伊福部昭データベース

編成：ピッコロ、フルート２、オーボエ２、コール・アングレ、変ロ管クラリネット２、変ロ管バス・クラリネット、ファゴット２、コントラファゴット、ホルン４、トランペット２、トロンボーン２、バス・トロンボーン、テューバ、ティンパニ、小太鼓２（スネア有りとスネア無し）、シンバル、大太鼓、ピアノ２、弦楽５部（伊福部昭公式HP）

作曲年：1943(木村、p132。富樫、p78)、1944（伊福部、p173。相良、p282）

初演：1944年1月30日、尾高尚忠指揮、日本交響楽団（現N響）、日比谷公会堂、「独立祝典贈呈演奏会」
備考：作曲時のタイトルは《フィリッピン國民に贈る管絃楽序曲》

戦争で焼失したと思われていたが、2002年暮れ、ヴァイオリニスト佐近協子の亡父の遺品の中から総譜とパート譜が発見された。（伊福部、CD「伊福部昭の芸術６」ブックレット、p7)

「同じ年［1944年］の九月、日比谷公会堂で催された日本交響楽団の第二五八回演奏会で再び尾高尚忠の指揮で演奏されたという資料も散見する」（小林、2004、p42)