概要

コンソーシアム・アラスカ社がオムニス支社の拠点防衛用システムとして運用している「テラフォーミング装置」。コストとサイズの関係でオムニス支社にしか置かれていない。と言うか極地のオムニス支社限定だからギリギリ許されているだけで、影響範囲がデカ過ぎる性質上他の場所に置こうとしたらその他勢力にブチ切れられる。

テラフォーミングとは言っても別に惑星を人が住める環境にする為の物では無く、ガスに覆われた惑星などの一部環境下での採掘作業を潤滑に進めさせる為の代物。主に採掘現場周辺のみの大気温度を引き下げたり暴風を巻き起こしたりする事でガスなどを氷結、液状化させ吹き飛ばし取り除くのに使われる。詰まるところ採掘現場用排気ファンレベル999。

オムニス支部に設置されている本機は拠点防衛用に改造されており、「大気温度を制御する機能」とオマケで付いている「大気の流れを制御する機能」を最大限活かせる様になっている。
通称は「嵐の鎧」。ハイコープス社のエイレーネに搭載されている攻防一体のバリアである「光の盾」とは違い、攻撃には利用できないものの凄まじい防御、探知性能を誇る。

詳しい機能

稼働中は本体を中心として常に超大型の暴風雪を発生させており、コレにより元々長距離レーダーなどを機能不全に陥らせるオムニスの大気をテンペスターで更に極端な物へと変化させ長距離レーダーどころか短距離レーダー、光学、熱源、音波などと言ったセンサーすらも封じ込む事に成功している。攻め込む側は凡ゆる情報を断ち切られるが、逆に守る側はテンペスターが感知した大気や気温の変化から敵の位置を正確に把握する事が可能であり、TEMLS群などのその他防衛設備と合わさる事で極めて強固な防衛網の形成を可能としている。

暴風雪がある限り内部の様子は一切把握出来ず、そして暴風雪に踏み入ればその時点で敵に居場所が把握される。これだけでも充分な脅威ではあるが、テンペスターの真価は「超低温環境を発生させる」事にある。

元々が大気中のガスを液状化、固体化させる為の代物なだけあって暴風雪内部の気温は恐ろしく低い。水では無く個体化した大気が雪へと変化し、そして暴風により飛ばされた氷の破片が踏み入る物に突き刺さって行く。機動兵器や大型兵器でも迂闊に入り込めば氷漬けになって破壊される事になる。
とんでもない規模の暴風と雪や氷同士の摩擦により発生する雷などもあって暴風雪内部を空路で移動するのは不可能とされており、ミサイルや大型質量弾頭などによる攻撃も暴風で明後日の方向に飛んで行くか着弾前に爆薬や信管が氷結して機能停止してしまう。レーザーやプラズマなどを含むエネルギー兵装は大気温度や雪の影響でエネルギーを奪われ、散らされ、弾かれ、最終的に無効化される。ステルス機の類も機体表面温度を引き上げなければ氷に埋もれて行動不能になってしまう関係上、事実上の機能停止を巻き起こす。

凡ゆるセンサーを封じ込まれた上で、陸路から、暴風と超低温に耐え凌ぎつつ、四方八分から一方的に迫る攻撃に対処する。コレだけの事をやれなければ、CAオムニス支社の姿を拝む事すら出来ない。
超大規模レーザーや反応弾などの戦略級兵器すらも暴風雪で散らし、弾き、凍らせる事で遮断してしまう嵐の鎧。これがある限り、コンソーシアムアラスカの拠点を潰す事は不可能であると言っても過言では無いだろう。
……尤も、コレはCA社オムニス支社の防衛網の「第一層」でしか無いのだが……

搭乗者

無し

事件

事件1?
事件2?

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