大永図書館(ヴェルラント地下図書館）

都市防衛結界(永:Tha Be;len ovu Zsighd)は、都市や村落を魔物や妖怪から防護することを目的とした、防護魔法体系の中の一つである。分類上は古典魔法に分類されるが、14世紀の魔法封印で封印されなかった数少ない魔法のひとつである。



↑フェルトラント都市圏大結界 結界展開行事(1920年1月)

詠唱名	ベリルズィヒト(BerrilZsihid)
魔法登録番号	4
分類	古典魔法
種類	防衛結界魔法
開発国	ノルゼゲルム帝国(旧ラムシュタット公領)
開発年	1201年
開発者	不明
魔法陣形式	連続立体円形式(黄)
消費魔素	フライン式 半径100mあたり 4300md
消費血液	フライン式 半径100mあたり 15ml
上位魔法	国家防衛結界(ベリルガント/BerrilGhand)
下位魔法	個人防衛魔法(ベリルラハト/BerrilLakhd)
接続	＋視覚ステルス魔法(エンデルク/Eindelc)
	＋地雷型魔法(キッキルガー/Kikilgeh)
	など

都市防衛結界、詠唱名ベリルズィヒトは、都市や村落を魔物や妖怪、敵対国家から防衛することを目的に開発された防衛結界魔法の一種である。13世紀頃に、現在のノルゼゲルム帝国が存在する旧ラムシュタット公領で開発された。当時は魔物や妖怪の活発化が懸念されていた時期であったため都市防衛は必須であったとされている。14世紀の洋州の魔法封印でも封印されることなく、現代までそのままの姿で使用されてきた数少ない魔法である。しかし近年では、各都市の拡大に伴いコナベーションが形成されるため、結界の統合や廃止が進んでいる。
また、用途に合わせて応用がしやすく、魔法のみを遮断するベリルズィヒト・マジカや、電波を遮断するベリルズィヒト・モルデーヌ、外部から探知を不可能にするベリルズィヒト・エンデルクなどがある。
ベリルズィヒトには、他の防衛魔法と同様に攻撃を受けた部分のみ結界展開するフライン式と、常時結界を展開するアルト式がある。近年はコスト削減の観点からフライン式が増加傾向にある。