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nekototora 2010年11月19日(金) 00:44:35履歴
手製の中将棋で遊んでいた若者が、古典中将棋の問題に気がついた。
つまりは、最初こそたくさんの駒を使えて楽しいものの、1試合に数時間かかるし、後半は広い盤上に少ない駒しか残らない。
試合が長引けば長引くほどダレてつまらない試合になる。
そこで、駒を多段レベルアップするルールを思いついた。
古典中将棋では歩兵が金将に、金将が飛車に、飛車が龍王に、龍王が飛鷲に成る。
これを一本に結びあわせない手はない。
そうすれば終盤になるほど駒数は減るものの、強い駒がたくさん残って新鮮な試合ができる。
何よりも、仲人や歩兵などの弱い駒にも、育てて強くするという可能性が生まれる。
これをルールとして整備してみよう。
そのようにして、この現代中将棋は生まれました。
最初に考案された名前は「成中将棋」(なりちゅうしょうぎ)でした。
成りによって次々と強くなっていく部分をアピールしたかったからです。
この時点では「替え」のルールがあるくらいで、駒の変更などはほとんどありませんでした。
ですが、見た目がいまいちパッとしない印象があったので、「平成中将棋」(ひらなりちゅうしょうぎ|へいせいちゅうしょうぎ)として公表することにしました。
平成の名前を冠するからには、現代らしい面白い要素を組み込みたいと思い、玉座取りや歩研ぎなどの本将棋ライクな要素も組み込みました。
いざ「平成中将棋」の名前で公開することにしたのですが、土壇場ですでにその名前の将棋が海外のサイトで紹介されていることに気付きます。(参考:平成中将棋)
「平成」の利用は諦め、古典将棋に対する現代将棋という意味合いで「現代中将棋」と名付けられました。
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