18年11月8日 第1・2分科会 議事録5
議事録1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
○池田座長代理 どうもありがとうございました。大変多くの資料を一挙に説明していただきまして、恐縮でございますけれども、これからの討議の御参考にしていただきながら、御意見をお述べいただければ大変ありがたいと思っております。
なお、私の方から1点御説明させていただきますが、昨日、第1回の運営委員会を開催させていただきました。御承知のように、この運営委員会は、座長、座長代理、第1・第2・第3分科会の主査・副主査をメンバーとさせていただいております。一部の方は急でございましたので御欠席でございましたけれども、第1回の会合を開催させていただいたわけでございます。そこで、いろいろ討議をさせていただきました中身を、簡単ではございますけれども、御紹介をさせていただきたいと思います。
一つの問題点としましては、これから第1次報告に向けて各分科会でいよいよ審議が始まるわけでございますけれども、今後の具体的な各論の審議をすすめる上での前提と申しますか、教育再生が目指す理念、あるいはゴールのイメージといったものをまず共有する必要があるのではなかろうか。そういう御意見をいただいております。この御意見につきましては、既に本会議におきましても多くの方々からそういう問題提起をされております。
本来でございますれば、この件を優先すべきであろうと私は思うわけでございますけれども、しかし、直近で対応すべき問題が山積いたしております。従いまして、このゴールのイメージ、あるいは理念と申しますものは、この分科会で討議をさせていただく流れの中で、この問題につきましても御意見をいただきながら、それをより厚いものにしていくべきではなかろうかというふうに感じさせられております。
特に、理念につきましては、今も山谷補佐官から御案内もございましたように、安倍総理が第1回の会合におきまして述べられております。これが理念の中核であろうと思っております。
資料3の2ページ目にございます「教育の目的は、志ある国民を育て、品格ある国家、社会をつくることである。家族、地域、国、そして命を大切にする、豊かな人間性と創造性備えた規律ある人間の育成」である。あと、縷々、理念的なものは述べられております。
こういうことを骨格にいたしまして、これから各論を論議する上において個々の肉づけをしていく。そういう方法もあるのではないかと思っておりますので、この点につきましての御意見もいただければ大変ありがたいと思っております。
それから、各論を検討する上においての基本的な考え方。これは運営委員会で討議をしましたものを7つほどにまとめさせていただいております。これは資料はございませんけれども、お聞きいただければと思います。
その1項目が、日本社会全体の構造改革が進んでいる中で、教育の世界のガバナンスについても、これを根本的に見直す必要があるのではないか。
2点目としまして、改革の内容について抽象的な議論を行うだけでなく、具体的な項目について行動計画を策定し、迅速に実行していくことが重要ではなかろうか。
3点目としまして、当面のいじめの問題、未履修問題への対応を含め、教育委員会の在り方について全面的な見直しが必要ではなかろうか。
4点目としまして、教員の養成、任用、評価の在り方については抜本的な改革が必要ではなかろうか。
5点目としまして、教師については指導力不足教員への厳格な対応と、多くの優れた教師を励ましていく視点が重要ではなかろうか。
6点目は、学力の問題につきましては必要な授業時間数の確保等のカリキュラムの見直し等により、すべての子どもの学力向上を図るとともに、同時に、国際的な水準に照らし、リーダーを育てていく視点も重要ではなかろうか。この観点から、初等中等教育は勿論のこと、高等教育につきましても検討を行う必要があるのではなかろうか。
最後の7点目でございますけれども、これは既に皆さんが言われているとおり、教育再生は学校だけの問題ではなく、家庭、地域、産業、企業、マスコミなど、全国民が当事者意識を持って、これに取り組むべきものではなかろうか。
こういった点を、基本的な考え方としてまとめさせていただいております。こういった視点に立ちまして、また御意見もちょうだいいたしたいと思っているわけでございます。
それでは、当面の問題でございますいじめの問題、それから、科目の未履修問題につきまして、今回はこういう第1・第2分科会の共通の問題でもあろうと思いますので、しばらくの時間は合同会議という形で御意見をちょうだいいたすことができればと思っております。当然のことでございますけれども、第1分科会は学校、教育委員会の在り方という問題が直接的な課題でございますし、第2分科会におきましては、学校と家庭、地域との連携、受験体制など社会体制の問題にも関わることでございますので、これは第2分科会全体にもつながることでございます。
そういったことで、しばらくのお時間と申しましても25〜30 分程度と限られた時間でございますが、いじめの問題と未履修問題につきまして重点的に御意見をちょうだいいたすことができればと思います。
それでは、御自由に御発言をいただければと思います。
白石さん、どうぞ。
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○池田座長代理 どうもありがとうございました。大変多くの資料を一挙に説明していただきまして、恐縮でございますけれども、これからの討議の御参考にしていただきながら、御意見をお述べいただければ大変ありがたいと思っております。
なお、私の方から1点御説明させていただきますが、昨日、第1回の運営委員会を開催させていただきました。御承知のように、この運営委員会は、座長、座長代理、第1・第2・第3分科会の主査・副主査をメンバーとさせていただいております。一部の方は急でございましたので御欠席でございましたけれども、第1回の会合を開催させていただいたわけでございます。そこで、いろいろ討議をさせていただきました中身を、簡単ではございますけれども、御紹介をさせていただきたいと思います。
一つの問題点としましては、これから第1次報告に向けて各分科会でいよいよ審議が始まるわけでございますけれども、今後の具体的な各論の審議をすすめる上での前提と申しますか、教育再生が目指す理念、あるいはゴールのイメージといったものをまず共有する必要があるのではなかろうか。そういう御意見をいただいております。この御意見につきましては、既に本会議におきましても多くの方々からそういう問題提起をされております。
本来でございますれば、この件を優先すべきであろうと私は思うわけでございますけれども、しかし、直近で対応すべき問題が山積いたしております。従いまして、このゴールのイメージ、あるいは理念と申しますものは、この分科会で討議をさせていただく流れの中で、この問題につきましても御意見をいただきながら、それをより厚いものにしていくべきではなかろうかというふうに感じさせられております。
特に、理念につきましては、今も山谷補佐官から御案内もございましたように、安倍総理が第1回の会合におきまして述べられております。これが理念の中核であろうと思っております。
資料3の2ページ目にございます「教育の目的は、志ある国民を育て、品格ある国家、社会をつくることである。家族、地域、国、そして命を大切にする、豊かな人間性と創造性備えた規律ある人間の育成」である。あと、縷々、理念的なものは述べられております。
こういうことを骨格にいたしまして、これから各論を論議する上において個々の肉づけをしていく。そういう方法もあるのではないかと思っておりますので、この点につきましての御意見もいただければ大変ありがたいと思っております。
それから、各論を検討する上においての基本的な考え方。これは運営委員会で討議をしましたものを7つほどにまとめさせていただいております。これは資料はございませんけれども、お聞きいただければと思います。
その1項目が、日本社会全体の構造改革が進んでいる中で、教育の世界のガバナンスについても、これを根本的に見直す必要があるのではないか。
2点目としまして、改革の内容について抽象的な議論を行うだけでなく、具体的な項目について行動計画を策定し、迅速に実行していくことが重要ではなかろうか。
3点目としまして、当面のいじめの問題、未履修問題への対応を含め、教育委員会の在り方について全面的な見直しが必要ではなかろうか。
4点目としまして、教員の養成、任用、評価の在り方については抜本的な改革が必要ではなかろうか。
5点目としまして、教師については指導力不足教員への厳格な対応と、多くの優れた教師を励ましていく視点が重要ではなかろうか。
6点目は、学力の問題につきましては必要な授業時間数の確保等のカリキュラムの見直し等により、すべての子どもの学力向上を図るとともに、同時に、国際的な水準に照らし、リーダーを育てていく視点も重要ではなかろうか。この観点から、初等中等教育は勿論のこと、高等教育につきましても検討を行う必要があるのではなかろうか。
最後の7点目でございますけれども、これは既に皆さんが言われているとおり、教育再生は学校だけの問題ではなく、家庭、地域、産業、企業、マスコミなど、全国民が当事者意識を持って、これに取り組むべきものではなかろうか。
こういった点を、基本的な考え方としてまとめさせていただいております。こういった視点に立ちまして、また御意見もちょうだいいたしたいと思っているわけでございます。
それでは、当面の問題でございますいじめの問題、それから、科目の未履修問題につきまして、今回はこういう第1・第2分科会の共通の問題でもあろうと思いますので、しばらくの時間は合同会議という形で御意見をちょうだいいたすことができればと思っております。当然のことでございますけれども、第1分科会は学校、教育委員会の在り方という問題が直接的な課題でございますし、第2分科会におきましては、学校と家庭、地域との連携、受験体制など社会体制の問題にも関わることでございますので、これは第2分科会全体にもつながることでございます。
そういったことで、しばらくのお時間と申しましても25〜30 分程度と限られた時間でございますが、いじめの問題と未履修問題につきまして重点的に御意見をちょうだいいたすことができればと思います。
それでは、御自由に御発言をいただければと思います。
白石さん、どうぞ。
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2007年05月31日(木) 11:32:47 Modified by nipponkamoshjka