【定義】
古来存在した礼拝法で、坐具を展き6度礼拝すること。
なお、道元禅師が伝えた『仏祖正伝菩薩戒作法』にも「六拝」の義が見え、また、『宝慶記』第31問答では、如浄禅師の教示を受けた道元禅師が「道元、礼拝す〈六拝なり〉」とあって、六拝でもって謝拝したことが伝わっている。
古来存在した礼拝法で、坐具を展き6度礼拝すること。
しるべし、礼拝は正法眼蔵なり、正法眼蔵は大陀羅尼なり。請益のときの拝は、近来おほく頓一拝をもちいる、古儀は三拝なり。法益の謝拝、かならずしも九拝・十二拝にあらず、あるひは三拝、あるひは触礼一拝なり、あるひは六拝あり。ともにこれ稽首拝なり。西天にはこれらを、最上礼拝となづく。あるひは六拝あり、頭をもて地をたたく。いはく、額をもて地にあててうつなり、血のいづるまでもす。これにも展坐具せるなり。一拝・三拝・六拝、ともに額をもて地をたたくなり。あるひはこれを頓首拝となづく。 『正法眼蔵』「陀羅尼」巻
なお、道元禅師が伝えた『仏祖正伝菩薩戒作法』にも「六拝」の義が見え、また、『宝慶記』第31問答では、如浄禅師の教示を受けた道元禅師が「道元、礼拝す〈六拝なり〉」とあって、六拝でもって謝拝したことが伝わっている。
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