京成バスおよびグループ子会社の車両を表形式でまとめています。

京成バスの車両には、車体に4桁の数字またはアルファベット+3桁の数字の車両番号が振られている。例えば写真の車両であれば

車体に「0544」と記載されているのがお分かりいただけるだろうか。これが「車両番号」(以下、「車番」)である。

この車番を解析すれば、営業所やメーカーなどの車両の情報が得られる。ここでは、車番について見ていこう。

千の位

千の位はその車両の所属営業所を表す。営業所によって、数字またはアルファベットが割り振られている。
0新都心営業所習志野出張所
1奥戸営業所・同東雲車庫
2市川営業所
3松戸営業所
4新都心営業所(旧船橋営業所)
5千葉営業所
6(旧成東営業所)
7(旧船橋高速貸切センターの貸切車)
8金町営業所
E江戸川営業所
H新習志野高速営業所(旧船橋高速貸切センターの高速車)
N長沼営業所
S(旧佐倉営業所)

数字は0〜8のみで、9は使用されていない。
6・7は現在は京成バス本体では使用されていないが、子会社では使用されている。

百の位

百の位はその車両のシャーシメーカーを表す。後述と合わせ、通し番号としての役割ももつ。また、営業所によっては用途を表すのに使われたり、車体の大きさやシャーシの型式をこの位で分けたりする場合もある。
シャーシ用途
0いすゞ車・日野車・トヨタ車特定車(現在指定なし)・東京BRT・※1
1いすゞ車
2いすゞ車
3三菱ふそう車
4日野車
5日野車
6三菱ふそう車
7日産車シャトルセブン・新習志野の貸切特定車※2
8海外シャーシ車・日野車※3
9指定なし特定車(現在指定なし)

※1:いすゞ車・日野車・トヨタ車と幅広いメーカーに使用されるが、共通する点として用途が限定される車両に用いられる傾向がある。江戸川のいすゞ製中型車両や新都心営業所の日野製連節バス、習志野の田喜野井循環用ハイエースが主な例。
※2:新習志野高速所属の貸切・特定車はメーカーに関係なく700番台が割り当てられる
※3:長沼の高速車・習志野の日野製貸切車でも使用されるほか、2003年〜05年の船橋営業所導入車でも使用されていた。

十・一の位

十・一の位は通し番号。基本的には00(または01)〜99と連続で振られていく。陸運局から交付されるナンバーと同様、忌番である42・49は使用されない。

よって、上の写真の0544号は
0習志野出張所の
5日野車500番台の
4444号
ということになる。


営業所記号アルファベットの場合

京成バスナビでの記載

京成バス・NAVITIMEが提供する一般路線車位置情報サービス「京成バスナビ」ので車番を附番する際、一部営業所において車両を示す記載が異なる。
バスナビでの営業所別の附番方法は以下の通り。
千の位
営業所記号がアルファベットの江戸川営業所では、千の位を使用せず百の位以下の3桁で附番している。同様の長沼営業所では「9」を使用している。
また、営業所記号が「0」の習志野出張所においては、千の位に「0」を置くことは不可能ではないが、「7」を使用している。
0(不使用)
1奥戸営業所
2市川営業所
3松戸営業所
4新都心営業所
5千葉営業所
6(不使用)
7新都心営業所習志野出張所
8金町営業所
9長沼営業所
なし江戸川営業所
百の位以下
各車両に準ずる。

例えば
※2114…市川営業所2114号車
※192…江戸川営業所E192号車
※7543…習志野出張所0543号車
※9579…長沼営業所N579号車
ということになる。

現行の附番法則以前は

戦前〜戦後間もない時期は車番の附番方法が異なっており、C-xxx(3桁の数字)が用いられていた。
アルファベット「C」や後に続く3桁の数字がもたらす意味、また現行の附番方法に変更された時期は分かっていない。

営業所ごとの付番

車番の振り方も営業所ごとに異なる。ここでは主な例を紹介。その他は車番小ネタを参照。
金町営業所:新製いすゞ路線車は8100番台の繰り返し
市川営業所:新車枠とは別に転属車枠があり、他営業所からの転属車はここに振られる
習志野出張所:日野車のうち400・500番台は路線・800番台は貸切
旧船橋営業所:2003年〜05年の導入車に800番台後半が割り当てられていた

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2023/1/15 昨年から公開を停止していましたが、体裁を直したうえで再度公開しました。
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