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作者:ベリーメロン




 蛇の交尾は非常に長時間に及ぶことで有名だ。
 それが蛇の神ともなれば、太古の都を滅ぼした邪悪なる神ともなれば、さらに冒涜的な凌辱となる。
 今宵、蛇神ゲーの花嫁とされるのは魔法使いの少女だった。
 ブラック・マジシャン・ガール。かの伝説の魔法使いたるブラック・マジシャンの弟子である彼女は、胡乱な瞳のままゲーの写し身の前に跪く。

「あ……♡」

 瞳に光はなく、額には歪な六芒星が光り輝く様子はとても普通ではない。
 元々露出の多かった青いドレスはところどころ破れ、美しい肢体が露となっているが彼女はそれを隠そうともしない。

「はい……♡」

 言葉を発する必要もなく、蛇神ゲーの望むままにブラック・マジシャン・ガールは衣服を脱ぎ捨てていく。
 とてもバランスの取れた裸体が晒されるが羞恥すら感じなくなった彼女は気にもしない。
 そのまま蛇神ゲーによって巻き付かれ、ミシミシと締め上げられるが彼女は恍惚とした顔さえ浮かべていた。

「偉大なる蛇神ゲー様に、不敬にも逆らった私めに罰をお与えください……♡」

 スラスラとそんな言葉をいわされる。
 そこにあるのは正気ではなく、邪悪なオレイカルコスの結界による呪いだった。
 やがて蛇神の身体からペニスが浮き上がると、彼女の秘部に押し付けられていく。
 返しのようなトゲが無数に付いたソレを挿入してしまえば、今度こそ蛇神ゲーの所有物と化す。
 新たな神の子を産むための肚に変えられるのだが、ブラック・マジシャン・ガールは拒むこともできない。

「あっ……ぐ、うぅっ……♡」

 太く歪なそれが彼女のナカへとしずんでいく。激痛で一瞬だけ悲鳴を上げかけたものの、すぐに甘い快感に変えられてしまったのだ。
 膣を押し広げ奥へ奥へと進み、子宮にまで到達してしまう。
 金髪を振り乱して彼女は悶えるが、その様子を蛇神はクツクツ笑っていた。

「んんっ……あっ……あひっ♡」

 まるで獲物を捕食するかのように少女の小さな体を締め上げ、ペニスを通じて胎内そのものを作り替えていく。
 熱い何かがブラック・マジシャン・ガールの身体に染み込まされ、ペニスの先から溢れ出た触手のようなモノが彼女をナカから犯し始めた。
 その感覚だけでも絶頂してしまいそうなほどだが、それだけでは終わらない。

「あっ……ひぐっ……んあああっっっ♡」

 ビクビクと跳ね上がる身体。蛇神ゲーが身体を締め上げていると言うのに、痛み以上の快楽が子宮から全身に広がっていく。
 鱗が乳首に引っ掛かるだけでも絶頂し、首筋を舐められるだけでも悶え上がった。

「やぁっ……あっ……ふああぁぁっっっ♡」

 身体を震わせながら異常な快感に悶えていく。その身体の中は徐々に神の子を産むために作り変えられ、それが進む度に脳が焦げそうなほどの快楽に苦しまされる。
 されど彼女に苦痛はない。そう感じないようにオレイカルコスの結界が彼女を洗脳しきっていた。
 泣き叫ぶ少女を蛇神ゲーはじっくりじっくりと弄んでいく。

「あんっ……あっ、んぐううぅぅっっ♡」

 声にならない声で喘ぎ続ける。その間も蛇神ゲーによって彼女の身体は作り変えられるのだ。
 たっぷりと時間をかけて、壊れそうな快楽に曝されながら。

(おししょーさま……たすけ……)

 その時、一瞬だけブラック・マジシャン・ガールの脳裏が鮮明になったが、すぐに飛沫のように消える。
 もはや救いはなく、彼女は蛇神の花嫁(なえどこ)に変えられるのだ。
 新しい神の卵を産むための母体として。
 それでも彼女は不幸に感じないだろう。
 否、感じる暇も与えられないだろう。
 永劫に続くような快楽を受け続けていくのだから。

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