地質学・地球物理学によって明らかにされていく地球の歴史と、聖書創世記の記述はまったく一致するところがない。それを解釈という形で一致させようという動きが地学の発展とともに始まった。
コンコーディズム(調和主義): 神の言葉である聖書と神の作品である自然は一致するはずだという仮定。すなわち、それらは同じ物語を違った言葉で語ったもの。これを概観する。
1960年頃までには力尽きた、聖書の記述と科学を一致させる聖書解釈たるコンコーディズム。その後は、本気と言うより遊びのようなものが散見される。その中から、コンコーディズムの歴史をまとめたYoung本人の作品と、アクロバチックな解釈を行ったStokesをご紹介する。