六界連合軍とは
ラスブロス討伐のために結成された多国籍(多国星)混成部隊の総称である。
転移ゲートの存在を知った
ザールックの
アーズ国が提唱したものだが、結成当初と実際の出陣時では、その理念は大きく異なっているのが特徴となっている。
アーズ国は、当初
ラスブロスは、
転移ゲートを利用して自分達の世界を征服しようとしている者と考えていた。実際は
ラスブロスにその意思はなく、彼は歴史を見守る者として君臨していたのだが、
転移ゲートを使い自分の手の者を各星へ送り込んだことは事実であり、
アーズ国は
アトレティア国を盟主とする諸国との長き戦いを終えたばかりであり、そう考えるのは当然の流れであった。
「
ラスブロスは、自分達の見えない所から次々と別の将を送り込んでくる」と考えた
アーズ国は、
転移ゲートを使い他の星も調査、他の星も似た境遇であることを調べ上げ、それらの星と連合軍を組み、こちらから
ラスブロスを討伐しようと考えた。
しかし、これらの話に乗ったほとんどの国が、遠い地に君臨する帝王から侵略を受けているなどという実感はまったくなく、「これまで想像もしていなかった遠隔地にて、新たな植民地を得ることができる」という、欲求に近い動機であった。
「意図せず」、「結果的に」という単語を付ける必要はあるが、侵略者を倒すために結成された六界連合軍こそが、「侵略軍」になってしまったという皮肉な結果をもたらしてしまうこととなる。
なお、エンブレムには、六界に共通するものとしてデザインに「太陽」が選ばれた。