魔法 (:Meliss、振:Meilsshm)とは現在世界に存在する魔法学及び魔法産業の総称。一般的に科学とは別の分野とされるが、科学と魔法を融合させた技術も存在する。
魔法と言っても分類が存在し使用用途や構造も多少の異なる。
また魔法適正人種(永:Melissa)と非適正人種(永:Mericend)に分けられ、メリッサ(適正)は体内の魔素量や魔法そのものの威力が高いなどの特徴を持つ。しかし、メリッサはメリセント(非適正)に比べ少数派であるため差別が起こっている。

基礎構造

以下は全ての魔法に共通する基礎構造である。

1.魔素蓄積
魔素の発生源は天然資源であったり体内成分であったりと異なるが魔素成分はほとんど同じである。その魔素を魔法の効果を発するべき所に集中させる。(持続系及び大規模高出力のものは魔法陣を展開)

2.血液及び紅血石
魔法の使用には血液及びそれに似た成分が必須である。高威力の魔法であれば基本的には血液が必須とされる。この血液成分と魔素を正しい比率で配合することで魔法は効力を発する。

分類

魔法は威力、用途、構造、コストによって分類される。

生活魔法
血液は必要なく紅血石の粉末や紅血石の液体燃料及び気体燃料だけで使用可能。魔素は体内から発生するもので補える。(照明は長時間使用のケースが多いため割と普通に電線が引いてある)主に熱を発生させたり光を放ったり冷却を行うことが出来る。免許も必要ないため多くの人々がこれを使用して生活している。

戦闘魔法
血の染み込んだ杖や指揮棒を持つことで効力を発する。魔素は体内のものを増幅させて使用することが多い。生活魔法と軍需魔法の間くらいである。主に杖や指揮棒の先から炎を出したり箒で空を飛んだりするなどの魔法らしい魔法である。

産業魔法
血液は必要なく紅血石、紅血石の液体燃料で使用可能。魔素の使用量が少々多いため地下から採れる魔光石から抽出するかそのまま使用することが多い。主に発電や機関車、船舶、工場のエンジンで使用される。(小型化が進んでいないため自動車などはまだ科学エンジンを使用している)使用には免許が必要である。

軍需魔法
血液は"ほとんど"必要なく紅血石、紅血石の液体燃料及び気体燃料で使用可能。魔素の使用量が多いため魔光石から抽出する事が多い。産業魔法と併用される事が多く、兵器として利用される。明らかな殺傷性を持つため政府の許可が出なければ演習以外での使用は出来ない。

融合魔法
血液は必要なく紅血石で使用可能。魔素は魔光石を使用。産業魔法と似ているが、産業魔法は魔法を直接的に動力にするのに対し、融合魔法は魔法のエネルギーを科学を通じて運動エネルギーに変換するもの。近年では衰退しつつある。

古典魔法
14世紀の魔法封印以前から存在する古典的魔法。フェードルレイヒ聖域の古魔道士のごく一部が使用可能。純粋な血液を必要とし、魔素は半径数km以内に存在する全ての魔素を使用する。物によっては何かしらの犠牲を必要とする。主に山や島が消し飛んだり、海を割ったりと、神話レベルのものが多数を占める。

歴史

魔法史を参照

課題

1923年の紅霧事件のように、魔法は魔素と紅血石、酸素を利用するが不完全燃焼によって紅酸化魔素が発生する事で公害を引き起こすことがある。その点において燃料使用の制限や環境に配慮した利用が求められている。しかしほとんどの対策案が、議論にすら持ち出されない現状が長く続いている。

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