18年11月8日 第1・2分科会 議事録
議事録1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
第1回学校再生分科会
第1回規範意識・家族・地域教育再生分科会 議事録
議事次第
日時:平成18年11月8日(水)8:29〜10:30
場所:虎ノ門パストラルホテル
1.開 会
2.合同分科会
(1)現場派遣報告等
(2)討 議
3.第1分科会
(1)討 議
4.第2分科会
(1)討 議
5.閉 会
○池田座長代理 皆さん、おはようございます。
時間前ではございますけれども、おそろいでございますので、ただいまから「教育再生会議」の第1回分科会を開催させていただきたいと思います。
委員の皆様方におかれましては、大変御多忙の中にもかかわりませず、このように御出席をいただきまして、ありがとうございます。
本日は、第1分科会と第2分科会を合同で開催させていただく形になっております。
後ほど、第1分科会のテーマ、第2分科会のテーマそれぞれに分けて御議論をいただくわけでありますが、それまでは、私の方で司会進行を務めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
(報道関係者退室)
○池田座長代理 それでは、これから議事に入らせていただきます。
まず、分科会の公開の方法でございますが、全体会議と同じように、会議の傍聴は御遠慮いただき、会議終了後、記者に対しまして、各分科会の主査よりブリーフィングを行わせていただくとともに、議事要旨、そして議事録によって、会議の内容を公開いたしたいと考えておりますので、何分ともよろしく御理解のほどをお願いいたしたいと思います。
それでは、山谷総理補佐官より、10 月25 日の福岡への「再生会議委員の現場派遣」の結果について御報告をいただきたいと思います。
○山谷総理補佐官 おはようございます。
去る10 月25 日「教育再生会議」としての現場派遣の一環として、義家委員とともに、中学生が遺書を残して自殺するという事件が起きた、福岡県筑前町に行ってまいりました。
今回の現場派遣には、小渕文部科学大臣政務官も一緒にまいりました。
現地では、御遺族、学校長、町の教育委員会、県の教育委員会からそれぞれお話を伺い、実情把握を行いました。
御遺族からは、このような痛ましい事件は二度と起きないようにしてほしいとの強い要望を受けたところでございます。子どもたちは逃げることができない、真相究明をしてほしい、国が関わってほしい、お花を机の上に置こうとしても、そのお花すら置かせてもらえなかったというようなことも報告を受けております。
また、御遺族、学校、教育委員会のお話によると、生徒がいじめられていたことは事前には気がついていなかったということでございます。校長は、毎週、運営委員会を開いていたけれども、報告はなかった。また、この段階でいじめとは断定していない。ある人間を特定して犯人探しをすることは学校としてはいけないというような発言がございました。
町の教育委員会といたしまして、国として調査があっていいのではないかと感じていると、途方に暮れたような表情でおっしゃられておりました。
関係者から伺ったお話も踏まえて、今後の教育再生会議における議論に生かしていかなければならないと感じた幾つかの点を御報告させていただきます。
第1に、学校において、いじめの早期発見・早期対応が確実になされるような指導体制にすることが大事だと思っております。
第2に、子どもは逃げることができません。教師に、いじめを見抜き、解決できる力量を身に付けてもらわなければなりません。いじめ問題の観点からも、教員の資質能力の向上や、教員評価を考えていかなければならないと考えています。
第3に、日ごろから学校と家庭との相互の連携が適切になされることが大切です。また、学校で事件や事故が起きた際にも、家庭と学校との連絡が丁寧になされることが重要と考えます。
第4に、学校で事件が発生した場合、教育委員会が、学校に対してきちんとした指導を行うことや、御家庭に対して、丁寧に対応し、必要な支援をするなど、責任ある対応をしていくことが重要です。教育委員会の在り方は今後よく議論していく必要があると考えます。
第5に、このような事件が起きた場合に、その真相究明をどのように行うかが課題と考えます。真相究明は、学校や教育委員会の責任で行うべきか、国の支援が必要かなど検討すべき点があると考えております。
ちなみに、東京都の教育委員会は、10 月26 日に教職員の懲戒処分というものの基準に、いじめの項目を追加いたしました。児童・生徒へのいじめ、または児童・生徒間のいじめへの加担、もしくは助長を行った場合や、隠ぺいや常習性がある場合、免職、停職、減給、戒告というようなことを、10 月26 日に東京都の教育委員会は入れ込んでおります。
児童・生徒の保護者にとって、学校が安全な環境であること、教室の規律を高めて生徒が集中して学べる学校、責任ある体制づくりというのが、この会議の大切な検討項目と考えますので、どうぞ皆様、具体的な提案をいただきたいと思います。
以上、御報告申し上げました。今後の御議論の参考にしていただければ幸いでございます。
○池田座長代理 ありがとうございました。続きまして、事務局から最近大きな問題となっております、高等学校における未履修問題につきまして御説明をさせていただきます。
議事録1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
第1回学校再生分科会
第1回規範意識・家族・地域教育再生分科会 議事録
議事次第
日時:平成18年11月8日(水)8:29〜10:30
場所:虎ノ門パストラルホテル
1.開 会
2.合同分科会
(1)現場派遣報告等
(2)討 議
3.第1分科会
(1)討 議
4.第2分科会
(1)討 議
5.閉 会
○池田座長代理 皆さん、おはようございます。
時間前ではございますけれども、おそろいでございますので、ただいまから「教育再生会議」の第1回分科会を開催させていただきたいと思います。
委員の皆様方におかれましては、大変御多忙の中にもかかわりませず、このように御出席をいただきまして、ありがとうございます。
本日は、第1分科会と第2分科会を合同で開催させていただく形になっております。
後ほど、第1分科会のテーマ、第2分科会のテーマそれぞれに分けて御議論をいただくわけでありますが、それまでは、私の方で司会進行を務めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
(報道関係者退室)
○池田座長代理 それでは、これから議事に入らせていただきます。
まず、分科会の公開の方法でございますが、全体会議と同じように、会議の傍聴は御遠慮いただき、会議終了後、記者に対しまして、各分科会の主査よりブリーフィングを行わせていただくとともに、議事要旨、そして議事録によって、会議の内容を公開いたしたいと考えておりますので、何分ともよろしく御理解のほどをお願いいたしたいと思います。
それでは、山谷総理補佐官より、10 月25 日の福岡への「再生会議委員の現場派遣」の結果について御報告をいただきたいと思います。
○山谷総理補佐官 おはようございます。
去る10 月25 日「教育再生会議」としての現場派遣の一環として、義家委員とともに、中学生が遺書を残して自殺するという事件が起きた、福岡県筑前町に行ってまいりました。
今回の現場派遣には、小渕文部科学大臣政務官も一緒にまいりました。
現地では、御遺族、学校長、町の教育委員会、県の教育委員会からそれぞれお話を伺い、実情把握を行いました。
御遺族からは、このような痛ましい事件は二度と起きないようにしてほしいとの強い要望を受けたところでございます。子どもたちは逃げることができない、真相究明をしてほしい、国が関わってほしい、お花を机の上に置こうとしても、そのお花すら置かせてもらえなかったというようなことも報告を受けております。
また、御遺族、学校、教育委員会のお話によると、生徒がいじめられていたことは事前には気がついていなかったということでございます。校長は、毎週、運営委員会を開いていたけれども、報告はなかった。また、この段階でいじめとは断定していない。ある人間を特定して犯人探しをすることは学校としてはいけないというような発言がございました。
町の教育委員会といたしまして、国として調査があっていいのではないかと感じていると、途方に暮れたような表情でおっしゃられておりました。
関係者から伺ったお話も踏まえて、今後の教育再生会議における議論に生かしていかなければならないと感じた幾つかの点を御報告させていただきます。
第1に、学校において、いじめの早期発見・早期対応が確実になされるような指導体制にすることが大事だと思っております。
第2に、子どもは逃げることができません。教師に、いじめを見抜き、解決できる力量を身に付けてもらわなければなりません。いじめ問題の観点からも、教員の資質能力の向上や、教員評価を考えていかなければならないと考えています。
第3に、日ごろから学校と家庭との相互の連携が適切になされることが大切です。また、学校で事件や事故が起きた際にも、家庭と学校との連絡が丁寧になされることが重要と考えます。
第4に、学校で事件が発生した場合、教育委員会が、学校に対してきちんとした指導を行うことや、御家庭に対して、丁寧に対応し、必要な支援をするなど、責任ある対応をしていくことが重要です。教育委員会の在り方は今後よく議論していく必要があると考えます。
第5に、このような事件が起きた場合に、その真相究明をどのように行うかが課題と考えます。真相究明は、学校や教育委員会の責任で行うべきか、国の支援が必要かなど検討すべき点があると考えております。
ちなみに、東京都の教育委員会は、10 月26 日に教職員の懲戒処分というものの基準に、いじめの項目を追加いたしました。児童・生徒へのいじめ、または児童・生徒間のいじめへの加担、もしくは助長を行った場合や、隠ぺいや常習性がある場合、免職、停職、減給、戒告というようなことを、10 月26 日に東京都の教育委員会は入れ込んでおります。
児童・生徒の保護者にとって、学校が安全な環境であること、教室の規律を高めて生徒が集中して学べる学校、責任ある体制づくりというのが、この会議の大切な検討項目と考えますので、どうぞ皆様、具体的な提案をいただきたいと思います。
以上、御報告申し上げました。今後の御議論の参考にしていただければ幸いでございます。
○池田座長代理 ありがとうございました。続きまして、事務局から最近大きな問題となっております、高等学校における未履修問題につきまして御説明をさせていただきます。
議事録1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
2007年05月31日(木) 11:34:04 Modified by nipponkamoshjka