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セライカ村の七不思議 第弐話

・シナリオの読み方
『』NPCの性格設定です。GMが性格設定に合ったキャラをRPしてください。
「」キーワードになります。そのシーンに登場するNPC、または判定で開示する情報として組み込んでください。
<>達成値です。今回は冒険者レベル6で調整してあります。必要なら変更して構いません。
【※】確認項目です。PCのキャラクターシートを確認し、該当する技能や言語があれば参照します。
《》シーンです。今どこにいるかを現しています。予めMAP画像を用意しておくといいでしょう。


概要
 ダグニア地方にある川沿いの村から依頼が届いた。村に住む漁師の家の息子(14才)が、1週間前から行方知れずとなったらしい。その少年の両親からの捜索依頼である。
 この村では昔から、「神隠し」と呼ばれる事象が起きていたらしい。

【※】地方語・ダグニア語を習得、もしくはダグニア出身者のみ、「神隠し」の詳細について分かる。

神隠し:ダグニア地方の、それもこの川沿いの村の近くでのみ起こる事故・事件の総称。
この事故・事件に巻き込まれた者達は、1か月〜2か月の間行方不明となり、その後意識不明の状態で見つかる。
見つかる場所は、川沿いや浅瀬に放置された船の上など、水辺に近い事から、地元住民たちは「水の神による祟りだ」と信じられている。

・導入《川沿いの村・ララセルの民家にて》
少年の両親『心配性・子煩悩』
「1週間前から息子が行方不明なこと」
「いなくなったその日は、川に釣りに行く、と言ってた事」
「息子がよく行く釣り場には、息子の物と思われる釣り具が落ちていたこと」
これらの事を教えてくれる。

依頼内容:息子を探し出してほしい。
内  容:この村で起きる「神隠し」にあった少年を探し出す。

報酬:(成否に関係なく)経験点1500 3000G 名誉30点 成長1回


ララセル村..二股に分かれた川に挟まれた三角州に作られた村。漁業と林業で生活が成り立っている。
      また川の向こう側には林が広がっていて、野生の色が濃い。
      この近くではよく「神隠し」が起きる。
      村の入り口から見ると、村の周囲は歳月を感じさせる土嚢による壁が作られ、村の中の建物は1階部分は物置2階部分に居住スペースが作       られていると分かる。
      またお昼頃に冒険者たちが来るのなら、村の中では村人たちが声をかけてくるだろう。
      「魚の直売」「お土産の売り込み」「村の宿屋兼酒場の案内」等

釣り場..この村の住民たちが釣りをする際によく訪れる場所。
    そのポイントは、川の流れが緩やかになっており、水辺から覗き込むだけで魚たちの活性は高い。

【※】スカウト・レンジャー技能持ちのみ
足跡追跡判定。成功する事で、「人の足跡のみ」しかこの場には残されていないと分かる。

村の宿屋..女将が経営する今回の冒険者たちの拠点。1泊10G(1人1部屋)食事付き。
     他の家よりも大きく、3階建ての建物。1階部分は例にもれず物置になっている。

以下の()内のシーンは選択式。PL/PCに選ばせてあげましょう。

(夜の調査《村のどこか》)
冒険者たちは、それぞれが考える思い思いの場所で神隠しについての張り込み調査を続ける。
聞き耳判定 ⇒成功:村の端から音が聞こえてくる。EVENT・川辺の宴 へ
      ⇒失敗:その日は何も収穫が無かった。月も頭の真上まで登ってしまった。宿へ帰ろう。

(夜はゆっくり《宿屋》)
聞き耳もしくは、危機感知判定。それぞれのPCで補正が高い方で判定してもらう事。
      ⇒成功:部屋でゆっくりしていたあなた達の耳に、「何かが這いずるような音」が聞こえてくる
          またその後少ししてから、若い男性のうめき声がかすかに耳に届く。
          EVENT・音の出所 へ
      ⇒失敗:とくに なにもない へいわなよる だった

EVENT・音の出所 が発生するまでこの選択を繰り返します。


EVENT・川辺の宴《村はずれの川原》
冒険者たちが、音の出所へ近づいていくと、川辺に明かりが見えてくる。
たいまつや明かりなどを持って近づくと、蜘蛛の子を散らすように居なくなってしまう。
【※】暗視持ち
 川辺で妖精やプーカ、動物たちが思い思いに楽しんでいる姿が見える。
【※】妖精語持ち
 その宴の参加者たちが歌っている歌が聞き取れる。
 「ヒトは〜ヒトは、落ちた〜ヒトのふりして落ちた〜」
 「となりの住人、今はなし〜あちらの住人、ヒトでなし〜」
 あとは適当に歌詞をどうぞ。妖精らしく気まぐれでもあり、プーカの様にいたずらの歌でも良し、動物によるベース演奏でも可


EVENT・音の出所
冒険者たちが音の出所を探しに宿を探し始めると、昼間は無かったドアを見つけられる。
足跡追跡判定に成功する事で「何かが這いずった跡」を見つける事が出来る。
ドアをくぐる際に、「罠感知判定」を行ってください。
失敗した場合は、失敗した冒険者に2d6+3のダメージを発生させます。
ドアをくぐると、足元で紐が切れたような音が聞こえ、真横から乾いた発射音が聞こえる。
>ボウガンの矢だ!<

ドアの先の通路を進むと、徐々に下り坂になっており、地下へと続いている事が分かる。
通路の先には、ドアがあり。ドアの向こうから何かが這いずる音と人のうめき声が聞こえるだろう。

ドアの向こうへ行くのなら、戦闘開始。
⇒バトル・神隠しの真相 へ
勝利⇒この地下の部屋は、村の宿屋近くの2つの川辺、近所の林に繋がっていると分かる。
またラミアが化けていたのは、2匹とも宿屋の女将であることも分かる。

今回の「神隠し」の真相は、宿屋の女将に化けて、村人や旅人を攫い・食料としていたラミアが原因だったのだ。
と言う訳で、意識を失い捕まっていた少年の両親と、村の村長からの感謝と報酬を受け取り冒険者たちは長屋へと帰って行く。

バトル・神隠しの真相
ラミア×2
ストーンサーバント×2
クィンドゥーム×1


ここからはGMをする際の注意点。
・宿屋の女将が「バニッシュ」等の対象になった!?
A.女将は蛮族「ラミア」です。正体がばれたのなら、急いで隠し扉の奥へ逃げてください。
EVENT・音の出所を早期に発生させて構いません。
ただし、「センス・エネミィ」など、敵意を感知する等々、蛮族である事が露見する魔法以外へは、女将の対策は大丈夫です。GMは安心して、女将に吐き気を催させましょう。

・夜の調査で止まってPL・PCが先へ進めない。
A.EVENT・川辺の宴の発生条件・追加情報の入手条件を、GMの判断で下げてください。
もしくは、GMから「もう夜の村で調べる事は調べきった。昼に備えて早めに寝よう」とアナウンスするなどして、宿で寝させてください(強硬手段)

・冒険者がラミア達に負けたのじゃが・・・。
A.ざんねん!ぼうけんしゃたちはつかまってしまった!
と言う訳で、1か月半後近くの川辺で発見されてください。
(捕まっている間の記憶は消去されております)
きっと、冒険者たちが解放されてた時、横には今回の捜索対象の少年も倒れている事でしょう。
依頼は失敗ですが、冒険者たちは首をひねりつつも長屋に帰って行きます。

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