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作者:ベリーメロン

 血が止まらない。
 未来のない故郷から飛び出して、冒険者として生きてきた青年はどこともしれない森の中で力なく倒れ付していた。
 呼吸は浅く、身体中は新しい傷でボロボロになっている。一番酷い肩の傷の出血は酷く、このままではあと数時間も待たずに失血死を遂げるだろう。
 しかしこんな深い森の中に助けが来るわけもない。山賊との戦いに敗走し、ここに逃げ込んだはいいがどのみち助かる見込みはもうないだろう。
 冒険者として生きていく以上、戦いに巻き込まれて死ぬのは日常茶飯事だ。自分もその例に漏れずここで死ぬ。ただそれだけだ。

 そうやって青年が全てを諦めて意識を深く沈めた時、甘い花の香りが彼の鼻腔に流れ込んできた。どこかで嗅いだことのあるような香りが。
 薄目を開けてぼんやりと見てみればそこにいたのは花のような少女。桃色の髪はとても柔らかそうで、その顔は童話に出てくる天使のように美しく可愛らしい。
 体力の限界だった青年は、自分にもお迎えが来たのかなんて考えながら今度こそ意識を失った。


○○○


 青年が次に目を覚ましたのは、巨大な花で作られたベッドの上だった。どうりで甘い匂いがするなと青年はボンヤリと考える。
 花びらは柔らかくツヤツヤとしており、まるでシルクのような肌触り。甘い香りは不快になるものではなく、心身を安らがせるような優しさを感じた。ここは天国なのだろうか、なんて柄にもなく思考する青年。

「目が覚めたのね、おにーさん?」

 耳に入り込んできたのは優しげな少女の声だった。声の方に目を向けてみれば見目麗しい少女がこちらを覗いている。桃色の髪、艶やかでもはや下着と変わらない衣装。
 人によっては天女と例えるだろうが、青年は彼女が何なのかがすぐにわかる。独特な匂いと気配によって。

「ああ、わかっちゃったんだ。うん、私はフレシア、フレシアの蟲惑魔だよ」

 蟲惑魔。巨大な本体とは打って変わって疑似餌の可憐な仕草、淫猥な行為によって人を誑かし、最終的には喰らってしまうとされる狡猾な怪物だ。
 冒険者として生きてきた青年には僅かな怪物の気配を見抜くだけの経験と知識はあった。

「そんなに怖がらないで。大丈夫だよ、おにーさん♪」

 騙されてはいけない、と身構える青年の頬をフレシアの蟲惑魔が撫でる。ひんやりとしつつも人肌を感じさせるのは蟲惑魔が人を騙すために模倣を繰り返してきた証なのだろう。

「ほら、見て?本当に食べちゃうなら治療なんてしないでしょ」

 言われれば確かに青年の数多の傷は薬草による治療の後なのかすっかり止血されており、最も深手だった肩の傷は包帯代わりの葉で手厚く巻かれていて痛みを感じることはなかった。
 青年はしばらく考えると、謝罪と感謝を述べた。どういうことであれ、恩を受ければそれに礼をあらわすのが青年の在り方である。
 そんな青年の律儀な様子にフレシアの蟲惑魔は、何か懐かしむように目を細めていた。

「…………ねぇ、おにーさん?私のこと覚えてない?フレシアのこと覚えてない?」

 青年は何のことを言っているのかがわからず、首を横に振る。

「そっか……」

 哀しげな表情で微笑むフレシアの蟲惑魔の姿に、青年は何かがチクリと傷んだ。


○○○


 その後もフレシアの蟲惑魔による青年への献身的な看病は続いていた。
 定期的に包帯代わりの葉を取り替え、垢を拭き取ってから薬草から作った薬を塗り直したり、まだ上手く体が動かせない青年に果実を食べさせたりという看病が続く。
 それは衰弱しきっていた青年の体が回復するには十分すぎるほどだった。
 しかしここで問題が発生する。命の危機から脱した途端に、元気になっていく本能の部分。正確に言えば見目麗しく露出の激しいフレシアの蟲惑魔を見て、今になって性欲が出てきてしまったこと。
 恩人をそんな目で見てしまった自戒もあるが、なにより相手は男を誑かし喰らう蟲惑魔だ。
 フレシアの蟲惑魔は違う、と何故か出処のわからない感情もあったがそれに安易に流されるわけにもいかない。
 だからこそ、青年は気取られないように気を付けたはいたのだが

「あら?おにーさん、私に興奮してくれてるんだ♡」

 流石は蟲惑魔といったところだろうか。こちらが隠そうとしても、ほんの少しの情欲さえお見通しのようだった。
 青年は生理現象だと返すが、フレシアの蟲惑魔はくすくす笑いつつ青年の盛り上がったズボンに手を這わせていく。

「私が気持ちよくさせてあげる」

 柔らかく細い手が流れるようにほんのり固くなってきた男根を引きずり出すと、フレシアの蟲惑魔はそれを軽く擦り始めた。
 青年の男根はすべすべと柔らかく冷たい少女の手によって、容易く固さを増していく。

「よかった、私でもちゃんと興奮してくれてるね」

 ゆっくりと擦りながらフレシアの蟲惑魔が青年へ語りかけ、その度に青年の脳は快楽に支配されそうになる。
 それを危惧した青年だったが、それよりもフレシアの蟲惑魔は早かった。
 屈み込んだ彼女は、青年な固く勃起した顔を近づけて優しく息を吹き掛けたのだ。

「あら、かわいい♡おにーさん、びっくりしちゃった?」

 変換になった場所への吹き掛けは、青年の強張った身体を強く刺激する。
 楽しそうなフレシアの蟲惑魔は、まるで愛おしい物へ口付けをするように男根へすりすりと頬を擦り付けた。
 まるで犬や猫のような動きに、思わず見とれる青年を前にフレシアの蟲惑魔がくすりと笑う。

「身体洗えてないから、すっかり匂ってきちゃってるね♪私はおにーさんの匂いなら何でも好きだけど♡」

 無邪気そうに吐き出された言葉に青年は言葉につまる。その様子をいたずらっ子のように微笑みながら、フレシアの蟲惑魔は青年の男根にキスを落とし始めた。

「んっ……ちゅっ……れろっ……」

 大事なものを扱うように、両手で抱え込んでフレシアの蟲惑魔は男根を舐めていく。やがて、その小さな口で青年の男根を頬張れば何とも言えない背徳感に苛まれた。
 青年は止めようにもフレシアの蟲惑魔による口淫に翻弄され、制止の言葉が詰まってしまう。

「じゅぷ……れりゅ………」

 ふと合ったフレシアの蟲惑魔の目は、語らずとも示している。自分を好きに扱って好きに出していいのだと。
 青年は欲望に駆られ、フレシアの蟲惑魔の頭を掴むとその喉奥に強引に肉棒を突き入れて、溜め込んだ欲望を強引に吐き出させた。

「ん゛ん゛ん゛ぅぅぅッッッッ」

 大量の精液が喉に直接放たれ、小柄な少女の身体が衝撃に大きく震える。
 しかしフレシアの蟲惑魔は、まるで当然かのように拒絶することもなく吐き出された精を受け入れ飲み干し、あろうことかストローで吸うように尿道に残ったものも全て飲み干していく。
 青年はその蠱惑的な光景を見ていることしかできず目が離せなかった。

「ふふっ♪ごちそーさま、おにーさん♡」

 クスクスと妖精のように笑うフレシアの蟲惑魔は、強引に出されたことなど微塵も気にしていないようだった。
 そのまましなだれかかるように青年に抱き着いてきて、青年の硬い胸板に顔を押し付けながら彼女は小さく呟く。

「…………私のこと、思い出して」

 意味のわからない呟きに青年が首を傾げるより前に、フレシアはさっと離れるとはにかんだ。

「それじゃあ、またご飯取ってくるねー♪」

 タタタッと軽やかに駆けていくフレシアの蟲惑魔。まるでさっきの呟きが空耳のように感じた青年だった


◯◯◯


 その後も定期的に『フレシア』は青年に奉仕を繰り返していた。
 ある時はその大きすぎず小さすぎない胸で奉仕し、ある時はその美しい桃色の髪を愚息で汚してみせる。
 美味しくて栄養があると言い出して、乳房から分泌される母乳に似た蜜を直に飲ませてきたこともある。そのまま愚息を扱いて鎮めてきたことも。
 フレシアによる奉仕を当初こそ嫌がっていた青年も、いつの間にか拒めなくなっていた。色香に飲まれたのもあるが、こうも甲斐甲斐しく世話をされては警戒心を向け続けることも出来なかったのである。
 そうしてさらに数日が経ち……




「かなり具合が良くなってきたね」

 月夜に照らされ、青年のほぼ塞がった傷を眺めながら、フレシアは安心したように目を細めて呟く。青い瞳が静かに揺れるのを見て、蟲惑魔はここまで人間に近いのか……と青年は見いってしまう。

 もし蟲惑魔でなければ……と考えつつも、青年は兼ねてから決めていたことを口にした。

「出ていくの……明日にでも……?」

 か細い声に青年は罪悪感を締め付けられたが、噛み締めるように頷いた。これ以上世話になるわけにもいかず、生きているならこれからのことを考えなければならないのだと。

「そう、だね……おにーさんにはおにーさんの生きてる世界があるからね……」

 まるで言い聞かせるかのような言葉。泣きそうな顔で笑うフレシアに青年は言葉を詰まらせるが、フレシアはすぐに表情を元に戻していた。

「じゃあ、今日もスッキリさせてあげるね♪」

 いつもの調子になって青年の肌に手を這わせ、フレシアが触るだけで元気になる愚息にくすくすと静かに笑う。

「せっかく具合が良くなったんだし……いつもよりもっと気持ち良くしてあげるね」

 言うが早いか、フレシアはリボンを巻いただけの腰ミノを解いていく。その下にあるはずの下着はなく、当然のように無毛の丘がさらされていた。そして、その下には……

「キレイでしょ?」

 まるで一度も使ったことがなさそうな、ピッチリと閉じた秘裂が露にされる。フレシアは青年を見下ろしながら頬を紅潮させ、固くなっていく愚息を眺めていた。

「すっごい固くなってるね♪」

 クスクスと妖精のように可愛らしく笑うフレシアがその細い指で青年の愚息をつぅーと撫でていく。ビクンと揺れるソレに微笑むと、今度は自分の番とでも言うように秘裂を青年の目の前で割り開いた。

「触ってもいいんだよ?」

 しなやかな指が蜜壺に挿し込まれていく。
 フレシアの愛液はそれ自体が蜜なのか、それだけで甘い香りが青年の思考を溶かしていった。

「ほら、遠慮しなくていいからね♪」

 フレシアの小さな手が、硬くゴツゴツとした青年の手を取って誘導し、自ら膣肉を触らせていく。男にはない柔らかな感触と濡れた柔肉の感触に、青年は自覚なく喉を鳴らしその指先に全神経を集中させていた。
 フレシアの中にすっぽり挿し込まれた指を、欲望のままに折り曲げれば彼女の身体が軽く跳ねる。

「やんっ♡おにーさんったら大胆♡」

 わざとらしい反応だが、青年の男根はその時を今か今かと待ちわびるようにそそり勃ちその時を待ちわびている。フレシアもそれには気付いているらしい。

「じゃあ、おまちかねの……」

 腰を上げ、硬く勃起した青年の男根にフレシアが秘部を据えていく。小柄な少女の手首より太い青年のソレは、フレシアの膣には厳しいはずだろう。
 しかしフレシアは恐れずに腰を降ろしていく。

「んっ……あっ♡おにーさんの入ってきてるよ……♡」

 勿体ぶるように腰をゆっくりと落としていくフレシア。青年はただ待つことしかできず、自分のモノがフレシアの中に収まっていくのを眺めているだけであった。
 どうやって収めたのか、それが収納され切ったのを見計らってフレシアが言う。

「やっと、一つになれたね、おにーさん……」

 フレシアの頬を雫が伝う。それはまるで人間の涙のようで、青年の身体は強張った。何故、フレシアが泣く必要があるのか、それが青年にはわからずに混乱を加速させる。

「私はね、ここに誰かを迎えるのはハジメテなんだ……何でだと思う?」

 困惑する青年だったが、フレシアを見た時からずっと引っ掛かることがあったことを思い出す。ずっと昔、彼がまだ理屈を理解できていない子供だった頃の……

「おにーさんが子供の時、私は小さな芽だった」

 フレシアの言葉によって、青年の記憶が掘り返されていく。そう子供の時、青年は小さな花の妖精を見たのだ。

「あの頃は蟲惑魔の力なんてなかったし、遊んでたら鳥に拐われちゃって人里に行っちゃったんだよね」

 淡々と語りだすフレシアの情報が青年の記憶のピースを埋めていく。
 その日、青年は村の丘の木の下で涼んでいて……

「そうして出会った。私を匿ってくれたり、たくさん遊んでくれたりもしたよね。大人たちにバレた時はこっそり逃がしてくれた」

 当時は花の妖精だと思っていた青年にとって、その記憶はとても美しいものだった。
 そして儚く、苦い思い出ともなっていた。

「……私のせいでおにーさんは追い出されたんだってね……花や草木や虫に教えて貰ったよ」

 危険な生物を逃がしたことがバレてしまった青年は一人村から追い出されることとなった。今となっては当然どころかぬるい処分だったが、当時少年だった青年にとってはほぼ死を言い渡されたようなものだっただろう。

「でもこうしてまた会えた……おにーさんを迎えに行こうってずーっと思ってたんだ」

 スッと青年の頬にフレシアの手が添えられる。何故か当時の青年は、フレシアを恨むことはなかった。その理由が今わかった気がする。
 合図もなくフレシアの唇が、青年の唇に重ねられる。啄むような口付けから、徐々に深く舌を絡ませ合うキスへ。青年はされるがままだった。

「おにーさんに嫌われたくなかったし、辛い気持ちになって欲しくなかったから、私は一度も人間を食べてないよ?他の男の人とエッチもしなかったよ?」

 この森から独特の死臭も、フレシアから蟲惑魔らしい雰囲気もなかったことの理由を改めて理解する。
 それと同時にフレシアの腰が徐々に動き始めていく。

「あんっ……♡あっ、おにーさんっ♡私に全部任せてねっ……んっ♡」

 それまで以上に甘い匂いが辺りに充満する。流し込まれ混ざり合った唾液は青年の理性を溶かすほどに甘く、身体の熱を高めていく。
 月明かりに照らされたフレシアは、怪物とは思えないほどに美しく艶やかで、青年はその衝動のまま、青年は腰を突き上げる。

「んああっ♡おにーさんダメっ♡私が動くからっ……あっ、やあっ♡」

 本能のままに突き上げる青年と、同じく激しく腰を揺らすフレシア。
 いつしか二人は手を握り合いながら再び舌を激しく絡めていく。

「おにーさんっ……おにーさんっ……ずっと私と一緒に……」

 すがるような言葉を出すフレシアに、青年は込み上げるものを隠さず強く口付けをした。
 青年はそのまま身を起こし、強く抱き合いながら身体を絡ませ合っていく。

「おにーさっ……ああっ♡私っ……すごっ……んむぅっ♡」

 もはや理性など切れていた。青年は衝動の激しく腰を突き立て、フレシアを貪っていく。フレシアは余裕すらも無くし、ただ喘ぎ青年への言葉を紡ぐだけであった。
 そうして青年の男根が強く脈打った時、ここ数日でももっとも濃い精がフレシアのナカへ噴出されていく。

「出てる……おにーさんのがたくさん出てる……すごく濃くて……」

 蕩けた瞳で青年と目を合わせるフレシア。青年にはもう彼女が人を誑かし食らう怪物の、疑似餌などには見えなかった。

「おにーさん……ずっと一緒にいて欲しいな……」

 とうとう吐き出されたその言葉に、青年は言葉も出はず舌を絡めて応えていく。ナカで再び固さを取り戻すソレを感じながら、青年の意図を察したフレシアは嬉しそうに微笑んだという。


 その後フレシアの聖域と化したその場所には、他の蟲惑魔も近寄ることはなくひたすら絡み合う二つの影があったという。




フレシアちゃんのラブラブ生活の前日譚的な

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