(傭兵団)

I. 私たちについて : p. 3
II. セリアンに依頼する : p. 4
III. 一族に入る : p. 7
IV. 一族の思想 : p. 12
V. 一族の歴史 : p. 16


私たちについて

 セリアン・カーン一族は、世の為人の為に尽くす傭兵団だ。
 我々は、傭兵としての共通の意識を持った冒険者を、ギルドや信仰を問わずまとめている。
 思想的に中立なので、助けを必要とする人々からのどんな提案も検討する。
 我々は、我々の理想とするものへと近付くため、特別な訓練を受け、賢さと力を兼ね備えることを目指している。
 我々の住まいはアストゥルーブ市内、ザアップの北にある。隠れ家はボンタとブラクマールの間に隠されている。


セリアンに依頼する

 冒険に連れて行って欲しい、珍しいアイテムや素材を見つけたい、敵をスパイしたい、パーセプターを倒したい、強い敵を消したい...どんなことでも相談に来てほしい。

プレイヤーを攻撃する :
 プレイヤーの勢力範囲につき100カマと、セリアンの勢力範囲につき50カマ
 プレイヤー1人を攻撃するのに2人のセリアンを雇用する場合は料金も倍となる。
 セリアンは依頼主に対し、伝えたいメッセージがあるかどうか、また、匿名性を保ちたいか否かを確認しなくてはならない。

パーセプターを攻撃する :
 パーセプターの勢力範囲につき1000カマと、セリアン1人または複数のセリアンの勢力範囲につき50カマ
 セリアンは依頼主に対し、伝えたいメッセージがあるかどうか、また、匿名性を保ちたいか否かを確認しなくてはならない。

同行 :
 セリアンの勢力範囲につき1時間毎に100カマ。10分ごとに分割可能。
 同行の主な目的は、バトルの目的が戦利品であるかトレーニングであるかに関わらず、セリアンがバトルでプレイヤーを補佐すること。バトル中にセリアンが見つけたアイテムについては、セリアンが確保する。
 セリアンの見つけたアイテムが欲しい場合は、場合によっては売ってもらえる。この件については、契約交渉時に事前に決めておくこと。

アイテムを見つける :
 アイテム探しのためにセリアンを雇う場合は、値段はセリアンが決定する。値段は、見つけるアイテムの平均価格に手数料(おおよそアイテムの20%)を加えた金額。

ダンジョン :
 同行の金額に準ずる。ダンジョンに応じて交渉。

その他 :
 要望による。例えば、スパイ行為に対する値段を決めるのは難しい。こういったケースはセリアン自身が値段を決定する。
 もちろんこれらの値段は目安であり、どんなセリアンを雇うか、またどんな理由によるかによって変わってくる。
 全ての契約は、セリアンまたは上級セリアンのランクに達したメンバーによって実行される。
 珍しい例だが、首領セリアンがやって来ることもある。
 我々を雇いたい場合は、直接メンバーに依頼をしても良いし、首領セリアンに依頼すればキミの要望に合ったメンバーを探してくれる。


一族に入る

 一族に入りたいときは、まずは首領の一人と面接を受けること。我々一族やキミの志望動機などについて質問される。仲間に入るには、首領を説得しなくてはならない。
 また、首領への贈り物も必要だ。贈り物の価値は、キミのレベルや経験に見合うものでなければならない。
 辛抱強さを持ち合わせること。辛抱強さは何よりの味方だ。一族に入り、成長するのは一朝一夕には為し得ない。

新人

 採用されたら新人研修を受ける。
 首領たちの指示に従って、与えられるクエストをこなす。ランクを上げるためには、最低でも20程度のミッションをこなさなければならない。
 研修が終わったら見習いになるための最終試験を受ける。

見習い

 見習いになると、一人のセリアンのもとで修業をすることになる。この先輩から傭兵とは何かを習い、ミッションに同行する。模範的な見習いとなり、先輩が契約を遂行できるよう全力で助けること。
 20回程度ミッションに同行し、キミの働きが十分だと認められれば、首領のもとで試験を受けることができる。そこでセリアンになれるかどうかが決まる。

セリアン

 セリアンになれば本物の傭兵。クライアントからの要請をさばくのもキミだ。
 契約を探し、首領たちによって集められた順番待ちの契約をこなしていこう。
 また今度はキミが見習いを教育する番だ。
 ランクを上げるためには、最低2人の見習いをセリアンに昇格させないといけない。つまり最低40のミッションに見習いを同行しないといけない。これは上級セリアンになるために必要な課程だ。

上級セリアン

 上級セリアンは正式に認められた傭兵。その価値は多くの契約をとってくることで証明される。
 上級セリアンとして、契約を実行することもできる。また希望すれば、見習いを(一人でなく複数でも)雇うことができるが、それでランクが上がるわけではない。
 次のランクは首領セリアンだ。ランクが上がるまでは辛抱が必要だ。最も評価の高い上級セリアンとなり、首領セリアンと同等の賢さに達しなくてはならない。
 十分な能力を持っていると判断されれば、首領セリアンが自分たちと同じランクへ上がるための試験を受けるよう声を掛けてくれる。

首領セリアン

 首領は一族の引率者だ。メンバーの採用、新人へのクエスト指示はもちろん、見習い、セリアン、上級セリアンへの昇格試験に従事している。
 彼らにはいくつかの例外を除いて、契約の遂行はない。
 一方、契約を集め、傭兵の事務所に登録する仕事は続けることができる。
 そして、首領セリアンよりもさらに上のランクが存在する。

首領マスターセリアン

 首領マスターの仕事は首領セリアンのものと全く変わらない。
 あえて違いを述べるなら、ヒエラルキーが上位なため、とくに重要な決定の際には発言権が増すということ。
 首領マスターは皆の手本になることが求められる。賢さと力、部下を教育するノウハウを備えていなければならないのだ。
 首領マスターは首領たちが集まって決定される。


一族の思想

 一族の教育は、哲学とバトルでのトレーニングから成る。そして、賢さと力の統合が基本だ。
 一族の思想は、この世界で行われているようなマニ教的な二元対立ではない。善と悪は、一方の存在がなければもう一方は存在しない。だから私たちは、存在と信仰の調和を保ち、そのバランスを崩さないようにしているのだ。好む好まざるにかかわらず、我々はどんな状況にも入っていけるのだ。
 すべての存在は平等で...すべての命は同じ価値を持っている...私たちは裁きを下す存在ではなく、それらの依頼に応じて行動する単なる傭兵にすぎない。
  • 自分の肉体の疲労、自分の心の過ち、自分の魂のゆるみに打ち勝つこと
  • 自らよりも奉仕者の幸せを願うこと
  • 自分の行動に基づいて他人を評価しないこと
  • 置かれた状況に関わらず、波の中に浮かぶ島、雲の中にそびえ立つ山のようであれ
  • 月に一度は仲間の誰かに贈り物をし、仲間から何かを学ぶこと
  • 公平であること。引き受けたミッションは全て実行すること。ただし利用されてはならない
  • 世界の出来事、あらゆる存在、あらゆる状況に対して中立を守り抜くこと

次の規約に違反した場合は警告の対象となり、ただちに追放されることもありうる。 :
  • 契約外で、正当な理由なくプレーヤーを攻撃することは禁止

つまり、任務の場合以外には攻撃してはならない。我々は裁判官でもなければ、殺人者でもない。
  • 征服エリアを攻撃することは禁止

例 : ドップルむらなど。征服の争いには関わることはできない
  • 誰かを裁くことは禁止

メンバーは賢さを身につけ、周囲への尊敬の念を表さなくてはならない。自分自身を磨くことは、セリアンになるうえで非常に大切なこと。
  • 自分のランクを乱用して下の者を利用することは禁止

意味のないことを命令してはならない。立場の弱いものに命令した者はすべて追放される。
  • 上の者に逆らうことは禁止

ヒエラルキーは尊重されなければならない。
  • 自分がセリアンであるのに、セリアンに金を払って契約を実行してもらうことは禁止


一族の歴史

 セリアン・カーンはイオップ直属の奉仕者だった。
 神の言葉で「ポテンチエール」と呼ばれるものだ。
 彼は重要な任務をこなし、過去の誰にも真似できなかったようにイオップに仕えた。
 素手で倒したミノトロールのツノをイオップに贈り、
 エシオーニャ山脈の嫌われ狼の群れをたった一人で倒し、
 湿った毛で覆われたトゥルールの一群のボスをしめ殺した。

 しかし、彼の行動は称賛されることもなく、イオップにとってセリアン・カーンは有能な忠臣というには程遠い存在だった。
 神々が対立した戦争で、イオップは中立を守った。
 力と勇気の神であるイオップは、仲間のつまらない争いを静観することにしたのだ。
 離れたところから眺めているのは気分がよかった。イオップは大いに楽しんだ。

 やがて少しずつ神々の中に、彼の力を借りたいという者が出てきた。
 彼らはイオップに、さまざまに異なる戦法で戦いに加わってもらえないかと頼んだ。
 珍しくイオップは要請を拒んだ。それが彼の立場をさらに良くすることに繋がるからだ。
 しかし仲間同士で助け合いをしていく間に、神々はイオップを腹黒いヤツだとみなすようになってきた。

 そしてセリアン・カーンにある考えが浮かんだ。

 彼は、宝物と引き換えに神々を助けるようイオップに勧めた。
 この案は大いにイオップを喜ばせた。彼は仲間の神々に告げた。今日この日より、相応の金を払った者には「ポテンチエール」の才能を貸し出してやる、と。
 神の傭兵、セリアン・カーンがこうして生まれた。

 長い間、セリアンはミッションにミッションをこなした。
 彼の名は知れ渡り、神々はセリアンを自分の領土に招かんと富をつぎ込むようになった。
 セリアン・カーンはフェカの女神のために一日、さらに翌日と、戦った。
 そして他の神々のために、何度も何度も戦った。

 しかし神々の戦争の終盤のある日、セリアンはスーラムの逆鱗に触れてしまった。
 スーラムはセリアンを殺すことを決めた。
 類まれな力を持っているとはいえ、セリアンは神ではない。
 彼は休みなくスーラムに対抗し、深手を負わせることにも成功した。

 しかし、スーラムは強すぎた。セリアン・カーンの首は飛ばされた。

 数世紀の後、アマクナの地で、ボンタとブラクマールの戦いが再発した。戦争は拡大し、ムーン島やスフォキアが占領され、地方の平和な地域に広がるまでそう長くはかからなかった。
 これを見ていたイオップは過去を思い出した...。

 ある忠実な信者が嘆く祈りの声をイオップは聞いた。イオップは自信を失くし、彼に語りかけた。
 カウェット...お前に頼みがある...。
 明日お前は目覚め、傭兵団を組織するのだ。
 金を払うものに使え、その者の為に働け。
 お前とともにセリアン・カーン一族を作り上げるものを選び、そして訓練をせよ。

 さあ、セリアンのクリントの帽子だ。
 そして、お前の力となる武器!

 イオップはカウェットに自分の望みを話続けた。

 その翌日、カウェットは一族を創設し始めた。
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