思いついたことをつらつら

  • 口コミは1件あたりの影響力を持つ範囲が狭い、という弱点を持つが、人の集まり――コミュニティの中にあることにより、これを補うことができる。
  • 引用「クチコミを使ったサービスの基本は、会員同士の直接のコミュニケーションでなく、@cosmeを介して行われるクチコミの投稿・参照を通じた、間接的な情報交換である。この「荒れ」を防止する仕組みは同サイトが信頼を得る大きな理由だといえ、また、サイトに集積されるデータは、アイスタイルが行うビジネスの柱である」
    「例えば、映画の掲示板に匿名のユーザーから10個のレビューがあったとしても、それは奥行きのない単なる10個のレビューでしかない。しかし、ブログのように個性が見える場から集めた10個のレビューからは、「熱烈なSFマニアからの評価が特に高い」、「主演女優のファンは高評価だが、他からは不評」のように奥行きのある情報が読み取れる。@cosmeにおいては「年齢」や「肌質」といった項目が評者の個性を明確に示し、評価に奥行きを与えている。」
    本文

  • 雑誌コミュニティとしてのSNS、FUDGE Networkと、mixi内公認雑誌コミュニティの裏プシコ。参加人数が同等であり、独立したSNSの運営と既存SNSでのコミュニティの違いがあるため、比較しやすいかも。

  • SNSマーケティングにおいては、消費者を消費者とみなさないことが成功の鍵だと思う(パートナーというポジション感覚に近い扱いでなければならない)。とにかく、居心地の良さを生み出せなければ定住はしない。企業の庭で遊ぶ道具をもらって遊ぶわけだから、相当メリットがなければ。複数のSNSに登録して比較する人も多い。選ぶ基準は人それぞれ。今はmixiの人の多さが情報の多さにつながり上手く活性化につながっている状態。今後はmixiをポータルとして、他のSNSを紹介してもらうケースが増えそう。人の多さのメリット・デメリットを自覚してSNSを使い分ける時期にきている。

  • 参加者の温度差は、どうしても生まれる。8:2の法則? 2割の人がヒートアップ。

  • ユーザとのダイレクトなつながりをどれだけ生かすことが出来るかが、SNSマーケティングのポイント。

  • ブログは情報発信、SNSはネットワーク

  • 参加方法と参加者数
人数\参加方法登録制招待制
ネットワーク機能が弱く活性化が難しい
高い満足度を提供できれば人数は増える
連帯感、共有感が生まれる
知人同士の小規模なつながり
仲良しであり、信頼性が高い。
テーマ次第では人が芋ズル式に増える。
信頼が薄い。
コミュニケーションは活発化。
責任を伴わない自由度の増加
勝手な振る舞いをする人が現れやすい
統制がとれなくなることも。
複雑なネットワークで活発な交流が起こる。
情報量が多いため、検索のヒット数も多い。
信用の崩壊が起こりうる。
人間関係のトラブルが発生しやすい

  • 人数が「少」から「多」に変わるということは、SNSにおいて人や情報を「集める」から「集まる」に変わっているということか。具体的な条件とは何か?

 登録制招待制
メリット入りたいときに気軽に入れる
人は増やしやすい
誰かとつながりのある状態からスタート
ある程度の信用が醸成される
デメリットスタートが孤独
初期ネットワーク機能が弱い
システムによっては信頼が薄い
人の集まりは悪い
初期からネットワーク機能が強い

  • 参加者数
 
メリット互いの距離が近い
ある程度の信頼と安心が生まれる
アットホーム
検索のヒット数あ上がる
コミュニケーションが活発化
新しい出会いがある
デメリット新しい出会いが少ない
投稿に対する反応が薄い
盛り上がりに欠ける
大都会と同じで信用できない側面
盛り上がる
秩序の統制が取りにくくなる

  • コミュニティとは、マーケティングとは何か。それがweb上でのものである場合、web上のものでない場合と何が違うのか。

  • 情報発信者のライフスタイルを確認できるので、情報自体の価値にメタ保障を加えて吟味ができる。

  • 要するにSNSが消費者の活動拠点になれば成功なんだろうなぁ…

  • ネットワークをミクロレベルから分析/マクロレベルから分析
    その結果の整合性はあるのか

  • 卒論のタイトルが「SNSマーケティングの成功要因」というのは言い張りすぎなんじゃないだろうか…。そんなのケースバイケースじゃないか!という結論に達しそうです。共通した要因を見つけられればいいのですが。今のところ、「SNSとしての成功」がある上で「マーケティングとしての活用」が起こると思うので、段階を踏んで条件を抽出していく予定。
    • SNSとしての成功要因
      • 参加方法としての「招待/登録」…どちらがいいとかではなく、その特徴を整理
      • ネットワーク力としての総参加数…多ければ良いというものではない
      • 参加者の満足度としての「ログイン頻度」と「書き込み率」

  • SNSはメトカフの法則に従うのか? 従う場合と従わない場合があるなら、その違いは何か。規模は関係するのか。

  • 推奨販売(サジェスト)がマニュアル的な発言であったり、店員のもっと買って欲しいという態度が前面に出ていたりすると効果は薄い。



  • 招待制をとるSNSに参加する人は、強い紐帯の友人・知人から紹介されるため、必然的に仲良しグループを形成しやすい。参加後のアクションによって弱い紐帯も可視化できるようになってくる。弱い紐帯の人を友人リストに加えるのには矛盾が生じる。友人リストは強い紐帯の証だからだ。弱いつながりの人と、強いつながりの人とを同じレベルでひとまとめにして扱うにはシステムが単純すぎるSNSが多い。今後はタブ機能なので友人管理が細分化していくことだろう。しかし、友人の差別化は現実レベルに近づくにつれ、リアルな揉め事が多発しそう。

  • ブログ・アフィリエイトの次はドロップシッピング?

  • 複数のSNSを利用している人が多い。メインの素の人格用、いつものメンバー同士の情報受発信に飽きたときの避難用、といった感じ?

  • 一つのSNSの中でもコミュニティの差別化戦略ができていないと、あいまいなのがぽこぽこできてコミュニケーション不全になる傾向がある。

  • バーナードの組織論/経営学講座より
    • 組織の三要素は共通目的、貢献意欲、コミュニケーション
    • 組織が存続するためには、組織と構成員との均衡関係、組織と環境との均衡関係が必要
    • 公式組織に対する非公式組織…非公式組織とはなにか協働して目的を達成しようという集まりではない。

この2つの組織で扱われるSNSの性質はどう異なる?
社内での利用は非公式が上手く公式を補完するシステムとなるか?
もしくは公式の増強に終わるのか?

  • 組織の五要素(『組織の盛衰』(堺屋太一著/PHP/1993)より)
    • 構成員
    • 共通の目的
    • 意志・規範(倫理と美意識の共通性)
    • 命令と役割
    • 共通の情報環境

  • 2003年のブログブームは2004年のSNSブームの追い風

  • コミュニティのサイズについて。少人数であれば、比較的アットホームな空間がつくられる傾向があり。20〜30人程度であれば全員に参加意欲があり、大規模になるにつれヘビーユーザーの発言が多くを占めたり、新参者の言葉が軽く扱われたりする場面がある。見ているだけにとどまるメンバーも少なくない。この流れは真の意味でコミュニケーションを取れているとはいえないのではないか。(2ちゃんで言うところの)ROM現象。

  • 「ロングテール現象」と「80:20の法則」
    新しいインターネット環境下では今まで死に筋だった商品が売れるようになっていくかもしれない?
    まだアカデミックな議論は行われてはいないが、SNSやブログのアフィーリエイトなのでの売り上げは3割と無視できない。口コミマーケティングの力で売れ筋商品以外の底上げが期待できそう。これ、どうかな…。

  • うーん。普通にネットワークの研究が必要。人がノードで、その関係がラインで現すことができるとして、そのラインの潜在能力で色々分類できそう?っていう研究がこれ

  • いろんなSMSが立ち上がって、新機能がどんどん開発されている。
    利用者の視点からは人間関係の細かい可視化が求められる傾向が強い。タグ機能など。一方、足跡や履歴が残ることで自由に閲覧できないという可視化の弊害もある。

  • ERPとSNSの組み合わせって実現してるの? 社内ソーシャル・ネットワーキングってことかな? システムとしてのERPと

  • SNSが生む「イノベーション」
    日本人がネットをさらに使いこなせるようになれば、業種や学校、職種の壁を破ったコミュニケーションが生まれ、それが新たなイノベーションにつながるという。
    「例えば、今まではメーカーの会議室でブレーンストーミングしながら決まっていた新しい技術が、SNSやブログを通じたコミュニケーションから生まれるかもしれない」(内藤課長補佐)――個人が集まって起こすイノベーションを、SNSが支援する、といった形を想定する。

  • Amazonのアフィリエイトを使ったレビュー機能←Amazonに直接書く書評と違い、「SNSの書評は“人ありき”なのが楽しい」。本と一緒に自分の人となりも知ってもらえ、興味ある人が読んだ本を知れる仕組み。

  • 人と人との出会いが生むシナジー

  • これからの時代は、分散的・独立的に立ち上がっていたソーシャルネットワーキングサービスを、利用者の視点から串刺し利用ができるソフトやツールが出てくると思う。SNSのかけもちやブログ、サイトの運営を一括管理?

  • 一つのSNS内でタグ機能やグループ管理機能で、知り合いの区別できるようにはなってきている。

  • 新しいSNSが今から参入するにはよほど斬新な機能を備えていないと難しいのではないか。

  • リアル知人を巻き込むための招待は面倒⇔個人登録制となるとスタートが孤独で長続きしないかも
2006年01月02日(月) 02:40:16 Modified by zin941_9x19




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