概要

TEMLS(Tactical ElectroMagnetic Launch System 戦術電磁力発射システム)は、コンソーシアム・アラスカ社の拠点防衛用レールガン…レールガン?まあレールガンみたいなもんやろ…システムの総称。人類が地球外入植に成功する以前から様々な種類が開発されており、その殆どは対大型・超大型兵器を想定した重厚長大なものである。

貼り合わせた2枚のバケットホイール型弾体を2本のレールで挟み込み、レールガンの要領でかっ飛ばす。弾体は貼り合わされた2枚が互い違いに回転する反作用で発射レールを軸としたキリモミ回転を行い、ジャイロ効果のようなナニカを発生させて弾道を安定させる。という基本原理は共通している。

ボストン級陸上突撃戦艦がそうであるように異常に威力が高く、回転してギャリギャリと継続ダメージを与えていく都合上対実体防御・EN防御共に盛大な破壊力を誇る有効な兵器だが…その破壊力は最大の汚点でもあるのだ。詳しくは後述。

絶大な破壊力を秘めたこの兵器群の弱点は、機動兵器に弱いこと。一部例外を除いて恐ろしく大きく連射も不可能なためだ。
こういったアンチ大型兵器で小回りが効かない兵器の発達が、機動兵器の主力化の背景なのかもしれない。知らんけど。

アセンブル…は特に無いのでバリエーションの一部

通常型

最も生産量の多いバリエーション。対大型兵器用で、ディケークンバカルナ級機動戦艦あたりの撃破を主目的とする。
3発撃つと本体が溶解してしまう欠陥を補うためCAお得意の大量生産が行われ、オムニス入植時の紛争でも雑にばら撒かれた。
そのためあちらこちらに埋まった個体が地元の野盗などに切り札として運用されてしまっている。オーバードレールキャノンも畑から採れる時代かぁ。

オムニス型

CAオムニス支社防衛のために配備されているバリエーション。支社は極地に存在するため、豊富な氷とオムニス固有の超冷媒資源を利用した急速な冷却機構によってまあまあ連射が効く。対機動兵器を想定したガトリング型なんてものも。
エイレーネ用途の超大型もあり、オリヴィア・シトカ曰く「まず負けることはないだろうね。こっちは固定砲台で攻められないから勝てもしないケド」とのこと。

宇宙型

悪。今は製造されていない宇宙戦闘用バリエーション。新規製造した日にゃCAは間違いなく航路保全機構からボコボコにされる。
無人の宇宙船にポンっと乗っけて武装船団に仕立て上げたものが圧倒的コスパで人類の生存圏が地球に限られていた時代の企業間紛争で猛威を振るい、危うく人類の未来を閉ざしかけたため禁止されたのである。
ここでとある戦闘の例を見てみよう。その戦闘は地球衛星軌道上の制宙権を巡る戦いの一つで、CA武装船団大小20隻と、HC軌道艦隊ディケー2機が激突、双方が戦力の半分を喪失して痛み分けに終わった。
その結果、10隻の宇宙船と1機のディケーのデブリが宇宙にばら撒かれたのだ。ディケーはその巨体を引き裂かれた上で弾体の高速回転でデブリが飛び散った非常に回収しにくい状態となり、CA側もロクな防護も無い無人宇宙船や溶解して投棄された加速レールがバラバラになって漂い、流れ弾に至っては触れるもの皆食い破りながら地球を周回するマヌケなアサルトセルマヌケじゃないアサルトセルがあるのかよとなりつつあった。
…こんな事例が頻発する戦況を航路保全機構が許すはずもなく、宇宙型は無事製造禁止となり、当時のCA取締役会は総辞職。それでも航路保全機構の怒りは収まらず、宇宙戦闘禁止のお触れが発令される一因となったとされる。この事件が機動兵器主兵の時代の始まり…かもしれない。一概には言えないよね、こういうのは。

リニアライフル型

機動兵器の手持ち武器としてサイズダウンした試作バリエーション。シャーマンに対する現場将兵の「射撃火力が貧弱過ぎる」「火器更新をサボるな」「せめて右手はバスタープライムライフル持たせてくれ」といった熱いご要望に応えて鋭意開発中。

搭乗者

いたりいなかったり

事件

事件1?
事件2?

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

メンバーのみ編集できます