大永図書館(ヴェルラント地下図書館）

1333年の魔法による大事故が発生した際に王国に追われ鬱状態に陥った現人神　マーガレット・ノルツァーによって展開された結界で外界から隔絶された空間である。内部の地形情報が世界のどの地域とも一致していない。また、生命の木(?)や知恵の木(?)、天使のような生命体など、内部の様子が聖書の記述に似通っていることから、「聖書のエデンの園そのものではないか」とも言われている。内部のほとんどの地域が森林と山岳であるため、人間の居住地は限定されている。結界の外側に出ようとすると体がすべての物体を貫通するようになり奈落へ落下する。住民のほとんどは純血の魔法使いであり、外界では13世紀に失われた魔法技術がそのまま継承されていた。
進入方法が、王宮地下の図書館を半年かけて突破しなければならい為、一般人はほとんど立ち入ることができないが、政府に許諾を受けることで護衛付きで進入を試みることができる。
14世紀から19世紀まで外界と隔絶されていた為、建築、言語、環境がほぼそのまま保存されている。それゆえ、住民は現在も古典エール語を日常的に使用している。
19世紀に発見されて以降も、連邦政府が魔法の有用性を理由に保護を決定したため、高度な自治が認められている。

内部の様子が聖書の楽園と酷似しているため、楽園そのもではないかと言われている。また、中心部には巨大な石造の十字架と種族不明の二本の木が生えており、四つの川の源泉が確認されている。