SNSとは。

<定義>


ウィキペディア

IT用語辞典 e-words
SNS『ソーシャルネットワーキングサイト(Social Networking Site)』
参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関係を広げることを目的に開設されたコミュニティ型のWebサイト。誰でも自由に参加できるサービスと、「既存の参加者からの招待がないと参加できない」というシステムになっているサービスがある。自分のプロフィールや写真を公開する機能や、新しくできた「友人」を登録するアドレス帳、友人に別の友人を紹介する機能、サイト内の友人のみ閲覧できる日記帳、友人間でのメッセージ交換に使う掲示板やカレンダーなどの機能が提供される。有料のサービスもあるが、多くは無料のサービスとなっており、サイト内に掲載される広告や、友人に本やCDなどの商品を推薦する機能を設け、そこから上がる売上の一部を紹介料として徴収するという収益モデルになっている。

アスキーデジタル用語辞典
SOCIAL NETWORK SERVICE
ソーシャルネットワークサービスの略。広く情報を公開する一般的なウェブサイト/ウェブコミュニティーとは異なり、すでに加入している人が紹介すること(ソーシャルネットワーク=現実社会でのつながり)で参加できる限定的な会員のみに情報を公開するシステムを指すことが多い。そのため、自分の“知り合いのグループ”と、知人の“知り合いのグループ”というネットワークごしに新しい交流が生まれる(ケースもある)。米国では米グーグル(Google)社が2004年1月にサービス開始した“Orkut(オーカット)”、日本では(株)イー・マーキュリーが2004年3月にβ versionとして提供を始めた“mixi(ミクシィ)”などが先鞭を付け、その後もさまざまなテーマを持つSNSが立ち上がっている。

ITmediaNEWSより 記事
SNSの定義はあいまいだ。100万ユーザーを抱える「mixi」がデファクトスタンダードとなっている国内では、mixiの特徴――既存ユーザーからの招待が必要で、友人同士がリンクでき、日記やプロフィールを公開できる――をそのままSNSととらえる向きが強い。しかし米国には多様なSNSがあり、一様には定義できないという。
SNS情報のニュースサイト「ソーシャルネットワーキング.jp」を運営する原田和英さんは、SNSを「個々にカスタマイズされたユーザーページ同士がネットワークでつながっているサイト」と定義。SNSと呼べるサービスは、世界に1000程度あると話す。
ユーザー数が最も多いのは、2003年に米国でスタートした「Friendster」で、約2000万人が利用していると言われている。米国には「MySpace」「Orkut」など、100万ユーザーを優に超えるサービスが乱立しており、複数サービスを利用する人も珍しくないという。
国内SNSも大小合わせると200前後あるというが、mixi以外は伸び悩んでいるのが現状だ。この理由を原田さんは「どのサービスも同じ機能しか提供していないため」と分析する。
“女性向け”“学生向け”などとユーザーを限定しているサービスもあるが、その中身は日記や掲示板、プロフィールなど、mixiと大差ないことが多い。ユーザー数で圧倒的優位に立ち、インタフェースも洗練されているmixiの独走は止まりそうにない。
米国では状況が異なる。「Friendster」「MySpace」などmixiと同じような総合型SNSもある一方、写真掲載に特化した「Flickr」や、企業と人材を仲介する「LinkedIn」、授業スケジュールを共有できる大学生向け「thefacebook」など、機能特化型SNSも人気。1人で4〜5サイトを掛け持ちする例も少なくないという。

IT情報マネジメント用語事典
ソーシャルネットワーキング・サービスSNS / social networking service
個人と個人のつながりを基盤として作られる人間関係のネットワーク(ソーシャルネットワーク)をオンライン上に構築して可視化し、そのつながりを管理、再構築、拡大する機能を提供するオンラインのサービスアプリケーション。
従来、インターネットにおけるコミュニケーションは匿名性が1つの特徴とされてきたが、これは自由である半面、信頼性の欠如という問題を抱えていた。これに対してSNSは、友人/親類/知人といった現実社会の既存の人間関係、信頼関係をベースに人的ネットワークを構築するというコンセプトが背景にある。
具体的な機能はサービス/サイトによって異なるが、参加者間でプロフィールや日記、ブログを公開する機能、「友人」を登録・管理する機能、「友人」をほかの参加者に紹介する機能、「友人」の「友人」をたどっていく機能、「友人」同士でのコミュニケーションのためのショートメッセージ交換/IM/電子掲示板/カレンダーなどの機能などがある。中には、メールやショートメッセージを誰にどのくらいの頻度で送ったか、誰のページに訪問したかといった参加者の活動から、ソーシャルネットワーク情報(人間関係の密度など)を常時更新し活用するシステムもある。
インターネット上に公開されているサービスサイトでは、先に参加している人から招待されないと、新たに参加できないという運営方針のところが多い。
用途としては日本においては友人紹介サービス的なものが多く、偶然の出会いや共通の知人の発見などを期待したり、オンライン・コミュニティのコミュニケーションツールとして使われている。このほか、特定の人物(趣味仲間や専門家、相談相手など)を探すもの、履歴書/求職票を公開する求人求職マッチングサービスとなっているものなどがあり、さらに企業内でグループウェアの一部として、あるいはナレッジマネジメントのための情報共有システムの一部となったり、ノウフー・システムとして活用したり、マーケティングやユーザーとのリレーションシップ構築するためにサイトを運営する事例も登場している。
ソーシャルネットワーク(社会ネットワーク)はもともと社会学の用語で、ある人が持っている人間関係の直接および間接のつながりのマップである。「スモールワールド」「六次の隔たり」「弱い紐帯の強さ」など、社会学の成果を引用してSNSの効果や意義を解説することも多い。
世界初のSNSとして知られる「sixdegrees.com」も、その名は“六次の隔たり”に由来する。このサイトはアンドルー・ワインライク(Andrew Weinreich)氏が1996年5月に運営会社を設立、1997年1月にベータサイトを公開し、同年6月にサービスインしている。ワインライクが創業時に示したビジョンは“social network operating system”を作り出すこと──すなわち人間関係の巨大マップを作り、インターネットの各種サービスから利用できる人間関係の情報インフラを構築することであった。
sixdegrees.comは2000年12月に閉鎖となったが、その後も同種の人と人をマッチングするサイトが次々と登場した。そうした中、2003年3月にスタートした「Friendster」は招待なし、パーミッションベースの“出会い系”サイトとして開設後半年ほどで100万ユーザーを集め、SNSの時代が幕を開けた。
2004年1月にはGoogle社が「Orkut」を始めて、日本でもSNSが認知されるようになり、同年2月には、mixiとGREEという国産SNSが開始されている。その後も「Echoo!」「キヌガサ」などが相次いでスタートしたほか、2004年12月に株式会社化したGREEに楽天が資本参加、翌年1月にはライブドアが「livedoorフレンドパーク」を公開し、同年3月に米Yahooが「Yahoo! 360°」のクローズドベータテストを開始するなど、大手の参入が続いている。


<特徴>

  • 広義において「個々にカスタマイズされたユーザーページ同士がネットワークでつながっているサイト」
    (bySNS情報のニュースサイト「ソーシャルネットワーキング.jp」を運営する原田和英さん)
  • 多く見られる機能
    • 日記(コメントがつけられる)
    • 掲示板
    • プロフィール
    • 友人のリスト
    • メッセージ
    • 公開レベルの設定
  • 招待制=既存の人間関係、信頼関係をベースに人的ネットワークが構築される。監視?
  • SNSは、現実世界の人間関係とルールをそのまま持ち込めるため、匿名掲示板よりも荒れにくいとされている
  • 収益モデルについてだが、広告が多い。しかし、SNSと広告はなじみにくい。
  • メッセンジャーとの比較
    • メッセンジャーは自分を中心としたスター型のコミュニケーションツールであると解釈できる。電話の代替装置としての役割がある。会話はリアルタイムである必要があり、コミュニケーションの最中、相手を拘束する。要するに会話のツールとしての利用目的が主軸にあると言える。新しい出会いの装置としての役割は低い。出会いは他で起こり、仲を深めるための手段となるのではないか。
    • SNSは自分を中心としつつもコミュニケーションはオープンであるため、ネットワーク型であると言える。(くもの巣型?)コミュニケーションはSNSという枠の中に限定される。
  • 掲示板との比較
  • eコミュニティとの比較
  • 出会い系との比較
  • 匿名性
  • 親友から一度も会ったことがない人まで、すべての人を対等に扱う仕組みの限界。

<歴史・経緯>

1996年5月アンドルー・ワインライク氏が運営会社を設立
 ワインライクが創業時に示したビジョンは“social network operating system”を作り出すこと
すなわち人間関係の巨大マップを作り、
インターネットの各種サービスから利用できる人間関係の
情報インフラを構築することであった。その後も
同種の人と人をマッチングするサイトが次々と登場。
1997年1月世界初のSNS「sixdegrees.com」ベータサイト公開
6月サービスイン
2000年12月閉鎖
2003年3月「Friendster」スタート
 パーミッションベースの“出会い系”サイトとして開設後半年ほどで100万ユーザーを集め、SNSの時代が幕を開ける
2004年1月Google社が「Orkut」をスタート→日本でもSNSが認知される
2月mixiとGREEスタート(国産SNS開始)
 その後も「Echoo!」「キヌガサ」などが相次いでスタート
2004年12月に株式会社化したGREEに楽天が資本参加
2005年 1月ライブドアが「livedoorフレンドパーク」を公開
2005年 3月米Yahooが「Yahoo! 360°」のクローズドベータテストを開始
 その後も、大手の参入が続いている。

『ソーシャル・ネットワーク・マーケティング』p42より
 日本米国
2003年春-フレンドスターの誕生。
以降、世界中でSNSのブームが起こる
2004年初めGREE,mixi、Echoo!、トモモト、フレマ、kinugasaなどが立ち上がり、初期のブーム到来。米国のOrkutがモデル。米国に一年遅れグーグルのOrkutが立ち上がり、招待制が普及する。
2004年秋GREEナイト2.0に800人が参加。GREEに替わりmixiが参加者規模のトップへ。mixiの独走態勢確立。テーマ別の小規模SNSがゾクゾク誕生へ。企業スポンサー型SNSが登場し始める。マイスペースやフレンドスターなど巨大化したSNSの中でテレビ、音楽などとSNSの連動広告が始まる
2005年春企業スポンサー型SNSが多数登場し始める。UUMEがサービスを中止する巨大化したSNSによる広告型ビジネスモデル、Linkedlnなどの収益型ビジネスモデル、企業スポンサー型ビジネスモデルなどSNSのサービス形態が明確化する。

<代表的なSNSの概説>

<friendster>
2003年3月スタート。3カ月で100万人のユーザーを集める。米Google社から5,000万ドルの買収提案を断る。

<mixi> (株式会社 イー・マーキュリー)2005/10/03のデータ
2004年2月スタート。招待制。一年半で140万ユーザ突破。コメントを付けることができる日記機能、同じ趣味を持つ者同士が交流を深めることができるコミュニティ機能、オフ会の開催に役立つイベント機能など、コミュニティを広げるための機能が数多く盛り込まれている。ユーザーのトップページには、マイミクシィ(登録した友達)の日記や、参加しているコミュニティの投稿などの更新情報がリスト化され、自分に関連した友人知人やコミュニティの最新情報を把握することができる。また、携帯電話に対応した「mixi モバイル」機能も備えており、いつでもどこでもmixiの更新や確認が可能です。mixiの特徴的である「足あと」機能では、ユーザーのトップページや日記にアクセスしてきたユーザーのログが記録され、誰が見に来たのかひと目でわかるようになっています。足跡をたどったり、足あとを残すという些細なきっかけから交流が始まることもあり、楽しめる要素の1つです。mixiプレミアムの利用者は全体の 割り程度。

<GREE>
2004年2月スタート。招待制。友達との関係や印象を記入する「紹介文」に重点を置き、インターネット上で友達と友達の繋がりをより強くすることを基本コンセプトとして運営。そのため、本名や出身校や勤務先など実際の情報を登録しているユーザーが多く、実生活の交友関係を基にしたコミュニティを作りたいのであればGREEが適している。主な機能としては、日記機能、コミュニティ機能、おすすめ商品を紹介するレビュー機能、すべてのユーザーが閲覧することができる掲示板機能などが挙げられます。また、小学校から大学までの出身校を登録する機能も備わっています。



世界初のSNSはFriendster。
2003年にアメリカでスタートし、現在では参加者数1700万人(05年5月)とのこと。主な収入源は広告。
ここもmy spce.com同様に、映画の登場人物の架空のプロフィールを登録したり、
商品のイメージキャラクターのプロフィールを登録したりするなど、
映画や商品のプロモーションに使われています。


最近の動向
  • 日記や掲示板の情報を外部にRSS配信したり、外部ブログやSNSの日記を取り込む機能も盛り込む。ほかのSNSをメインに使っている人は、地域SNSの更新情報をメインSNSにRSS配信すれば、2つのSNSをバラバラに管理せずに済む。地域の地図や災害、天気情報など、地域限定の情報も得られるようにする予定だ。
  • 携帯+SNS+GPS
2006年01月19日(木) 17:45:18 Modified by zin941_9x19




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