概要

転移ゲートとは、ラスブロスが生み出した(あるいは発見した)「門」のことである。
それまで、互いの存在すら知らなかった六界であったが、ラスブロスはこの転移ゲートを作り出し、ルーイガルドから、他の世界へ向かう道を築いた。
これにより、ガルゾーマジルダーシャラダン、その他数名の部下をそれぞれの世界へ送り込み、六界全ての「動き続ける歴史」を見続けていた。

特徴

  • 転移ゲートは基本的にそれぞれの世界の南北どちらかの果て、決して人が住まない永久凍土地帯に存在する。
  • ルーイガルドを経由することで、他の世界にも移動する事ができる。
  • 大きさは、ダルスバードが一隻ずつかろうじて入ることができるくらいである。
  • 膨大な魔力を感じることができるが、どの様な理屈で作られているのかはついに解明されなかった。

仮説

ラスブロス本人が転移ゲートについて語ることがなかった為、以下の様な仮説も存在する。
  • 六界は、種族や言語等、共通するものがあまりにも多すぎる。その為、元々は1つの世界に住んでいた人々が、太古の時代、門を使って他の世界に人々が移民した可能性がある。ラスブロスは門を「作った」のではなく「発見」した。
  • ただし、その場合「転移ゲート」を作ったのが誰なのか、それとも世界の始まりと共に既に存在していた自然界のものなのか、全く判らなくなる。

封鎖

六界戦争が終わった後、六界連合軍は、シャクティアナ帝国をはじめとする各国を植民地にしようと、互いに領土の所有権を主張して対立、更に、新たに見つけた「他の世界」をいずれは侵略するのでは、と険悪な状態となった。その為、全ての世界をルーイガルド侵攻作戦以前にリセットするべしとの意見が採用され、転移ゲートは全て閉鎖されることとなった。
こうして転移ゲートの周囲に強大な結界を張ることで、使用不可能とした。

その後、長い歴史が流れ、「自分達以外の世界が存在する」という事実は、いつしか伝説化していき、現在では本格的に戦史を学ぶ者以外は、ほとんど知られていない、または「おとぎ話」化している。

歴史研究

六界連合軍が結成されていたとき、互いの歴史を知るという意味で、可能な限りの史書が集められ、互いに交換された。
それらの資料は星によって保存状態は異なるが、(例えば、アルファの場合は紆余曲折を経て、現在クレアティボ国立図書館にすべて収められている)六界の存在に興味を持てば本格的に学ぶことができる様になっている。
また、前述の通り転移ゲートそのものは封鎖されたが、六界戦争以後の歴史も互いに交換する約束が歴史学者の間で結ばれ、定期的に一日だけ結界が外される交流が行われた。ただし、これは時の流れと共に交流が自然消滅していき、空白の歴史が数多く存在する。

関連項目

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