中将棋の現代風アレンジ、現代中将棋(げんだいちゅうしょうぎ)の公式ルールサイト

現代中将棋には駒の格上げに関する様々なルールがあります。
これらを活用すれば、ただの歩兵が角行や獅子、あるいは王将にすら成り上がることができます。

どの駒に格上げできるかは、「駒の系譜」を参照してください。

成り

「成り」とは、表(黒字)状態の駒を、裏(赤字)状態に裏返すことを指します。

以下のどちらかの状態を満たしたときに「成る」ことができます。
  • 駒を敵陣に進めるか、敵陣内で動かすか、敵陣から出たとき
  • 敵駒(仲人を除く)を取ったとき

成り条件を満たしたとき、成るかどうかを決定します。必ずしも成らなくても構いません。

※敵の仲人を取っても成ることは出来ません。仲人を討っても手柄にはならないからです。

  • 香車が敵陣に入ったので、裏返して白駒に成る
  • 飛車が敵駒を取ったので、裏返して龍王に成る

成ることのできる駒

替え

「替え」とは、盤上の味方駒と、同名の持ち駒とを交換することを指します。

ふつう、赤字の駒を黒字に「替え」ることが多いでしょう。そうすることで、さらに上位の駒に「成る」ことが可能になります。下位の駒に替えることはできません。
ただし歩兵のように、裏面が異なる同名の駒を替えることはできます。

「替え」のタイミングは、自分の手番でいずれかの駒を動かした直後です。
「成り」と同様に、「替え」は一手に数えません。

成り替え

「成り替え」とは、裏(赤字)状態の駒が「成り」条件を満たしたときに、上位の駒に「替え」ることを指します。
対応する上位駒を持ち駒として持っていなければ、成り替えることはできません。

飛鹿猛豹白駒鯨鯢の4種類の成駒は、この「成り替え」を使わなければ上位駒に格上げできません。これ以外にも、成歩の金銀銅、成金の角行には成り替えのチャンスがあります。

  • 鯨鯢が敵駒を取ったので、手駒の飛車に成り替える
  • 金将の成った姿である角行が敵陣に入ったので、手駒の龍馬に成り替える

成り替えることのできる駒

継ぎ

「継ぎ」とは、味方に王子駒(太子・大子)があるとき、王駒を取られても救済されることを指します。

王子がいるときに王駒を取られたら、直ちに王子駒をその失われた王駒に「替え」て下さい。
かわりに、取り除かれた醉象の駒は相手の持ち駒に加えます。
脅かされた王位は王子が継ぎ、結果としてゲームは継続することになります。

  • 玉将が取られてしまったので、すぐ脇の太子の所に玉将駒を置いた

継ぐことのできる駒

研ぎ

「研ぎ」とは、味方の歩兵を任意の持ち駒と交換することを指します。「歩研ぎ」とも言います。

この「研ぎ」は一手に数えるので、これを行った手番には駒を動かすことが出来ません。
歩兵から研ぐことの出来る持ち駒の種類は、以下の5種類に限られています。他には研げません。 全て初段の駒、つまりはどこからも「成る」ことの出来ない駒です。

歩兵以外の駒、あるいは成歩を研ぐことはできません。この「研ぎ」は歩兵のみの特権です。

研ぐことのできる駒

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

駒詳細

初段

二段

三段

四段

五段

管理人/副管理人のみ編集できます