エンハンスは味方のサポートスキルの俗称である。このページでは主にSSのダメージ強化全般を扱う。

概要

 「○属性の味方の攻撃力をアップ」と表記されるASおよびSSに対しての、ユーザー間での俗称。
 英語でenhanceと書き、強化するという意味がある。縮めて「エンハ」とも呼ばれる。

 かつてはこれを表す言葉が公式には無く、自然発生的にこの言葉が用いられるようになっていた。別のゲームでは「バフ」などとも。
 現在ではASに「攻撃強化」、SSには「ダメージ強化」というカテゴリー名が公式に与えられている*1が、今でもエンハンスという言葉を用いている者は少なくない。

 ちなみに、SSによるエンハンス状態は「ダメージ強化」「複属性ダメージ強化」「種族ダメージ強化」「純属性強化」「融合強化」「反転強化・邪」「チェイン犠牲強化」「撃破強化」「無属性変化」「ダメージ強化・連」によるものが同枠となっており、効果が残っている状態で再度これらのエンハンスSSを使用すると上書きされる(協力バトルでは効果値の低いエンハンスで上書きされるテロ被害も発生している)。
 「ブースト」「精霊強化」「蓄積解放強化」によるものは別枠であり、重複する。

ダメージ強化

 ダメージ強化は古くからあるSSである。効果は単純でSSの効果量だけ味方のAS(SS)を強化する。
 たとえばAS効果値100の精霊にダメージ強化100がかかったらASの効果値が200になるというような感じである。その特性上ウラガーンのような自身のAS効果値は高いものの、素の攻撃力が低い精霊にはあまり効果がない。
 ASで相性が良いのは全体攻撃であろう。自身のASの効果値は低いが全員を対象とした攻撃ができるASと強化ができるSSというのがとても良く噛み合う。単純にダメージ強化の効果量が3倍になるためである。
 故に、噛み合いすぎるとそれだけでクエストが終わる(複属性ダメージ強化であるがユッカ(バレンタイン)とミライによる4周年魔道杯が記憶に新しいか)ことすらある。

 SSは1発の攻撃力を上げるためカウンター系や全体にダメージを与えられる残滅大魔術大魔術といったものと相性が良い。
 ちなみに多弾魔術は(多弾効果値+強化値)/回数が1回の攻撃力となるため効果が薄い。
 ……なぜか多弾効果値/回数+強化値が1回当たりの攻撃力となったイズロム事件というのもあった。

 また、一部のものを除きほとんどのダメージ強化は対象に属性が設定されている。(例:1ターン溜めた後、1ターン火属性の味方の攻撃力をアップ(効果値:150))
 そのため属性反転などで主属性が変わってしまった場合味方にかからないということが起こりえるので注意が必要。(まあ、大抵は自分の複属性も対象になってるので問題なかったりするが)
 ……ちなみに4リンカは自己のみのダメージ強化であったし、説明文にもそのような文言はなかったが属性反転実装時にじつは火属性の自身のみ対象のSSであったためSSの効果がないというバグがあった(現在は修正済み)

複属性ダメージ強化

 縛りがついたダメージ強化である。詳細は複属性ダメージ強化で。
 こちらは2018年1月26日現在ただ1体の例外もなく主属性と複属性が固定されているため属性反転にめっぽう弱い。
 ただし強化される数値は異常ともいえる数値でVtユッカは1t目から最大150の、魔轟三鉄傑のガトリンは起動が遅いが400の効果値を持つ。
 なお上記2種はノクトニアポリスのシークレットのインゴットソフィ何たらさんからできる天罰の結晶の効果(効果ターンが1伸びて効果値が50増える)が乗る。

種族ダメージ強化

 複属性ではなく種族縛りが付いたダメージ強化。しかし2019年10月に初実装されたサフィナの属性である雷神族は下手な複属性縛りやらより厳しいように思えるが…
 なおこのスキルも天罰の結晶や勇猛なる結晶の効果が乗る(ように調整された)

純属性強化

融合強化

 この2種はダメージ強化ではないがおまけでダメージ強化が乗るものがある。(レッジや魔法少女など)
 元々のスキルと同じ扱いで条件に合致していなければそもそも強化は乗らず、(レッジの場合水単色のみ、魔法少女の場合火属性のみ)条件を満たしていない場合は効果値も大きく下がる。(純属性では純属性染めでないばあい、融合の場合は5属性そろっていない場合)
 ちなみにレイドでは他の味方にもかかる。その場合はスキル使用者のデッキが参照される。また、スキルの条件に合致していない場合そもそも強化されない。

反転強化・邪

 反転強化・邪のSS2のおまけ効果のダメージ強化も融合や純属性と同じようにエンハンス系を上書きする。
 普通のダメージ強化系なら上書きするまえにそもそも闇属性が対象じゃ無いので問題は無い上に、邪のエンハンス数値が高めなのでクレティア等の強化を問題ないのだがここ最近LtoLし、SS2のブーストが種族強化となった覇眼2カノンが主に割を喰らっている。

チェイン犠牲強化

 最近リレイで見直されたやべーやつ。詳細はチェイン犠牲強化で。
 発動時、または敵攻撃終了時にチェインがあればチェインを消費して効果ターン1のダメージ強化をかける。
 効果ターン1の強化など使えないと思うかもしれないが、AS特殊変化やチェインガードと同じように効果対象が精霊ではなく、チェインに対し「チェインを犠牲にして毎ターンダメージ強化」という効果をかけている。
 つまり何が言いたいのかというと、のろい強制進行に非常に強いということ(スキルを食らったターンは強化は消えるがすぐ復活する)である。(ダメージ強化の精霊強化版がわかりやすいか。ただしchにかかってる効果を及ぼすターン数に対する攻撃は現状存在しないため精霊強化と違い強制進行にも強いというのは非常に評価できる)

撃破強化

 効果発動後敵を撃破した分だけ効果値が上昇するスキルである。細ーく長ーくぞばばばば!結晶でのろい無効+効果ターン+20の効果をもらったがいまいち?
 といっても弱いと言うことはなく5体編成クエストではなかなか強い。
 …悲しいことに5体編成クエストで5戦あっても5戦目開始時点で20×5×4の400(配布版は300)程度の効果値でしか運用ができない。この数値は1クレティアにマイクハンマーをつければ負けてしまう値…。
 呪い無効は非常に強いし使えないわけはないのだがもう少しパンチが欲しい所ではある。
 レイドでは自身にしか効果が無いがそもそもレイドの敵は1体くらいであるためかけない方が良い…(ダメージ強化を上書きするので)

 2020年になりラーシャがLtoLして効果値が20から30に上昇。違う…そうじゃない。
 さらにプリフィカやルシエラも大進化解放祭にてLtoLしたが…。
 4月には決戦のドルキマスにて自身のみの撃破強化の元帥&ジークが登場。…しかし雷闇統一で使うには…といった感じでそこまで強くなかった。
 やはり死んだままか…と思ってたら6月の魔道杯にてスバル&ケイトリンが登場。攻撃アップ数値が100にまで上昇、最大値1500も3体編成クエストでも目指しやすい現実的な数値である。さらにSS2では一閃が使えるため撃破強化を使うと置物になるという弱点を克服している。

ダメージ強化・連

 2020年7月に登場したヤベー奴。
 ガチャ産のルミスを例にとって解説するが、基礎効果値は50と非常に低いがASで1発攻撃を与えるたびに効果値が10上昇していき最大で1800まで上昇する。
 正直これだけだと蓄積強化聖と同様にそこまで強くないように思えるが、蓄積強化との違いは撃破強化のようにターン終了時にエンハンスの効果値が拡張されていく点。
 つまり、効果値を溜めてから発動させる蓄積強化とは真逆で、発動させてから効果値を上げていくことになる。これは蓄積強化とは違い道中火力に寄与することができるというのが大きな特徴。
 そしてこのスキルを所持している精霊は複属性込みで8連撃、結晶込みで10連撃を行うことができる上に属性がWAS属性なのでしっかりWASで構築すると意味が分からないくらいダメージが伸びる。別にWASじゃなくて適当にピン指しでも毎ターン100程度上昇していき最終的にチェイン無しで20チェイン精霊を超えるような全体エンハンスを設置するといえばどれだけ気が狂っているかわかるだろうか…。
 一応のろいには弱く、またかけ直した場合も効果値は最初からあげ直しとなるという弱点は存在する。そのため対策はされやすい。
 とはいえエンハンスなのでカウンターを持ち込めば稼いだ火力でのろってきた相手をそのまま葬れたりもできる。
 というか呪われてもリスタートされようとも撃破強化と違い即座に溜め直し高火力を維持できるというところが利点の1つとも言える。
 また、このスキルを所持している精霊は他にスキルを持っていないので発動後は置物になるというのもマイナス点といえばマイナス点。最もこのレベルのエンハンスを付与しつつさらに何かしだしたら壊れというレベルでは無いだろうが。

 ちなみに、EX-ASの反撃による攻撃や行動感知による攻撃では効果値は増加しない。あくまでASによる攻撃によってのみ増加する。
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