パートナーの不倫・浮気問題に関するお悩み解決マニュアル。

ストーカー規制法

「ストーカー行為等の規制等に関する法律」の略称。ストーク(stalk)とは執念深く付きまとうことで、ストーカー(stalker)は付きまとう人を指すします。ストーカー規制法はストーカー行為等を規制、処罰し被害者を援助するための法律で、2000年5月18日に成立し、同年11月24日から施行されました。1999年、埼玉県桶川市で起きた、ストーカー行為の末に女子大生が刺殺された事件が制定のきっかけとなりました。

ストーカー規制法は、特定の者に対する恋愛・好意感情や、それが満たされなかったことに対する怨恨の感情を満たすためのつきまとい等(つきまとい、待ち伏せ、監視、面会要求、無言電話)を規制します。つきまとい等を繰り返すことをストーカー行為と定義し、罰則を科します。
被害者が警察に被害を訴えると、警察はストーカー行為をやめるよう加害者に警告することができ、警告を無視すると公安委員会が禁止命令を出すことができます。禁止命令に違反すると1年以下の懲役か100万円以下の罰金が科されます。これとは別に被害者が加害者を告訴した場合、罰則は6カ月以下の懲役か50万円以下の罰金です。


警察庁によると、2008年度のストーカー事案の認知件数は1万4千657件で、警告をしたのが1千335件。禁止命令は26件。被害者の90.3%が女性で、加害者は元を含む交際相手が49.9%、元・内縁を含む配偶者が8.8%、知人・友人が9.9%。行為は面会・交際等の要求が52.6%、つきまとい、待ち伏せ等が51.6%、無言電話・連続電話等が30.1%となっています。

ストーカー行為が監禁や殺人など凶悪事件につながることもあり、各都道府県警では相談や規制に力を入れています。また、恋愛感情と関係の無いつきまとい等を規制する条例もいくつかの県で制定されていますが、合法的な営業、布教、労働争議、取材などを過度に規制する恐れも指摘されています。



用語集 さ行へ戻る

メンバーのみ編集できます