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作者:ベリーメロン

「うふふ、ねぇどうしてほしいのかな?」

 サスサスと、素足で目の前の男の股間を弄り回しながら黒髪の女――マスカレーナが問いかける。

 彼女の目の前でソファーに縛られたまま座らされた男はうめき声を上げながらも否定するが、マスカレーナの足の動きは止まるどころか更に激しく擦り上げた。男の否定とは裏腹に、ぞんざいに扱われているはずの男根はシミひとつない素足に擦られるたびに硬さを増している。

 血管が浮き上がり、限界が来たのだろう。吹き上がる白い精液が、マスカレーナの白い足を汚していく。

「足で擦られてたのに出しちゃったねぇ」

 クスクスと笑いながら、マスカレーナは呻く男の隣に座り込んだ。そのまま男の股間に手をのばし、力なく垂れ下がっている男根を撫でる。

「一回じゃ物足りないよね?もっともっと出しちゃおっか♪」

 白く柔らかな手でゆっくりと擦り上げると、萎えていたはずの男根はふたたび硬さを取り戻していく。
 そんな様子にまた笑うマスカレーナ。

「縛られて、足で擦られて、それでも出ちゃったのにまだ固くなれるんだ♪オジサマってマゾだったり?」

 巧みな手の動きでまたしても反り立っていく男根。時に激しく、時に緩やかに動く手は、足の時の乱雑さとは打って変わってテクニカルに動いていた。
 我慢汁と精液が混じり合って汚れきった男根はもはや手で弄ばれることしかできない。

「もしかしてもう出そう?マゾの上に早漏ってヤバーい♪」

 我慢することもできずにまたしても精液を吐き出してしまう男根。
 嘲笑うマスカレーナに、男は体を強張らせるがそれ以上の抵抗もできない。最初はナンパをしたつもりだったのに。チョロそうな女を上手くホテルに連れ込んだはずだったのに。いつの間にか立場がひっくり返されていたのだ。
「二回も無駄打ちしちゃったね?でももっとイケるよね♪目指せ無駄打ちグランプリ!」
 二回も吐き出して萎えたはずの男根は、マスカレーナの異様とも言える手の動きに抗えずにまた硬さを取り戻す。
 この異様な宴はマスカレーナが飽きるまで行われたという。

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