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アンカーポイントを使う

SubstancePainterでマスクジェネレーターを使用した際、ペイントしたNormalやHeightに対して効果が出ず困ったことないでしょうか。
一度テクスチャをエクスポートして読み込んで……というのはどうにも効率が悪いですよね。
それを解決してくれるのがアンカーポイント(Anchor Point)です!
ではさっそく使ってみましょう。

★マスクにアンカーポイントを使う応用編はこちら【複数のレイヤーでマスクを共有する】

ハイポリベイク、高さ、ノーマルのペイント

まずハイポリによるベイク、Heightのペイント、Normalのペイントをそれぞれ施してみました。

左上がベイク、左下がHeightのペイント、右下がNormalのペイントです。

レイヤー構成は現状こんな感じです。

アンカーポイントを設置

次に、アンカーポイントのレイヤーを追加します。

ベタ塗りレイヤーを追加。
Height、Normalのチャンネルで、合成方法を「Passthrough(通過)」に設定します。


質感設定は全てOFFにしています。


右クリック->Add anchor pointでそのレイヤーにアンカーポイントを追加します。


レイヤーの下にいかりのマークが付きます。これがアンカーポイントの印です。

マスクジェネレーター

アンカーポイントよりも上にベタ塗りレイヤーを追加し、マスクジェネレーターのCurvatureでエッジにエフェクトを加えました。


左上のベイクされたNormalにしか効果が出ていないのが分かります。
これをアンカー以下のHeightやNormalにも適用していきます。

ジェネレーターの設定

Curvatureのジェネレーターの設定「Use Micro Details」をONにします。

マイクロディテールの設定が開きます。

Micro Detailsの中の
Micro Height
Micro Normal
をONにします。
どちらかのみに効果を出したい場合はどちらかのみで大丈夫です。

次にImage inputsのMicro Normal、Micro Heightにアンカーポイントを指定します。


MicroNormalをクリックし、ANCHOR POINTSタブから先程作成したアンカーポイントを選択します。


Referenced channel を Normal(Micro HeightならHeight)を選択


これでペイントされたHeightやNormalにもマスクジェネレーターの効果が適用されるようになりました。

ポイント

  • アンカーポイントのレイヤーより下のレイヤーが描画対象
  • アンカーのレイヤーはマテリアルをOFF
  • アンカーのレイヤーはHeight、NormalチャンネルをPassthrough(通過)
  • ジェネレーターのMicroNormal、MicroHeightをON
  • MicroNormal、MicroHeightにアンカーポイントを指定

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