本名カルストーコ
ニエ民ボマ族 医者にして霊能力者
生まれつき霊や生者の生命力を見ることが出来た。
数奇な人生を歩み、後に聖字を受ける。
幼少期
ボマ族の里リーメイヤで育つ。身を寄せていたロロリアーナを姉と慕う。
重病で死にかけるがロロリアーナとの縁で一命を取り留める。この時世界の魂循環システムと巡りに触れ、霊をより強く見ることが出来るようになった。
優秀だった彼女は長じてニエ民の在り方に疑問を持つと、廃れた風習に従ってニエ民部族を巡る旅に出た。この時リーネに出会う。
そして命奪の魔神が目覚める。この時ボマ族は彼女を除いて全滅した。
リーメイヤに帰り村民全ての墓標を建てる。通りがかったナルカは彼女に絆され弟子とした。医術を学びながら世界を巡る旅に出る。
本編
エイヴォンでのレグナート王の凶行を聞き久しぶりに故郷を訪れる。
当初は死んだ国民の怨念を祓おうとするが、街のどこにも死者の黒い思念が見つからないことに疑問を感じ、災厄王事変の核心へと迫る。
第一部後半で「カルナ式ゾンビ」など伏線のある台詞がある。
第二部
仲間を裏切ったグレイの凶行、更に日ごと悪くなっていくエイヴォンを思い悩む。巡りから手を差し伸べた姉の慰めも疑い、霊視の能力や自身の使命を苦とし投げ出した。この時霊視の力を失う。
偽悪による「中途半端な行為」が現状を招いたと結論付け、北部同盟そのものの安楽死を目論む。
同盟大陸全域に凶悪な麻薬をばらまき、弱者や傷病者を死によって救済するという、ナルカの教えとは真逆の血塗られた屍の山を歩いていった。
元々高い能力が更に高まり、ネルルーサやコーディリア相手でも弱みを巧みに突く非道な策略で手玉に取っている。
ちなみに断じて国家を滅ぼす等の悪意ではなく、もう北方同盟がどうしようもない状態であることを理解してしまったため「安楽死」をもたらしている彼女なりの優しさと決意のからくる行いである。
完全に余談だが、この時点でリーネが処女の場合、リーネとの絆イベントでリーネの処女相手がカスコになる。
生やす魔術もあるのか…。
第二部エンディングにてナルカを拉致し、そのまま両名とも消息不明となる。
クリア後絆イベントによると、ナルカを実験台にして毒や殺害方法などの人体実験を繰り返しているようだ。
理由は不明だが、おそらくは不死の呪い故に真剣に現在を生きられないナルカが中途半端な気持ちで事態を最悪の方向に導くことに加担したことへの復讐だろう。
人体実験はわざと苦痛を与えるようなものを選んでおり、永すぎる生により生の実感の薄いナルカに苦痛という形で生を実感させてやろうという意趣返しらしい。
この物語の絶望の結末において、カルストーコはおそらく最も悲惨な被害者である。
なないわく「一番かわいそうな人」。
最終部
姉の出自が南天だと知り、遺品の返却と「姉への憧れ」からの巣立ちのために南天王の元へと赴く。
そのまま本物の南天王のもとに身を寄せ、偽南天王の蜂起後も南天王とその兵達に協力をしていた。
激戦のさなか、散ってしまった「いのち」達に触れ「巡り」を悟り、「いのちの理」と「自分が進む解」を知る。
成長した彼女の姿を見たナルカは「なろうと思えば何にでもなれちまうが、そういう人間ほど何かが一つ狂えば手の付けられない悪魔にすらなり得る」と、姉ゲルドの姿をカルストーコに感じていたことを打ち明ける。ナルカがカルストーコを弟子とし見守ることを「贖罪」と称したのはこのため。
その後は世界をめぐり、苦しむ人を助けるため、終わってしまった遺志を繋げるため、自らの見つけた道を進み続ける。
このページへのコメント
状況からして、このナリでアリアドネよりそこそこ年上なんだよな…
カスコとリーネの年齢の話はしてはいけない