概要

ロゼのためにラプラスによって造られたシステムであり、対外的にはロゼを護るための回避に特化したシステムとされた。

主装備は、如何なる攻撃をも反射しかえす障壁の展開、周囲の生物への幻覚作用、機械へのジャミング効果の機能を持つとされたが、これらはシュレーディンガーシステムの本来の機能をカモフラージュする為の機能である。

特徴

このシステムが目指した本来の目的は、周囲の人物との会話し、触れあい、経験を積み重ねることによって、システムと共に使用者自身も成長させていくところにある。
最終的には、あらゆる可能性を瞬時に羅列し、砂漠の中の任意の粒を見つけ出すかの如く、それらの可能性の中から任意のものを選択し続け、望んだ未来へと進む力を得るとされる。
ただし、本システムの真価を発揮するためには、個人が非常に時間をかけて経験を積むこと、システムを処理するための高い演算能力、自分を失わない強い精神力を必要とするがあるため、必然的に人間には扱うことができず、ロゼ専用となっている。

ラプラスとロゼ

  • シュレーディンガーシステムは、使用者であるロゼの思考さえ変質させていくものであったが、ロゼに対してその本来の機能については伏せ、表向きの機能(反射障壁、幻覚作用、ジャミング効果)のみを伝え、いずれ必要になるという抽象的な言葉しか伝えなかったとされる。
  • ラプラスは「システムが主体となって使用者を含めて管理し」、シュレーディンガーは「使用者の意志と能力が主体する」、このようにその二つの性質は異なるが、完全状態となったシュレーディンガーの使用者の能力は、ラプラスとは同格の性能と言える。
  • ラプラスはロゼにその位置まで到らせるため、スレイヴギア事件以降永きに渡り、度々歴史に介入しては繰り返し経験を積ませ成長させ、これによってロゼは一度は衰退した人類の復興と、その後の世界を見届けるためにあらゆる可能性の取捨選択を続けている。
  • ロゼはその高みに至りシュレーディンガーを完全に制御できるようになるまでの間、ラプラスからの侵蝕はシュレーディンガーによってある程度軽減されていたが、シュレーディンガーからの負荷も併せ、双方からの板挟みとなる試練に耐え続けたと言われる。

関連項目

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