命蓮

  • 命蓮(みょうれん)
    • 奈良県にある真言宗の寺院「朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)」の中興の祖とされる高僧。
      • 生没年は不明だが、信頼性の高い歴史書において西暦930年(延長8年)に醍醐天皇が病気の折に加持祈祷を行ったとの記録がある。
      • この加持を行った記録が、信貴山縁起絵巻において『延喜加持の巻』の逸話に繋がる。
        ちなみに、『延喜加持の巻』では命蓮の法力により醍醐天皇の病気は快癒しているが、史実では命蓮の祈祷でも醍醐天皇の病気は治らず、祈祷の一か月後に天皇は崩御している。
    • 絵巻物『信貴山縁起絵巻』の主人公。
      • 『今昔物語集』、『宇治拾遺物語』の『信濃国説話』に詳しい話が載っている。この場合、名前がそれぞれ違うが(「命練」、「明練」、「まう蓮」など)、東方では『信貴山縁起絵巻』における「命蓮」に基づく。尼公(あまぎみ)という姉がいる。
      • 東方の設定では、命蓮の姉は聖白蓮

備考
  • 東方星蓮船の異変後に幻想郷に建立された寺院「命蓮寺(みょうれんじ)」の名称は、この命蓮からとられている。
    • 同じ読みの「妙蓮寺(みょうれんじ)」という寺院が全国各地に実在するが、これは日蓮宗のお題目「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」からきている名称。
      朝護孫子寺とは宗派も異なり、読みが同じ以外に関連性はない。

備考

  • 命蓮と尼公はZUNの故郷である長野県とほぼ同じ領域に位置していた信濃国の出身である。

登場

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