れ。 『赴粥飯法

【内容】

江戸時代の学僧・面山瑞方禅師が、「聖僧侍者」の意義について詳しく書いているので、確認しておきたい。
聖僧侍者 聖僧侍者は日日聖僧に給仕を専要とし、傍に堂中の供過洒掃をもかね勤む、毎日聖僧に点灯し、晨朝に搭袈裟、浄水を献じ、粥飯の二時に上供、食畢に下堂、槌を打す、住持行香、聖僧に礼拝の時、磬を打す、開浴の日、紙箒を以て聖僧の御身の微塵を掃ひ、龕内を払拭し、香炉を点浄し、華瓶の萎花を改め添水す、朔望及び三八の日も火炉燭を厳浄す、聖僧諷経六供具?を備ふ、常に香炉火を活て慎護すべし、聖僧に拝具の香菓等あるは、皆侍聖の所得なり、ただ散銭は収筒し、庫司にて、聖僧の事に使用す、常に維那承順和会して務む、僧堂坐位公界の席は、堂頭侍者の末に列す、 『洞上僧堂清規行法鈔』巻5「列職」項

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