18年10月18日 総会 議事録
議事録1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
第1回 教育再生会議 議事録
議事次第
日時:平成18年10月18日(水)8:45〜9:48
場所:総理官邸大会議室
1.開 会
2.安倍内閣総理大臣挨拶
3.伊吹文部科学大臣挨拶
4.野依座長挨拶
5.討 議
6.閉 会
(報道関係者入室)
○山谷総理補佐官 おはようございます。ただいまから第1回「教育再生会議」を開会させていただきます。議事進行を務めさせていただきます、内閣総理大臣補佐官の山谷えり子でございます。委員の皆様方におかれましては、御多忙のところ御出席を賜りまして、誠にありがとうございます。
まず、会議の開催に当たり、安倍内閣総理大臣からごあいさつをいただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。
○安倍総理 おはようございます。第1回「教育再生会議」の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
私は日本を美しい国にしていきたいと申し上げております。日本を活力とチャンスと優しさに満ちあふれ、世界に開かれた国にしていきたいと申し上げております。
第1番目は、歴史、伝統、自然、文化を大切にする国であります。
第2番目は、自由を基盤に規律を知る、凛とした国であります。
第3番目は、成長するエネルギーを持ち続ける国であります。
第4番目は、世界から信頼され、敬愛され、そして愛される、リーダーシップのある国であります。
そういう国を目指していきたいと考えております。そうした国をつくっていくための基盤は教育になるわけであります。志ある国民を育て、品格ある国家、社会をつくっていかなければならないと考えている次第でございます。その中で、教育の再生は極めて重要な課題であると認識しております。
このため、本日お集まりをいただきました皆様方、大変お忙しい中お引き受けをいただきましたことを、本当に感謝申し上げる次第でございます。この教育再生会議を私の下に設置することになりまして、そのことに対しまして御理解をいただきましたことを、重ねて御礼を申し上げます。
まさに、我が国の英知を結集したものになっていると自負しているところでございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
この機会に教育再生に向けて、皆様方に御検討をお願いしたい点につきまして、私の考えを述べさせていただきたいと思います。
まず教育再生の最終的な大目標として、すべての子どもに高い学力と規範意識を身に付ける機会を保障することであります。そのために、公教育の再生や、家庭・地域の教育力の再生が重要であると考えております。
具体的には、まず第一に質の高い教育を提供し、学力の向上を図る方策を御検討願いたいと存じます。必要な授業時間数を十分に確保し、基礎的な学力を確実に身に付けさせることが必要であります。
また、教員の質の向上に向けて、教員免許の更新制度を導入するとともに、学校同士が切磋琢磨し、学校運営をより良くするため、外部評価を含めた学校評価制度の導入が必要と考えております。
第二に、規範意識や情操を身に付けた、「美しい人づくり」のための方策を御議論いただきたいと考えております。体験活動や奉仕活動を行ったり、読書に親しんだりすることにより、人間性や社会性を磨くことが必要であると考えております。基本的な生活習慣を身に付け、学校の規律を確立することが求められております。
更に、我が国の伝統や分野について学ぶことも重要であります。
第三に、家庭や地域の教育力を高め、だれもが「家族、ふるさと、このすばらしきもの」と思えるよう、地域ぐるみの教育を再生するための方策を御検討いただきたいと考えております。
子どもを育む家庭や地域の大人の在り方、すなわち子育てや働き方、企業の在り方なども含め、政府全体、社会全体として取り組むべき事項についても取り上げていただきたいと思います。
以上、私の考えの一端を申し述べさせていただきましたが、このような施策を着実に実行し、教育再生に全力で取り組みながら、更に大学・大学院の国際競争力の強化など、我が国が未来に向かって成長する基盤づくりに取り組みたいと考えております。皆様方から、これ以外のテーマにつきましても御提起いただければ幸いに存じます。
21 世紀の日本にふさわしい教育体制を構築して、美しい国づくりを実現するため、幅広い視野から教育再生のための抜本的な施策を検討していただきたいとお願い申し上げる次第であります。
教育再生会議の座長には、野依良治さんに、また座長代理には池田守男さんにお引き受けいただくことで御快諾をいただきましたので、よろしくお願い申し上げます。
また、この会議の事務局長は、先ほどごあいさつされましたが、私の補佐官の山谷えり子さんが務めます。また、担当室長に義家弘介さんにお引き受けをいただいたところでございます。
私は、教育再生会議における議論の成果を踏まえ、国づくりの重要な基礎となる教育再生の推進に全力で取り組む所存でございます。
皆様方におかれましても、本当にお忙しい中、万障お繰り合わせをいただき、時間を割いていただいているところでございますが、どうかこの会議を通じまして、皆様方の御経験、また御見識を基本に御議論を深めていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
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第1回 教育再生会議 議事録
議事次第
日時:平成18年10月18日(水)8:45〜9:48
場所:総理官邸大会議室
1.開 会
2.安倍内閣総理大臣挨拶
3.伊吹文部科学大臣挨拶
4.野依座長挨拶
5.討 議
6.閉 会
(報道関係者入室)
○山谷総理補佐官 おはようございます。ただいまから第1回「教育再生会議」を開会させていただきます。議事進行を務めさせていただきます、内閣総理大臣補佐官の山谷えり子でございます。委員の皆様方におかれましては、御多忙のところ御出席を賜りまして、誠にありがとうございます。
まず、会議の開催に当たり、安倍内閣総理大臣からごあいさつをいただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。
○安倍総理 おはようございます。第1回「教育再生会議」の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
私は日本を美しい国にしていきたいと申し上げております。日本を活力とチャンスと優しさに満ちあふれ、世界に開かれた国にしていきたいと申し上げております。
第1番目は、歴史、伝統、自然、文化を大切にする国であります。
第2番目は、自由を基盤に規律を知る、凛とした国であります。
第3番目は、成長するエネルギーを持ち続ける国であります。
第4番目は、世界から信頼され、敬愛され、そして愛される、リーダーシップのある国であります。
そういう国を目指していきたいと考えております。そうした国をつくっていくための基盤は教育になるわけであります。志ある国民を育て、品格ある国家、社会をつくっていかなければならないと考えている次第でございます。その中で、教育の再生は極めて重要な課題であると認識しております。
このため、本日お集まりをいただきました皆様方、大変お忙しい中お引き受けをいただきましたことを、本当に感謝申し上げる次第でございます。この教育再生会議を私の下に設置することになりまして、そのことに対しまして御理解をいただきましたことを、重ねて御礼を申し上げます。
まさに、我が国の英知を結集したものになっていると自負しているところでございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
この機会に教育再生に向けて、皆様方に御検討をお願いしたい点につきまして、私の考えを述べさせていただきたいと思います。
まず教育再生の最終的な大目標として、すべての子どもに高い学力と規範意識を身に付ける機会を保障することであります。そのために、公教育の再生や、家庭・地域の教育力の再生が重要であると考えております。
具体的には、まず第一に質の高い教育を提供し、学力の向上を図る方策を御検討願いたいと存じます。必要な授業時間数を十分に確保し、基礎的な学力を確実に身に付けさせることが必要であります。
また、教員の質の向上に向けて、教員免許の更新制度を導入するとともに、学校同士が切磋琢磨し、学校運営をより良くするため、外部評価を含めた学校評価制度の導入が必要と考えております。
第二に、規範意識や情操を身に付けた、「美しい人づくり」のための方策を御議論いただきたいと考えております。体験活動や奉仕活動を行ったり、読書に親しんだりすることにより、人間性や社会性を磨くことが必要であると考えております。基本的な生活習慣を身に付け、学校の規律を確立することが求められております。
更に、我が国の伝統や分野について学ぶことも重要であります。
第三に、家庭や地域の教育力を高め、だれもが「家族、ふるさと、このすばらしきもの」と思えるよう、地域ぐるみの教育を再生するための方策を御検討いただきたいと考えております。
子どもを育む家庭や地域の大人の在り方、すなわち子育てや働き方、企業の在り方なども含め、政府全体、社会全体として取り組むべき事項についても取り上げていただきたいと思います。
以上、私の考えの一端を申し述べさせていただきましたが、このような施策を着実に実行し、教育再生に全力で取り組みながら、更に大学・大学院の国際競争力の強化など、我が国が未来に向かって成長する基盤づくりに取り組みたいと考えております。皆様方から、これ以外のテーマにつきましても御提起いただければ幸いに存じます。
21 世紀の日本にふさわしい教育体制を構築して、美しい国づくりを実現するため、幅広い視野から教育再生のための抜本的な施策を検討していただきたいとお願い申し上げる次第であります。
教育再生会議の座長には、野依良治さんに、また座長代理には池田守男さんにお引き受けいただくことで御快諾をいただきましたので、よろしくお願い申し上げます。
また、この会議の事務局長は、先ほどごあいさつされましたが、私の補佐官の山谷えり子さんが務めます。また、担当室長に義家弘介さんにお引き受けをいただいたところでございます。
私は、教育再生会議における議論の成果を踏まえ、国づくりの重要な基礎となる教育再生の推進に全力で取り組む所存でございます。
皆様方におかれましても、本当にお忙しい中、万障お繰り合わせをいただき、時間を割いていただいているところでございますが、どうかこの会議を通じまして、皆様方の御経験、また御見識を基本に御議論を深めていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
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2007年06月01日(金) 05:30:13 Modified by ID:TNMLgl6FKA