[[消化毒>毒#Digestive_Agent]]犠牲者は毒を飲み込まなければなりません。毒性植物やヒ素のような有害物質は普通この毒です。もし毒が微量であっても独特な味をしている場合(例えばシアン化物)、GMは被害者に味覚判定か、知覚力基準の<毒物>判定を行なわせてかまいません――基本的に-2ですが、使用量が倍になるごとに+2されます。成功すれば、気付きます。検知しやすい毒にはボーナスがあります。検知しにくい毒や、その毒が適切な食料や飲料によって隠されていれば、ペナルティがあります。吐き出そうとしている誰かに毒を無理やり飲み込ませるためには、頭部か首に組みついて、10秒間押さえ込まなければなりません。
[[抵抗判定>毒#Resistance_Roll]]毒によっては生命力で抵抗できるものもあります。この判定は潜伏期間(もしあれば)が過ぎた後で行ない、ふつう修正があります。弱い毒なら生命力+2、ほとんど抵抗できないような毒なら生命力-8です! 生命力そのままから生命力-4が一般的です。DRはこの判定には一切影響しません。
[[毒の効果>毒#Effects_of_Poison]]毒の最も一般的な効果は「毒」ダメージか「疲労」ダメージを与えることです。弱い毒は1HPか1FPしか与えません。より強力な毒は1Dか、それ以上のダメージを与えます。このダメージにDRはまったく効果がありません。こうしたHPやFPの損失は、ふつう通常の手順で回復します。しかし、毒が周期的(以下参照)なものだった時には、最後の周期が終わるまでは回復できません。
[[手当>毒#Treatment]]もし毒に潜伏期間があれば、犠牲者が悪影響を受ける前に手当てする時間があります。しかし何の症候もないのであれば、助けを求めるためには窮地に気付かなければなりません!
[[飲酒と酔い>毒#DRINKING_AND_INTOXICATION]]短期間に多くのアルコールを飲み過ぎると、あなたは酔うかもしれません。1時間にどれだけ「飲酒」(drinks)したかを記録しておいてください。単純化するために、マグカップ1杯か1缶のビール(350ml)、グラス1杯のワイン(120〜150ml)、スピリット1杯(50ml)を1「飲酒」と数えてください。
[[刺激剤>毒#Stimulants]]刺激剤は使用者の気分と活力を上昇させます……一時的にですが。強力なもの――例えばアンフェタミン――は1DのFPを回復させます。そして「睡眠不要」と「自信過剰(12)」を与えます。この効果は(12-生命力)時間持続します(最低1時間)。その後、得たFPの倍失います(例えば、8FPから10FPに回復した場合、6FPに低下します)。それから同じ時間だけ「かんしゃく(12)」「うつ(9)」の不利な特徴を得ます。
[[鎮痛剤>毒#Painkillers]]モルヒネのように強力な鎮痛剤は、慢性的な痛みや手術の苦痛を和らげるために用います。濫用は多くの場合、正しい使用法とは別の結果で生まれます。経口投与で、効果を発揮するまでに20分かかります。抵抗するためには生命力-4で判定してください。失敗すると使用者は「痛みに強い」「無感動」の有利な特徴と、「怠惰」の不利な特徴と多幸症を得ます(「集中を乱される効果」B406P参照)。すべての効果は失敗度に等しい時間だけ続きます。こうした効果をもたらす鎮痛剤は高価で、極めて強い習慣性があります。「中毒」は薬物が合法なら-15CP、非合法なら-20CPです。
エラッタ修正:訳語不統一【誤】“多幸感”を得ます → 【正】多幸症を得ます
[[使用中止判定の影響>毒#Withdrawal_Rolls]]使用中止判定(withdrawal rolls)の影響は、その薬物が生理的に習慣性があるのか、心理的に習慣性があるのかによって決まります。
[[生理的習慣性>毒#Physiological_Dependency]]肉体がその薬物に依存するようになっています! 毎日の使用中止判定は生命力で行ないます(最大13)。成功すると、薬物中毒からの脱出に1日近づきます。失敗した時の結果は、薬物が入手可能かどうかによります。もし可能であれば、あなたはそれを1回分使用します。再び中止しようと思えば、1日目から手順をやり直さなければなりません。薬が入手できない場合、1HP負傷します。そして手順を継続してもかまいません。この日は、脱出するのに必要な14回の成功判定に影響を与えません。これによって失われたHPは、完全に中毒を脱するか、使用中止をあきらめるまで“自然に”回復することはありません。
[[心理的習慣性>毒#Psychological_Dependency]]あなたは薬なしではやっていけないと信じています。毎日の使用中止判定は意志力で行ないます(最大13)。生理的習慣性と同じルールを用いますが、失敗したのに薬を入手できない場合に負傷を受けない点が異なります。その代わりに、薬に関する-1CP分の癖を獲得します。内容はGMが決定します。この癖は、あなたがあきらめて1回分使用すればなくなります(ただし、最初から手順をやり直さなければなりません)。あきらめなかった場合、この癖はさらに酷い精神的不利な特徴になります(GM判断)。14回の意志力判定に成功すると、あなたは使用停止に成功します――しかし、最後にもう1回意志力判定を行なわなければなりません。失敗すると、ここで得た癖や不利な特徴はすべてそのままです!
[[過剰摂取>毒#Overdose]]抑制剤を2回分以上使用すると、誰でも「過剰摂取」の危険があります。2種類以上の抑制剤を1回分使用した場合もこれに含みます! アルコールは必ず「余分な服用量」とみなします。薬の相互作用は死を招きます……。