GURPSよろず - 必要体力
ベーシックセット』第8章「装備」の「武器」の「武器ステータス」より。

必要体力(ST。Strength)


 その武器を適切に使うのに必要な最低限の体力を表します。自分の体力が及ばない武器を使う場合、必要な体力に1点及ばないごとに技能に-1の修正を受け、疲労するほど戦闘が続いた時に余分に1点の疲労点を失います。

 白兵武器については、実際にダメージを計算する時に用いる体力は、武器の最低体力の3倍を超えてはいけません。例えば、最低体力6の大型ナイフなら、“最大体力”は18になります。

 “自然の武器”(例えばパンチキック)には、最低体力最大体力もありません。

必要体力欄の記号の意味

“†”の武器は、両手で扱わねばならないことを表します。
  • 武器の最低体力の1.5倍以上の体力があれば(端数切り上げ)、その武器を片手で扱うことができますが、攻撃を行なうと非準備状態になってしまいます。
  • 武器最低体力の2倍以上の体力があれば、準備のペナルティなしに片手で扱うことができます。また、片手で武器を保持し、もう一方の手で操作するタイプの武器(弓やポンプアクション式ショットガンなど)は、体力に関係なく常に両手が必要です。
“‡”の武器は、両手で扱わねばならないことを表し、さらに最低体力の1.5倍(端数切り上げ)以上の体力がなければ、攻撃を行なうと非準備状態になってしまいます。この武器非準備状態にせずに片手で扱うには、少なくとも3倍の体力が必要です。
R
“R”は台を使用する銃であることを表します。この武器重量は、台の重量を含んでいます。この武器を台で安定させるには、1回の「準備」が必要です――しかし以降、安定させて立っている間の狙いを付けた攻撃は、自動的に“支えられている”ことになります(「狙い」参照)。
B
“B”はバイポッド付きの銃であることを表します。バイポッドを使って「伏せ」の姿勢で射撃する時は、“支えられている”と見なし、必要な体力も本来の値の3分の2になります(端数切り上げ)。例えば、最低体力が13なら9になります。
M
“M”は、その武器が通常は車両や銃架、トライポッドに搭載されていることを表します。搭載された状態で射撃する場合は、表に示された「体力」や「扱いやすさ」は無視します。こうした武器最低体力は、車両などに搭載せずに射撃する場合に適用します。また、搭載状態からの取り外し(あるいは取り付け)には、最低でも3秒の「準備」行動が必要です。


弓、クロスボウと体力:Bows, Crossbows, and ST

「[[弓、クロスボウと体力>必要体力#Crossbows_and_ST]]」
 クロスボウやブロッドには、“それ自身の”体力があります。射程やダメージを求める際、使用者の体力ではなく武器体力を用います。これらの武器体力は、買い入れる時に決めなければなりません。自分より“体力の低い”クロスボウは、いつでも使うことができます。自分より体力の高いクロスボウは、より大きなダメージを与えることができますが、矢の装填に時間がかかってしまいます(「弾数」を参照)。自分より体力の高いは、使用できません。
日本語版の欠損部分の補完と2020年版(7th printing)での変更点を反映しています。
関連特典
弦の引きや投射に必要体力を要する武器に対してのみ機能する追加体力
強弓」[1cp]……戦闘系特典
弩技巧」[1cp]……戦闘系特典


武器ステータス」ページの内容