本編第一部と第二部においては南天兵装を「
結社」(と
ナルカの芝居)に利用されたのと、
バッドエンドにて
王と
間者の会話があるぐらいで目立った動きはなし。
最終部にて北部同盟へ宣戦布告というガチの敵国として大々的に表舞台へ登場。
しかし仕掛けてきた割りに積極的には攻めてこず、北部と
面倒な人物の足止めに注力。
その裏には「結社」がおり、南天の暴挙の全ては「
黒幕」の大舞台を準備するための時間稼ぎに過ぎなかった。
決着後は、偽とはいえ王に就き、エイヴォン並みに南天を復興させたユーシアが戦後処理の一つとして国家運営を取り仕切る。
「突貫で立て直すために国民の要望は全部受け入れていた」ことが今になって仇となったと愚痴っている。
物語が始まる前から南天は土壌汚染や感染病などで滅亡寸前までに疲弊させられていたが、
これらも「結社」の仕業であり、目的達成への一カードとするための仕込みの一環だった。
その過程でも
カシンが犠牲になるなど多くの悲劇を産み出している。
なお、本来の南天王は人格者であり、心優しい人物。
過去に北部との和平を望んでいたが「結社」によって妨害され、国の困窮に苦心していた。
「結社」に争乱の種火として使われることを予見していたのか、彼自身は戦争という略奪行為は決して行おうとせず、
娘の偽物であり、仇敵「結社」が作り出した
ロロナに対しても一人の人間として、己の子供として応じた。
戦禍で倒れた最中、
魔神に一発おみまいするという念願を達成し、己を「病死」として禍根を残さぬよう最期を迎えた。
どこぞの暴力姫に見習ってほしいぐらいの・・・すごい漢だ
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国家生い立ちについて
命奪の魔神へ無条件で命を捧げるというニエ民の思想に反発した元ニエ民たちが興した国。
役割から逃げるだけでなく、立ち向かい打破することを目標として掲げていた。
ちなみに当時の魔神はグレイとは別の前任。彼の「存在」も人間を愛おしく想っていたらしく、
南天を追討しないどころか、自分を討つことに役立つであろう装備を進んで提供していた。
打倒魔神の想いと技術は脈々と受け継がれ、王族の子孫
ロロリアーナをグレイと巡り合わせた。
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