MTG(Magic: The Gathering)を始めたい、始めたばかりという方向けに、基本的なルールや情報をまとめています。

[Q]戦場に出てすぐ(召喚酔い状態)のクリーチャーは、長久の能力を起動できる?
[A]できない。長久はコストにタップシンボルを含むので、召喚酔いの影響を受ける。

[Q]《アイノクの盟族》が3/3のクリーチャーをブロックした状態で長久の能力を起動したら、3/2先制攻撃になるから敵を一方的に破壊できる?
[A]いいえ。長久は「ソーサリーとしてのみ行う」なので、戦闘中には起動できない。

[Q]《ドロモカの命令》の一番上の効果で、《勇壮な対決》の格闘で味方が受けるダメージを軽減できる?
[A]いいえ。《稲妻の一撃》などの火力呪文と異なり、格闘をさせる呪文はその呪文自身がダメージを与えているわけではないので、軽減できない。

[Q]自分も対戦相手もクリーチャーを戦場に出していない。対戦相手はエンチャントを出している。《ドロモカの命令》の2番目の効果でエンチャントを生け贄にできる?
[A]いいえ。「〜の命令」は必ず2つのモードを選ばなければならず、それぞれ適切な対象が取れなければならない。つまり2番目のエンチャント生け贄以外のどれか一つの適正な対象、具体的には「スタック上のインスタントかソーサリー」「自分のクリーチャー」「相手のクリーチャー」の内、最低どれかが対象に取れなければ、2番目のモードも唱えられない。

[Q]《先頭に立つもの、アナフェンザ》が対戦相手の除去呪文で破壊された。アナフェンザは自身の能力によって追放される?
[A]はい。追放されます。

[Q]《先頭に立つもの、アナフェンザ》と相打ちになったり、全体除去呪文を受けたりして同時に破壊された他のクリーチャーカードも、追放される?
[A]はい。追放されます。

[Q]《先頭に立つもの、アナフェンザ》と《ズーラポートの殺し屋》が戦場にいるとき、他のクリーチャーが破壊された。殺し屋の「死亡するたび〜」は誘発する?
[A]そのクリーチャーがトークンでない場合、アナフェンザの能力は「対戦相手の墓地に置かれるなら、代わりに〜」だから一瞬も墓地に置かれていないので「死亡するたび〜」は誘発しない。《血の芸術家》なども同様です。
そのクリーチャーがトークンの場合、トークンはクリーチャー・「カード」ではないからアナフェンザの能力は有効にならず、一瞬墓地に置かれて、消滅する。つまり「死亡するたび〜」は誘発します。

[Q]《先頭に立つもの、アナフェンザ》が戦場にいるとき、クリーチャー化している土地や、信心が足りない神様が墓地に行く場合どうなるの?
[A]追放されるかどうかは、それが「クリーチャー・カードであるか」どうかではなく、墓地に置かれる「直前」の状態で判断します。つまり、クリーチャー化している土地やプレインズウォーカーは追放されます。信心が足りない神様はクリーチャーではないため、追放されずそのまま墓地に置かれます。

[Q]《前哨地の包囲》のカンの能力で土地をめくった。この土地を戦場に出すことはできる?
[A]はい。「プレイする」という語は、呪文を唱えることと土地を戦場に出すことの両方を指す。

[Q]《大いなる狩りの巫師》とクリーチャーAの2体で攻撃した。Aはプレイヤーにダメージを与えたが、巫師は敵クリーチャーにブロックされて死亡した。Aの上に+1/+1カウンターは置ける?
[A]はい。(1) 戦闘ダメージを与える。(2) 「戦闘ダメージを与えるたび〜」という能力が誘発する。(3) 状況起因処理で致死ダメージを受けたクリーチャーが墓地に置かれる。の順番に処理するので、(2)の段階では巫師はまだ戦場にいるから、問題なく誘発する。

[Q]《粗暴な軍族長》のブロック強制能力を起動した。対戦相手のプロテクション(黒)のクリーチャーも、ブロックは強制される?またそれのブロック方法もあなたが選ぶの?
[A]どちらもYESです。プロテクション(黒)だからという理由でブロックに参加しない選択はできません。

[Q]3/3の味方クリーチャーAと2/2の敵クリーチャーBを対象に《凶暴な殴打》で格闘させようとしたとき、対戦相手がBに《レインジャーの悪知恵》で呪禁を付与した。対象不適正となってBは破壊できないが、Aは+2/+2の修整を受けられる?
[A]受けられます。ただし、Aの方が対象不適正になった場合には、+2/+2の修整も受けられません。

[Q]《苦しめる声》1枚しか手札を持っていないとき、手札を捨てずに《苦しめる声》を唱えることはできる?
[A]いいえ。手札を捨てるのは「追加コスト」なので、払えなければ唱えること自体ができない。

[Q]《苦しめる声》を《軍族の雄叫び》で2回コピーした。追加コストとして捨てるカードは何枚?
[A]1枚。「コピーする」ときに追加コストはかからないので、元の呪文の分1枚だけでOK。《爆片破》のアーティファクトを生け贄にするコストも同様です。

[Q]変異で裏向きの《僧院の群れ》を、攻撃している状態で表向きにした。このターン引き続き攻撃できるか?また飛行は持つ?
[A]両方ともYES。表になることで防衛と飛行を持つが、引き続き攻撃でき、飛行か到達を持つクリーチャーにしかブロックされない。

[Q]《爪鳴らしの神秘家》や《マルドゥの戦叫び》のマナを貯める能力はスタックに乗る(マナが貯まる前に相手は対応して何かできる)?
[A]はい。これらは「マナを引き出す目的でタップするたび〜」という誘発条件ではないので、「マナ能力」ではなく、したがってスタックに乗る。前スタンダードの《炎樹族の使者》と同じです。

[Q]《抵抗の妙技》で「色を1色選ぶ」のは唱えるとき?解決するとき?
[A]解決するときです。対戦相手は選ばれた色を知っても、それが効果を生じるまでの間に何もすることはできません。これに限らず、白に定期的に現れるプロテクション付与系の呪文は大体そうです。

[Q]《冬の炎》の選択肢(モード)を選ぶのは唱えるとき?解決するとき?
[A]こちらは唱えるときです。《冬の炎》や「〜の魔除け」のようなモードを選ぶ呪文は、唱えるときにモードも宣言します。選んだモードが対象をとる場合、その対象も指定します。対戦相手は選ばれたモードを知ったうえで、それが解決されるまでの間に、別の呪文を唱えるなどの対応ができます。

[Q]《ティムールの魔除け》の3番目のモード「パワー3以下のクリーチャーではブロックできない」を解決した後に戦場に出たパワー2のクリーチャーは、ブロックできる?
[A]いいえ。「このターン、」という語句がある場合は、その呪文の解決時に戦場にいなかったクリーチャーにも効果が適用される。

[Q]《ティムールの魔除け》の3番目のモード「パワー3以下のクリーチャーではブロックできない」を解決した時点ではパワーが4で、ブロッククリーチャー指定ステップ時点ではパワーが2になったクリーチャーは、ブロックできる?
[A]いいえ。これも上と同じで、「このターン、」という語句がある場合は、その呪文の解決時どうだったかという状況は見ない。

[Q]《龍鱗の加護》のルール文章に「それをアンタップする」とあるが、元々アンタップ状態のクリーチャーも対象にできる?
[A]対象にできる。これに限らず、《霜のブレス》などタップする/アンタップする系の呪文は、元々タップ/アンタップ状態のクリーチャーも対象にでき、タップ/アンタップ状態のまま、追加の効果も適用できる。つまり加護の場合はアンタップ状態のままで、カウンターを乗せることができる。

[Q]《切翼の宴》のルール文章に飛行を持つクリーチャー1体を対象とし〜とあるが、飛行を持つクリーチャーが戦場にいないため、対象を指定せずに鼓舞2だけを行える?
[A]できない。「対象とする」という語句がある場合は、適切な対象が取れなければ呪文を唱えること自体ができない。つまり切翼の宴の場合は、飛行クリーチャーが戦場にいてかつ対象に取れなければ、唱えること自体ができない。

[Q]鼓舞を行う呪文を唱えたとき、タフネスが最小の味方クリーチャーがその呪文の色のプロテクションを持っている。+1/+1カウンターはそれの上に置くの?
[A]はい。鼓舞は対象を取らないので、プロテクションの影響は受けない。

[Q]鼓舞を行う呪文を唱えたとき、タフネスが最小の味方クリーチャーが複数いる。対戦相手は、あなたがどれに+1/+1カウンターを乗せるかの選択を知った上で、カウンターが乗る前に火力呪文を撃つなどの対応ができるか?
[A]いいえ。その選択はあなたが鼓舞の「解決時」に行い、+1/+1カウンターはすぐに乗る。対戦相手はその間に割り込んで何かすることはできない。

[Q]《炎跡のフェニックス》の墓地から戦場に戻る能力が誘発した状態で、戦場にいる唯一のパワー4以上のクリーチャーが、対戦相手の除去呪文で破壊された(獰猛条件を満たさなくなった)。この後赤マナを払えばフェニックスは戦場に戻れる?
[A]いいえ。フェニックスのこのルール文章だと、獰猛条件は誘発時と解決時の両方でチェックされる。誘発時と解決時の両方で獰猛を達成していなければ、フェニックスは戦場に戻れない。

[Q]《荒野での交渉》を唱えたら、相手の手札が全て土地だった。あなたが戦士をコントロールしているなら、この場合も対戦相手は2ライフを失う?
[A]はい。ちなみに相手が手札を1枚も持っていないのが分かっている状態で唱えて、2ライフ失わせることもできます。

[Q]《実在への書き込み》で予示したカードが、ライブラリー上で1番上にあったカードか、2番目にあったカードかを、対戦相手に教えてあげる必要はある?
[A]いいえ。それは開示しなくてよい。

[Q]《クルフィックスの狩猟者》などでライブラリーの一番上を公開している状態で《実在への書き込み》を唱えた。ライブラリーの上から2枚目のカードも、予示の選択を行う前に対戦相手に公開する必要がある?
[A]はい。

[Q]《クルフィックスの狩猟者》などでライブラリーの一番上を公開している状態で《実在への書き込み》を唱えた。ライブラリーの上から2枚を取った段階で、3枚目のカードを表向きにし、自分も対戦相手も3枚目のカードが何であるか知った上で、残りの処理を行うことになる?
[A](自信なし)多分3枚目のカードは処理が終わるまで公開しなくてよい、と思います。

[Q]再生能力でダメージを取り除いたクリーチャーは、《頭巾被りの暗殺者》の2番目の能力の対象にできる?
[A]はい。それは「このターンダメージを与えられたクリーチャー」に該当する。

[Q]タフネス1のクリーチャーAに《先祖の復讐》をつけたら、Aも先祖の復讐も即座に墓地に行くが、+1/+1カウンターを乗せる能力は誘発する?
[A]はい。先祖の復讐は確かに戦場に出たので(一瞬だけど)、能力は誘発する。

[Q]《始まりの木の果実》をつけた2/2のクリーチャーが、呪文で-3/-3の修整を受けて墓地に行った。得られるライフとカードはいくつ?
[A]ライフもカードももらえない。ちなみにマイナスになってもライフを失ったり、カードを捨てたりする必要はないです。

[Q]《始まりの木の果実》を敵クリーチャーにつけてから除去呪文で破壊した。ライフとカードをもらえるのはどちら?
[A]あなた(果実のコントローラー)です。

[Q]クリーチャーを1体もコントロールしていない状態で《待ち伏せクロティク》を唱えたらどうなるの?
[A]「他の」クリーチャーがいなければ何も起きない。クロティクも戦場にそのまま残れます。

[Q]《マルドゥの悲哀狩り》の「墓地にあるクリーチャー・カード」とは、相手の墓地も含む?
[A]はい。この種の効果はカードによって「いずれかの墓地」と書いてある場合と、単に「墓地」と書いてある場合があるが、意味は同じ。

[Q]《乱撃斬》の「このターン、ダメージは軽減できない」は、《乱撃斬》自身以外のダメージにも適用される?
[A]はい。戦闘ダメージなど《乱撃斬》以外のダメージも全て軽減できない。

[Q]《龍詞の咆哮》を唱えたときドラゴンを手札から見せて、戦場でもドラゴンをコントロールしている。対戦相手に6点のダメージを与えられる?
[A]いいえ。「ドラゴン・カードを公開したかドラゴンをコントロールしていたなら」の両方を満たしてもダメージは3点。倍になることはない。

[Q]《龍詞の咆哮》を唱えたときドラゴンを手札から見せて、《霜歩き》を対象に唱えた。対戦相手に3点のダメージを与えられる?
[A]いいえ。霜歩きは呪文の対象になったことで墓地に置かれるため、龍詞の咆哮は対象不適正となり、解決されない。したがってプレイヤーへの3点ダメージも発生しない。

[Q]《双雷弾》を《霜歩き》と他の2/2のクリーチャーAを対象に唱え、霜歩きに0点、Aに2点と割り振れば、両方とも墓地送りにできる?
[A]いいえ。「割り振る」火力呪文は各対象に最低1点を割り振らなければならない。0点を割り振ることはできないため、上のようなことはできない。

[Q]《溶岩との融和》の「次のあなたのターンのターン終了時まで」というのは、自分のターンに唱えたら、そのターンが終わり、対戦相手のターンが終わり、その次の自分のターンの終了時まで?
[A](自信なし)英語の「Until the end of your next turn」を素直に読めば、多分そうだと思います。

[Q]墓地にインスタントやソーサリーが1枚もないときに《生ける伝承》を唱えることはできる?
[A]唱えることは普通にできます。ただし0/0として戦場に出て、すぐに墓地に行きます。

[Q]《嘲る映し身》で味方クリーチャーのコピートークンを出しても、速攻を持ってないと攻撃できない?
[A]攻撃できません。トークンは攻撃には使えないため、自軍に張るなら「戦場に出たとき〜」という能力を毎ターン誘発させて恩恵を得るのが主目的になります。一方でこのオーラは敵につけることもでき、敵のパワーとタフネスのどちらが大きい場合でも攻撃を抑制させる目的で使えます。

[Q]クリーチャーAをコントロールしている状態で《祖先の像》を戦場に出したら、能力が誘発したタイミングでAが除去呪文で破壊された。祖先の像自身を手札に戻さなければならないか?
[A]そうなります。踏んだり蹴ったりというやつですな…

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