「反魂蝶 -一分咲-」
「反魂蝶 -参分咲-」
「反魂蝶 -伍分咲-」
「反魂蝶 -八分咲-」
「反魂蝶」

西行寺幽々子のスペルカード。

身のうさを思ひしらでややみなまし

      そむくならひのなき世なりせば
  • 西行の和歌。千人万首の一つ。
    • 現代語訳
      自身の境遇に対して思い悩むこともなく終わっていただろう 出家する風習がこの世になかったのなら
      • 「身のうさ」→「身の憂さ」→自身の現状への憂い、哀しみ
        「そむくならひ」→「背く習ひ」→ここの「背く」は「(俗世を)捨てる」=「出家する」という意味。出家することを「世を背く」と表現する用例から。
      • 意味
        出家していなかったら、自身が悟りから遠く離れた状態であることにも気づかず、それに思い悩むことなく一生を終えていただろう。
        自身は悟りの境地には遠く至らないが、出家することでそれを知ることが出来た、次の次元に到達できたことへの喜びと哀しみを表現しているとされる。
  • 一分咲、参分咲、伍分咲、八分咲(いちぶざき、さんぶざき、ごぶざき、はちぶざき)
    • 西行妖の咲き具合。満開になると反魂の術が完成して、
      幽々子が生き返ると同時に1000年以上の時の流れにさらされて死ぬ。
      • 完全な満開状態が無い理由。
  • 反魂(はんごん)
    • 死者を蘇らすこと。 西行は「反魂香」という死者の魂を呼び出すお香を持っていた。
    • 「撰集抄」という説話集に、西行が友達が欲しくなって、人間の死体を集めて反魂の術によってフランケンのよう人造人間を作った話が載っている。
      • ちなみに、少し術が間違っていて失敗作だったので、高野山で正しい術を学んで
        人造人間は高野山の山奥に置いていった。

備考
  • 発動時の和歌は、静賢(じょうけん)作の和歌「身の憂さを思ひ知らでややみなまし逢ひみぬ先のつらさなりせば」の派生歌とされる。
  • 亡霊の幽々子ではなく、西行妖の下に埋まってた幽々子のスペル?
    • 東方非想天則でも使用している事から幽々子の意思で放てる可能性もある。
  • 「孔雀王」ではこの人造人間が後の武蔵坊弁慶としている。
  • 気象庁では80%以上花が咲いた状態(=八分咲)を「満開」と定義している。
  • 魔理沙曰く「蝶の力を持って生き返らせるスペルカード」。

登場

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