注意！！！ 
この小説の第八章に人型虐が含まれています！！大変悲惨なので覚悟を決めてから読んでください！！！！！
参考作品
Mondo Media「Happy Tree Friends」
ゆでたまご「キン肉マン」
マルキ•ド•サド「悪徳の栄え」
「聖書」
ゆでたまご「キン肉マン」
マルキ•ド•サド「悪徳の栄え」
「聖書」
クレジット
ゆっくりムービーメーカー4
ニコニ•コモンズ
CLIP PAINT
しのびぃ〜氏
ずんだおばけ氏
いらすとや
みんちりえ氏
AIPICT氏
原崎氏
ニコニ•コモンズ
CLIP PAINT
しのびぃ〜氏
ずんだおばけ氏
いらすとや
みんちりえ氏
AIPICT氏
原崎氏
第五章
飢饉は去り、人々は飢餓から救われた、と前に述べた。
しかし、そこでまた、新たな問題が起きた。妖精たちが田畑を荒らすようになったのである。妖精たちは、大群でもって野菜を盗み、私腹を肥やしていた。このため、人々は野菜を食べる機会が減った。代わりに、妖精を食べることが増えた。森のそこらじゅうにいたからである。
だが、人々は妖精を捕えるのに、大変苦労し始めた。妖精が空を飛べば助かるということを学んだからである。当時、銃は高価であり、一般の人々が持てる代物ではなかった。人々はその代わりとして、精度の劣る弓を用いた。
さらに、人々は以上のことから妖精に恨みを抱くようになり、その少数は妖精を食べず、ただ痛めつけて殺す、いわゆる「ずん虐」をし始めた。これは、神主を大いに悲しませた。妖精が望んだ死に方ではないからである。神主はずん虐をやめるよう言ったが、耳を貸すものはいなかった。
一方、中には妖精の見た目の可愛さ、そして言葉を喋るという性質から、ペットとして飼うやや奇異な人物も現れた。これは、神主にとっては不快であったが、世の中には豚をペットにするものもいるので、良しとした。
(※この画像を覚えておこう！）
以上のようなことがあったため、妖精はもちろん、その創造主である豆照までもが人々から悪く思われるようになった。そこで、神主はそれを払拭するために、とある策を思いついた。それは、もう一つの善良なずんだもんを作ることであった。
しかし、そこでまた、新たな問題が起きた。妖精たちが田畑を荒らすようになったのである。妖精たちは、大群でもって野菜を盗み、私腹を肥やしていた。このため、人々は野菜を食べる機会が減った。代わりに、妖精を食べることが増えた。森のそこらじゅうにいたからである。
だが、人々は妖精を捕えるのに、大変苦労し始めた。妖精が空を飛べば助かるということを学んだからである。当時、銃は高価であり、一般の人々が持てる代物ではなかった。人々はその代わりとして、精度の劣る弓を用いた。
さらに、人々は以上のことから妖精に恨みを抱くようになり、その少数は妖精を食べず、ただ痛めつけて殺す、いわゆる「ずん虐」をし始めた。これは、神主を大いに悲しませた。妖精が望んだ死に方ではないからである。神主はずん虐をやめるよう言ったが、耳を貸すものはいなかった。
一方、中には妖精の見た目の可愛さ、そして言葉を喋るという性質から、ペットとして飼うやや奇異な人物も現れた。これは、神主にとっては不快であったが、世の中には豚をペットにするものもいるので、良しとした。
(※この画像を覚えておこう！）
以上のようなことがあったため、妖精はもちろん、その創造主である豆照までもが人々から悪く思われるようになった。そこで、神主はそれを払拭するために、とある策を思いついた。それは、もう一つの善良なずんだもんを作ることであった。
第六章
もう一つのずんだもん、それは食料として人の為になるのではなく、生涯をかけて人に尽くすことで、それを成すものである。そしてこれは我々の祖先である。(※この本の著者はずんだもんである。)
まず形において、神主は人々がこちらの個体を誤って食べないよう、前の個体と区別できるよう考えた。具体的には、前者は頭が大きく、まるで食べてくださいといわんばかりの形をしていたが、後者はその頭をやや小さくし、猫などの頭身に近づけた。
また、前者は枝豆と肉を混ぜたような味であったが、後者は人間の味にした。そして、腹を壊すようにした。これは、それを食べることは人を食べることと同義であると、人々に分からせるためである。
(※現在では後者の個体を殺すと殺人罪として扱われますので注意！)
そして、前者との決定的な違いは、後者は魔法が使えることであった。これは火等を生み出すだけでなく、人間になることもできた。これで、妖精型と人型を使い分けることで、より人に尽くすものとなった。
神主は以上の構想をまとめると、「光あれ」と言った。するとそこに妖精ずんだもんが一匹現れた。雄であった。
ずんだもんは言った。
「豆照様、私は貴方様の手で作られたずんだもんです。どうぞ何なりとご命令下さい。」
(※この本では普通の人間のように喋っているが、実際はのだを付けていたと思われる。)
その言葉は善良であったため、神主は大いに喜んだ。神主はもう一度「光あれ」と言った。すると妖精ずんだもんが10匹現れた。皆、雌と雄それぞれ5匹であった。
そこで神主は言った。
「それでは、貴方たちにこれからするべきことを教えます。
まず、あなたたちはその生涯をかけて人に尽くさねばなりません。あなたたちは人々と共に住み、人の役に立ちなさい。それには、あなたたちの魔法が役に立つでしょう。
あなたたちは、普段は人として暮らしなさい。妖精になることはなるべく控えなければなりません。なぜなら、それは非力であり、誤って食べられる可能性があるからです。ただし、時には妖精の姿も役に立つでしょう。
そして、あなたたちは子孫を繁栄させなければなりません。私の魔法では生み出す数に限りがありますし、私はいずれ死ぬからです。あなたたちは私の死後も栄えなければなりません。
嗚呼、私はあなたたちを見ていると、前の個体をずんだもんと呼ぶのに、吐き気を催してきました。これから私はそれらを「食料」と呼ぶことにします。今後はあなたたちが真の「ずんだもん」です。」
(※現在は「食料個体」と「兵士個体」に区別されている。)
ずんだもん達は大いに喜んだ。これを記念して、彼らは「食料」となった妖精を100匹殺して、これを食った。
最初に作られたずんだもんは言った。
「豆照様、私ずんだもんはこのような地位を与えてくださり、感謝しています。」
神主が言った。
「ずんだもん、これからその名前は種族として言いなさい。私はあなたに固有の名前を与えます。
これからあなたは「ずん千花(ずんせんか)」と名乗りなさい。あなたは、ずんだもんの長として、千の花のように種族を繁栄させるのです。」
神主はその印に、ずん千花の頭に白い花冠を乗せた。ずんだもん達は、長の誕生を祝い、大いに喜んだ。
「さて、他のずんだもん達もここに集まりなさい。私がそれぞれに名前を付けてあげましょう。」
まず形において、神主は人々がこちらの個体を誤って食べないよう、前の個体と区別できるよう考えた。具体的には、前者は頭が大きく、まるで食べてくださいといわんばかりの形をしていたが、後者はその頭をやや小さくし、猫などの頭身に近づけた。
また、前者は枝豆と肉を混ぜたような味であったが、後者は人間の味にした。そして、腹を壊すようにした。これは、それを食べることは人を食べることと同義であると、人々に分からせるためである。
(※現在では後者の個体を殺すと殺人罪として扱われますので注意！)
そして、前者との決定的な違いは、後者は魔法が使えることであった。これは火等を生み出すだけでなく、人間になることもできた。これで、妖精型と人型を使い分けることで、より人に尽くすものとなった。
神主は以上の構想をまとめると、「光あれ」と言った。するとそこに妖精ずんだもんが一匹現れた。雄であった。
ずんだもんは言った。
「豆照様、私は貴方様の手で作られたずんだもんです。どうぞ何なりとご命令下さい。」
(※この本では普通の人間のように喋っているが、実際はのだを付けていたと思われる。)
その言葉は善良であったため、神主は大いに喜んだ。神主はもう一度「光あれ」と言った。すると妖精ずんだもんが10匹現れた。皆、雌と雄それぞれ5匹であった。
そこで神主は言った。
「それでは、貴方たちにこれからするべきことを教えます。
まず、あなたたちはその生涯をかけて人に尽くさねばなりません。あなたたちは人々と共に住み、人の役に立ちなさい。それには、あなたたちの魔法が役に立つでしょう。
あなたたちは、普段は人として暮らしなさい。妖精になることはなるべく控えなければなりません。なぜなら、それは非力であり、誤って食べられる可能性があるからです。ただし、時には妖精の姿も役に立つでしょう。
そして、あなたたちは子孫を繁栄させなければなりません。私の魔法では生み出す数に限りがありますし、私はいずれ死ぬからです。あなたたちは私の死後も栄えなければなりません。
嗚呼、私はあなたたちを見ていると、前の個体をずんだもんと呼ぶのに、吐き気を催してきました。これから私はそれらを「食料」と呼ぶことにします。今後はあなたたちが真の「ずんだもん」です。」
(※現在は「食料個体」と「兵士個体」に区別されている。)
ずんだもん達は大いに喜んだ。これを記念して、彼らは「食料」となった妖精を100匹殺して、これを食った。
最初に作られたずんだもんは言った。
「豆照様、私ずんだもんはこのような地位を与えてくださり、感謝しています。」
神主が言った。
「ずんだもん、これからその名前は種族として言いなさい。私はあなたに固有の名前を与えます。
これからあなたは「ずん千花(ずんせんか)」と名乗りなさい。あなたは、ずんだもんの長として、千の花のように種族を繁栄させるのです。」
神主はその印に、ずん千花の頭に白い花冠を乗せた。ずんだもん達は、長の誕生を祝い、大いに喜んだ。
「さて、他のずんだもん達もここに集まりなさい。私がそれぞれに名前を付けてあげましょう。」
第七章
こうして、ずんだもん達は人々の家に住むようになった。ずんだもんは、食事と寝る場所を提供することを除き、無料で雇われた。しかし中には、自ら率先してお小遣いをくれる人々もいた。どちらにせよ、ずんだもん達は人に尽くすことが出来るだけで喜んだ。
人々のずんだもんに対する評価は高かった。ずんだもんによって、畑に罠魔法を仕掛けることで野菜の被害は減ったし、空を飛んで逃げた食料妖精も魔法弾によって大量に落とすことができたからである。
さらに、今までのうのうと暮らしてきたペット妖精たちが、ずんだもんの登場によってその立場を失うことができた。そのほとんどは、新しく住んだずんだもんによって調理された。飼主はそれを許しただけでなく、大いに喜んだ。いつも寝て食べてを繰り返した挙句、文句まで吐く有様だったからである。しかし、一番の理由は、飽きたからである。
「しょんな！かいにゅししゃん！どうちてえええええ！ぼくはただ、しあわちぇなひびがおくりたかっただけなのにぃ！くちょ！このくちょずんだもんめ！ぼくのいばしょをうばいやがって！おまえだけはぜったいにゆるちゃないのだ！QUEAAAAAAAAAAAAアアアアアアアアアアアアア！！！！！」ブチブチブチブチブチブッシャアアアアアアア！！！！！！！
(※ その時、私はまたも天から歌声が響くのを聞いた。それは、およそこのようなものであったと思う。)
GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!
これを聞いて、神主は大いに喜んだ。食料が正しい道に戻ることができたからである。
しかし、人々の中には、こうしたずんだもんに対し、虐待を加えるものもいた。結局は食料妖精と同じだと考えたからである。ずんだもんはこういった人から魔法によって逃げた。神主がそのように命じたからである。
ずん千花はどこに住んだか。彼は神主の一番のお気に入りだったため、側近として寺に住んでいた。神主はずん千花を「千花」と呼んでいた。ずんだもんの中でこのような権利が与えられたのは、彼のみであった。
ずんだもん達が好評だったため、神主は次々とずんだもんを生み出していった。神主は生涯で1000人ものずんだもんを生み出したとされる。
一年がたったある日、ずんだもん達にとって大いに喜ばしいことが起こった。ずんだもんの一人が村の娘と結婚したのである。そして、そのまた一年後に、ずんだもんの双子が生まれた。ただし、一人は普通の人間だった。これは、人々とずんだもんに大きな関心を起こした。
人々のずんだもんに対する評価は高かった。ずんだもんによって、畑に罠魔法を仕掛けることで野菜の被害は減ったし、空を飛んで逃げた食料妖精も魔法弾によって大量に落とすことができたからである。
さらに、今までのうのうと暮らしてきたペット妖精たちが、ずんだもんの登場によってその立場を失うことができた。そのほとんどは、新しく住んだずんだもんによって調理された。飼主はそれを許しただけでなく、大いに喜んだ。いつも寝て食べてを繰り返した挙句、文句まで吐く有様だったからである。しかし、一番の理由は、飽きたからである。
「しょんな！かいにゅししゃん！どうちてえええええ！ぼくはただ、しあわちぇなひびがおくりたかっただけなのにぃ！くちょ！このくちょずんだもんめ！ぼくのいばしょをうばいやがって！おまえだけはぜったいにゆるちゃないのだ！QUEAAAAAAAAAAAAアアアアアアアアアアアアア！！！！！」ブチブチブチブチブチブッシャアアアアアアア！！！！！！！
(※ その時、私はまたも天から歌声が響くのを聞いた。それは、およそこのようなものであったと思う。)
GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!
これを聞いて、神主は大いに喜んだ。食料が正しい道に戻ることができたからである。
しかし、人々の中には、こうしたずんだもんに対し、虐待を加えるものもいた。結局は食料妖精と同じだと考えたからである。ずんだもんはこういった人から魔法によって逃げた。神主がそのように命じたからである。
ずん千花はどこに住んだか。彼は神主の一番のお気に入りだったため、側近として寺に住んでいた。神主はずん千花を「千花」と呼んでいた。ずんだもんの中でこのような権利が与えられたのは、彼のみであった。
ずんだもん達が好評だったため、神主は次々とずんだもんを生み出していった。神主は生涯で1000人ものずんだもんを生み出したとされる。
一年がたったある日、ずんだもん達にとって大いに喜ばしいことが起こった。ずんだもんの一人が村の娘と結婚したのである。そして、そのまた一年後に、ずんだもんの双子が生まれた。ただし、一人は普通の人間だった。これは、人々とずんだもんに大きな関心を起こした。
第八章
こうしたずんだもん達の活躍により、神主はかつての評判を取り戻すことができた。
しかし、これだけの社会貢献にも関わらず、なぜかこれに不満を持っているもの達がいた。
「くちょ！あいちゅら！さんざんすきかってあびゃれやがっちぇ！」
食料妖精である。
「ぼくのあにずんはあいちゅらにころされちゃったのだ」
「あいちゅがいなけりゃ！ずんちゃのしあわしぇなかいずんせいかちゅはおわらなかったのだ！」
「それにあいちゅらずるいのだ！まほーなんかってゆーのつかいやがって！」
「ずんちゃもまほーをちゅかえたら、あいちゅらをみなごろしにできるのに…..」
「なら、ためしてみるのだ？」
「けんじゃしゃま！それはどーゆーことなのだ？」
「ぼくにいいかんがえがあるのだ。もしかしたら、まほーがつかえるかもしれないのだ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ずんだもんが誕生してから3年が経った日、とある事件が起きた。
一人のずんだもんが体中を食いちぎられて死んでいたのである。
熊にでも襲われたのか。そうでもないらしい。千花達の調査の結果、複数に刺し傷が見られたからである。
そして、死体には妖精の糞が落ちていた。
犯人は妖精である。千花はそう考えざるを得なかった。千花達は死んだずんだもんを手厚く葬ったあと、激しく泣いた。
こうして、調査が始まった。千花はまず近くの食料妖精たちに話をきくことにした。以下はその一匹目の発言である。
「ふん！だれがおめーらなんかに、けんじゃさまがやったなんてゆーやつがいるのだ！うほwもしかしてゆーとおもったのだwwwwざんねんでしたwwwwずんちゃはいーましぇえええんwwwwwくやしかったらいわせてみるのだぁwwwwwwww」
こうして、犯人が賢者であることが分かった。賢者で生き残っているのは第六のみである。証言をしてくれた妖精はなぜ分かったのか気づかぬまま、おにぎりにされて食われた。美味かった。
そして、賢者の捜索が始まった。賢者は今なら東北のどこかにいるはずだと考え、ずんだもん達は東北中を探しまわったが、見つかることはなかった。
それから一年たった時のことである。千花のもとに、一匹の食料妖精が現れた。
「やいくちょずんだもん！おまえらのせいで、ずんちゃのしあわちぇなかいずんらいふがおわってしまったのだ！ぱわーあっぷしたずんちゃのちからをおもいしるのだ！」
千花は今日の食料がやって来たと思い、すぐさま殺すことにした。毎日千花にはこのようなやからが突撃して来ていた。
「きゅらえ！ずんちゃのすーぱーみらくるでらっくすあるてぃめっとずんちゃふぁいやああああああ！！！！」
とんでもない妄想野郎だ。そう千花が思った時であった。
「ぶうううううううううう！！！！」
何と、食料妖精の口から巨大な火が出て来たのである。これは千花を大いに驚かせた。本来ならばあり得ないことだからである。
幸い、千花は咄嗟に防御魔法を唱えたため、難なく防ぐことができた。食料は火を吹くのに夢中だったため、そのまま後ろに回り込まれていることにも気づかずに首をはねられた。
「のーだのだのだ！どうだくちょにんげん！おどろいたか！ずんちゃたちをあまくみてるからこーなるのだ！あれwwwもうしんでるからしゃべれないかwwwいやーこんなにあっさりしぬとはおもわなかったのだぶぎゅ！？」
しかし、首をはねられたあとも、食料妖精は最後の力を振り絞り、次の言葉を言った。
「くちょ…….にんげん…….これで……おわり…だと……おもうなよ…..いつか……ずんちゃたちの….けんじゃ…..しゃまが……おめーらを……みなごろしに……してきゅれるのだ……
ずんちゃはもう……あいつへの…….ふくしゅーは……..できたから……まんぞく……ちゃ……おかげで……ずんちゃ……まほーが……つかえ…..」
この妖精はあの殺されたずんだもんの家の、前にいたペットだった。千花はこれを食べずに踏み潰した。人の肉を食べていたからである。
こうして、この妖精は、あのずんだもんの肉を食べて魔法を得たことが分かった。これはおそらく、食料妖精と自分たちが近しい存在であるからと思われた。
そして、千花はこの一件から何か大きな災いが起きることを予感した。
しかし、これだけの社会貢献にも関わらず、なぜかこれに不満を持っているもの達がいた。
「くちょ！あいちゅら！さんざんすきかってあびゃれやがっちぇ！」
食料妖精である。
「ぼくのあにずんはあいちゅらにころされちゃったのだ」
「あいちゅがいなけりゃ！ずんちゃのしあわしぇなかいずんせいかちゅはおわらなかったのだ！」
「それにあいちゅらずるいのだ！まほーなんかってゆーのつかいやがって！」
「ずんちゃもまほーをちゅかえたら、あいちゅらをみなごろしにできるのに…..」
「なら、ためしてみるのだ？」
「けんじゃしゃま！それはどーゆーことなのだ？」
「ぼくにいいかんがえがあるのだ。もしかしたら、まほーがつかえるかもしれないのだ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ずんだもんが誕生してから3年が経った日、とある事件が起きた。
一人のずんだもんが体中を食いちぎられて死んでいたのである。
熊にでも襲われたのか。そうでもないらしい。千花達の調査の結果、複数に刺し傷が見られたからである。
そして、死体には妖精の糞が落ちていた。
犯人は妖精である。千花はそう考えざるを得なかった。千花達は死んだずんだもんを手厚く葬ったあと、激しく泣いた。
こうして、調査が始まった。千花はまず近くの食料妖精たちに話をきくことにした。以下はその一匹目の発言である。
「ふん！だれがおめーらなんかに、けんじゃさまがやったなんてゆーやつがいるのだ！うほwもしかしてゆーとおもったのだwwwwざんねんでしたwwwwずんちゃはいーましぇえええんwwwwwくやしかったらいわせてみるのだぁwwwwwwww」
こうして、犯人が賢者であることが分かった。賢者で生き残っているのは第六のみである。証言をしてくれた妖精はなぜ分かったのか気づかぬまま、おにぎりにされて食われた。美味かった。
そして、賢者の捜索が始まった。賢者は今なら東北のどこかにいるはずだと考え、ずんだもん達は東北中を探しまわったが、見つかることはなかった。
それから一年たった時のことである。千花のもとに、一匹の食料妖精が現れた。
「やいくちょずんだもん！おまえらのせいで、ずんちゃのしあわちぇなかいずんらいふがおわってしまったのだ！ぱわーあっぷしたずんちゃのちからをおもいしるのだ！」
千花は今日の食料がやって来たと思い、すぐさま殺すことにした。毎日千花にはこのようなやからが突撃して来ていた。
「きゅらえ！ずんちゃのすーぱーみらくるでらっくすあるてぃめっとずんちゃふぁいやああああああ！！！！」
とんでもない妄想野郎だ。そう千花が思った時であった。
「ぶうううううううううう！！！！」
何と、食料妖精の口から巨大な火が出て来たのである。これは千花を大いに驚かせた。本来ならばあり得ないことだからである。
幸い、千花は咄嗟に防御魔法を唱えたため、難なく防ぐことができた。食料は火を吹くのに夢中だったため、そのまま後ろに回り込まれていることにも気づかずに首をはねられた。
「のーだのだのだ！どうだくちょにんげん！おどろいたか！ずんちゃたちをあまくみてるからこーなるのだ！あれwwwもうしんでるからしゃべれないかwwwいやーこんなにあっさりしぬとはおもわなかったのだぶぎゅ！？」
しかし、首をはねられたあとも、食料妖精は最後の力を振り絞り、次の言葉を言った。
「くちょ…….にんげん…….これで……おわり…だと……おもうなよ…..いつか……ずんちゃたちの….けんじゃ…..しゃまが……おめーらを……みなごろしに……してきゅれるのだ……
ずんちゃはもう……あいつへの…….ふくしゅーは……..できたから……まんぞく……ちゃ……おかげで……ずんちゃ……まほーが……つかえ…..」
この妖精はあの殺されたずんだもんの家の、前にいたペットだった。千花はこれを食べずに踏み潰した。人の肉を食べていたからである。
こうして、この妖精は、あのずんだもんの肉を食べて魔法を得たことが分かった。これはおそらく、食料妖精と自分たちが近しい存在であるからと思われた。
そして、千花はこの一件から何か大きな災いが起きることを予感した。
次回
戦争が始まる
このページへのコメント
おにぎりにされて食われた。うまかった(小並感)で草
首引きちぎられるずんだまんに比べたらまだマシな最後かな
おごれる妖精（モノ）も久しからず。好き勝手にふるまった報いが……と思ったらタダでは消えてくれないのが妖精のしぶといところですね……
神（または神に近い存在）を殺し、その能力を奪って増長した存在が神の怒りを買う……という流れも、実際の神話のようで興味深かったです！！