GNSS

Abstract

ICGとは、International Committee on GNSS。衛星航法システムに関する国際委員会といったところでしょうか。調べたので記録します。

Topic

  • 何?
国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)の下にあるらしい[1]。2006年からスタートしているらしい。WG-A(たぶん、互換性、相互運用性), WG-B, WG-C(たぶんキャパビル), WG-D(たぶん時系、座標系)という小委員会のようなものもあるみたい。それぞれどんなことを議論しているのか?
  • 目的は?
互換性、相互運用性(compatibility and interoperability)をGNSSプロバイダ間で議論する場。つまりここからスタンダードが生まれるのかな。互換性と相互運用性の定義も議論されているっぽい。
国連らしく発展途上国の支援もあるらしい。
  • 何がすごいの?
すごいアウトプット出してるのかな。まあ、GNSSプロバイダ6カ国を集めて、互換性、相互運用性を議論する場を作っただけでもすごいことだけど。ITRFをISOスタンダードにすべきだという議論がWG-Dであったらしい[4]。ITRFについては、WG-Dで技術的な議論をしていると言うことか。標準の議論に参加することはメリットかな。
  • メンバーは?
GNSSプロバイダー6カ国(アメリカ、ロシア、European Community, 中国、日本、インド)+イタリア、マレーシア、ナイジェリア、UAEといったサブメンバー国+IGS, IAG、ESA(!?)などの国際機関がメンバーです[3]。ヨーロッパってよく見ると歪ですね。なんでEUじゃなくてECなのか?なぜイタリアが入っているのか?なぜESAが入っているのか?
  • メンバーのメリットは?
意思決定できるというが、何を意思決定するのだろうか?第1回会合の結果を述べている資料[2]で日本は、はじめから参加する方向で国内調整していたようだが、参加することになった理由(日本の国益)などは議論されたのだろうか?
  • 今後は?Workplanって何?

Reference

  1. 外務省国際科学協力室. 2006. グローバル衛星航法システムに関する国際委員会(ICG)について. http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/sokuitiri/180905/s...
  2. 外務省国際科学協力室。2007年3月22日。衛星航法システムに関する国際委員会(ICG)の現状。http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/sokuitiri/190322/s...
  3. ICG Secretariat. 2009 5 Nov. Fourth Meeting of the International Committee on Global Navigation Satellite Systems. http://www.oosa.unvienna.org/pdf/icg/2009/icg-4/94...
  4. Matt Higgins. 2009. REPORT ON THE FOURTH MEETING OF THE INTERNATIONAL COMMITTEE ON GLOBAL NAVIGATION SATELLITE SYSTEMS (ICG). http://www.fig.net/news/news_2009/russia_september...
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