MTG(Magic: The Gathering)を始めたい、始めたばかりという方向けに、基本的なルールや情報をまとめています。

[Q]《雲隠れ》などの明滅(ブリンク)能力は何に使えるの?
[A]いろいろ使えます。まず、最も用途の狭い、味方のパーマネントだけを対象にできるソーサリーでも、
  1. 味方クリーチャーにつけられたデメリットのオーラをはがす。
  2. 味方クリーチャーに乗ったデメリットのカウンターを取り除く。
  3. 「戦場に出たとき〜」(CIP能力)を再度誘発させる。
  4. 変異で裏向きのクリーチャーに対して使い、変異コストを踏み倒して表向きにする。
  5. 《反逆の行動》などで奪取したクリーチャーに対して使い、次ターン以降も永続的にコントロールする。
  6. 不死や頑強を再度使うために+1/+1カウンターや-1/-1カウンターを除去する。
  7. 攻撃や起動型能力使用後にアンタップしてブロックに使う(疑似的な警戒付与)。
  8. 《転倒の磁石》や《願いのジン》などカウンターが乗った状態で戦場に出るパーマネントの、カウンターを復活させる。
  9. プレインズウォーカーの忠誠度を初期値に戻す。
  10. 有益なオーラを別のクリーチャーに付け替える。
  11. 《クローン》で戦場に出したコピーに対して使い、別のもっと有益なクリーチャーのコピーとして戦場に出し直す。
の目的で使えます。
ただし、明滅は呪文によってプレインズウォーカー、エンチャントなどを対象に取れたり、取れなかったりするので文章をよく読む必要があります。

それに加えて、《雲隠れ》《儚い存在》などのインスタントや起動型能力の明滅ならば、味方クリーチャーに対して
  1. 除去呪文の対象になった時、回避して生き残れる。
  2. 敵の攻撃をブロックした状態で使い、ダメージをかわして生き残れる。
  3. 想起の「生け贄に捧げる」が誘発した状態で使い、生け贄を回避して想起クリーチャーを戦場に残す。
  4. 結魂の相手を一瞬で変える。
  5. 《悪鬼の狩人》などの追放能力がスタックに乗った状態で使い、永久追放する
の目的でも使えます。

また敵クリーチャーを対象にできるソーサリーの明滅の場合は、上記の味方に撃てる場合に加えて、
  1. 敵がつけたメリットのオーラをはがす。
  2. 敵クリーチャーに乗ったメリットのカウンターを取り除く。
  3. 敵のトークンを除去する。
  4. ハイドラに多い、元がタフネス0で、+1/+1カウンターが乗って戦場に出るタイプのクリーチャーを除去する。
  5. 《家畜化》などで敵にコントロールを奪われたクリーチャーを取り返す(「オーナーのコントロール下で」戦場に戻すと書いてある場合)
の目的で使えます。

さらに《来世への旅》、《運命のちらつき》など敵に使えるインスタントの場合は、上記に加えて
  1. 召喚酔いさせて、そのターン攻撃できなくする。
  2. 対戦相手がクリーチャーに強化呪文を唱えた際に使い、立ち消え(対象不適正)で無効化する。
という目的でも使えます。

…と、様々な場面に応じて使い分けができるのが明滅(ブリンク)呪文の特徴です。

[Q]次の終了ステップの開始時に戦場に戻すタイプの明滅呪文(《来世への旅》、《遥かなる旅路》、《テフェリーの時間改変》など)を、自分の終了ステップに唱えた。クリーチャーは即座に戦場に戻すの?
[A]いいえ。自分の「終了ステップの開始時」は既に過ぎてしまっている。次の対戦相手のターンの、終了ステップの開始時に戦場に戻ります。

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