2.2 改修準備中

スペイン内戦は、1936年から1938年までスペイン共和国で発生した内戦。当初は、マヌエル・アサーニャ率いる左派の共和国政府と、フランシスコ・フランコを中心とした右派の反乱軍が争った。その後共和国政府から親ソで共産主義のスペイン共産党が抜け、また反乱軍からは王党派が反旗を翻し、最終的には四つ巴となった。外国からの介入も相まって、激しい戦闘が全国で繰り広げられ、スペインは大きく荒廃した。
スペイン内戦
共和国軍側で戦う民兵たち作戦を練るフランコ
期間1936年7月17日~1938年8月22日
場所スペイン共和国(海外領土を含める)
結果共和国政府の勝利、第三共和政への移行
交戦勢力(1937年春まで)
スペイン共和国
国際旅団
ソビエト連邦
メキシコ
ナショナリスト派
イタリア王国
ナチス・ドイツ
ポルトガル
交戦勢力(1937年夏頃から)
スペイン共和国
国際旅団
イギリス
フランス
ポーランド
ルーマニア
ナショナリスト派
ナチス・ドイツ
ポルトガル
王党派臨時革命政府
ソビエト連邦

概要

第二共和政の開始以来、左派(共産主義・無政府主義・社会民主主義)と右派(ファシズム・王党派・カトリック派)の間の対立は日を重ねるごとに激化していった。抗争も度々おき、国民の間では議会制民主主義に対する不信感を持つものが数少なくなかった。また左派、右派内でも対立があり、スペインは極めて不安定になっていた。1936年2月の選挙でスペイン左翼共和党? (IR)、スペイン社会労働党? (PSOE)、スペイン社会民主党?(PSDE)、スペイン共産党? (PCE) ら左派連合のマヌエル・アサーニャ? スペイン人民戦線政府が成立した。これに対抗したフランシスコ・フランコ?将軍のモロッコでの軍部反乱が、人口を等分するスペイン内戦に発展し国民経済を分断した。
 
 フランシスコ・フランコ
8月初め共和国軍はカタロニア、バスク、アストゥリアスといった主要工業地帯のすべてを手中におさめていた。農業地帯では新カスティーリャ、レバンテ、アンダルシア東部、アラゴンおよびエストレマドゥーラの一部がその勢力下にあった。共和国は、軽工業と重工業をほぼ独占していたが、食料は園芸作物・オリーブ・かんきつ類の生産に特化している地域へ依存した。ブルゴスを拠点とする反乱軍は、勢力圏内で全国小麦生産の2/3と、じゃがいも・野菜の半分以上と、砂糖の九割を生産した。反乱軍は工業生産の不足を解消するため、8月ビスカヤに猛攻を仕掛け12月に制圧した。ビスカヤはスペイン国民総生産36%の源泉であった。偏った二つの経済圏は外国の支援も需要した。共和国は当初、左派であった点からソビエト連邦より、反ファシズムの立場からフランス、メキシコ、および国際旅団の支援を受けた。反乱軍はナチス・ドイツ、イタリア王国、ポルトガルなどから支援を受けた。
 
 支援物資を荷下ろししているソ連船
1937年ごろから共和国内、反乱軍内で内部対立が起きるようになった。
共和国内では共産党(共産主義)と左翼共和党(無政府主義)、社会労働党(社会主義右派)、社会民主党(社会民主主義)の間で対立が激化した。1937年5月に共和国政府からソ連の息のかかった共産党が脱退した。共産党はソ連の支援の元で臨時革命政府を作り、反乱軍と共和国軍相手に戦闘を開始した。国際旅団は共産主義者と民主主義者で分裂した。共和国政府は反ファシズムだけではなく、反ソの立場が鮮明になったことで、イギリス・フランス・ポーランド・ルーマニアから手厚い支援を受けることができた。
反乱軍内ではフランコらのファヘランへ党?の軍が平気で教会を砲撃し略奪を繰り返したことで、カトリック派が猛反発した。1937年6月、キリスト教民主党は秘密裏に共和国政府と交渉し、教会の権利保障、民主主義の維持等を約束した上で共和国側に寝返った。そして植民地軍は共和国政府に協力する代わりに戦後自治権を与えることを約束され、共和国政府側に立場を変えた。また王党派とフランコ派との間での対立も激化し、最大の支援国、イタリア王国はどちらの敵にもなることは出来ないとして撤兵してしまった。
多くの国の手厚い援助により、共和国政府は有利に立ち回ることができた。1937年12月にはどこからも支援のなかった王党派が共和国政府に降伏する。1938年3月にはソ連は義勇兵撤兵を決め、翌4月には臨時革命政府が降伏する。
1938年5月にはドイツ軍、ポルトガル軍が撤退した。孤立無援のフランコ反乱軍は必死に抵抗したものの、同年8月3日に降伏し、スペイン内戦は終わりを迎えた。国土は荒廃し80万人が死亡した。

ソ連よりレンドリースされたT-26戦車
独伊軍相手に強力な攻撃力で圧倒した。レンドリースは共和国政府からの共産党脱退・蜂起まで続いた。

戦闘の経緯


内戦勃発


四つ巴に

カトリック派の寝返り

王党派降伏

臨時革命政府降伏

内戦終結

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