307 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2013/01/24(木) 00:07:53.09 0
「オハヨウ〜」
「おはようございます道重さん」
「おはようございます!今日もかわいいですね!」
ふふふw朝から気分がイイのw
石田と飯窪から挨拶されて上機嫌のリーダーは、その様子をじーっと見る視線にまだ気付いていなかった。

「今日もかわいいよねー」
「あっ聖」
「道重さんってかわいいくて頭もキレるしやさしいしさ、付き合ってる人とかいないのかな・・・えりぽん何か知らない?」
「ええ?えりなに聞かれても・・・」
「でも道重さんにふさわしい人なんていないかぁ なんと言ってもモーニングのリーダーだしね」
「そ・・そうっちゃね・・・」
「何よえりぽん!何か隠してるんじゃないの?言ってよぉ!コチョコチョ〜」
「ちょっ聖やめるとw くすぐたいっちゃ!もー!」

さっきからなにやら楽しげな声がする。それもさゆみ以外には聞かせたくない声だ。
道重はスタスタと歩いて行くと、2人に声をかけるとほぼ同時に狙いを定めて生田の足を踏みつけた。
「オハヨウ〜〜」
「おはようございます」
「オハヨウ生田、今日レッスン終わったら残ってね。この前言ってたアンケートの書き方教えてあげるから。」
生田は疼く右足に気を取られつつ、「うぅ・・・わかりました・・」と返事をした。
「ちょっとえりぽん、どうしたの?変な声出してw」
「べ・・別に何もなかよ・・・」
不思議そうに生田を見つめる譜久村をせかして、道重はレッスン着に着替えた。

308 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2013/01/24(木) 00:10:37.27 0
レッスンが終わると生田は道重の待つ部屋へ向かう途中に考える。
さっき何で足を踏まれたんだろう・・・偶然なのか意図的なのか?
答えを探そうとはしたが、見つかる前に部屋へ着いてしまったので、
仕方なくドアを開けると明らかに不機嫌顔の道重が立っていた。
「さっき楽しそうにイチャイチャしてたけどあれ何?」
いきなりの質問に戸惑いながらも、とにかくこれ以上不機嫌にさせてはいけないと頭をフル回転させた結果が
「あの・・・聖にくすぐられていました・・・」
さすがにこれでは答えになって無いなと思った途端に潤んだ目で道重が言い放つ。
「この浮気者!!」
「付き合ってるのを隠そうなんて言うからおかしいと思ったの。やっぱりフクちゃんとも付き合ってるるんじゃない!」
「ち・・違います!まさきちゃんやどぅーに衣梨奈たちのコト知られちゃうと教育に悪いからって・・・
道重さんもそうだねって言ってくれたじゃ無いですか・・・信じてください道重さん・・・」

ふふふwかわいいなぁw顔真っ赤にして言い訳しちゃってw
「な〜んてウソ 生田に浮気する度胸なんてないしねw」
「最近あんまり二人っきりになれないからイヂワルしただけ」
「道重さぁん・・・」
「二人っきりの時は・・・さゆって呼んでくれる約束でしょ?」

いつの間にか物欲しそうな表情の道重を、いつの間にか我が物にしようと決意した表情の生田がそっと抱き寄せた。
「すみませんでした。でもまだ慣れなくて。」
抵抗する間もなく顔を片手で掴まれて、唇から耳にまでキスをされながら、この子はどこでこんなのを覚えてたんだろうと考える。
さゆみの方が年上なのに・・いつも生田にリードされて言いなりに・・・でも・・・きっとさゆみはそうなりたいと思ってるんだ。
唇に舌を捻じ込まれ、唾液の交換をするような激しいキスをされると観念するしかない。
「はぁはぁ・・いくたぁ・・・ん・・ん・・・」
ぬちゃぬちゃ、くちゅくちゅ・・・キスの音しかしない部屋に違う音が鳴った。



315 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2013/01/24(木) 00:48:54.83 0
パサッ・・・
何の音かと考える必要はなかった。スカートが脱がされて真っ白な両足があらわになったのに気付いたから。
え?ウソ?いつの間に??脱がされた事に気付かないくらい生田とのキスに没頭してたのかな・・・
「こら・・だめだよココじゃ・・・」
「最初にココで衣梨奈にイケない事したのは道重さんですよ?そうそうこんな風に・・・」
まただ。また知らない間に今度は下着の中に手を入れられてる・・・
何でだろう、生田が上手いのかな。それともさゆみがぼーっとしちゃってるのかな・・・
「だ・・だめだよぉ・・くっ・・・あ・・・・」
「道重さんのカワイイトコロ、もっと良く見せてください」
下着を下ろすと道重に両手を机につく様に促す。
無意識にお尻を見せるように机にもたれかかると、さっきのキスと似たような音が部屋中に鳴り響く。
「道重さんの・・カワイイw ほらもっとお尻を突き出してください。衣梨奈に見せ付けるように。」

もっと?もっとなんて恥ずかしすぎるよ・・・でも・・・見て欲しい・・・・触って欲しい・・・
いつもの様にすらりとした指が自分の最も敏感なトコロを弄ぶのを期待してカラダが勝手に動く。
「道重さん先輩なのにw こんな恥ずかしいカッコウしちゃってかわいいですねw」
「そ・・そんなこと・・・生田がしろって言うから・・・」
「ふ〜んw衣梨奈はやめても別に良いんですよ?」
「そんなぁ・・・ひどいよぉ・・」
「冗談w さっきのお返しです。ちゃんといかせてあげますからね?心配しないでくださいw」

まるで好物の食事を前にしたかのようにニヤニヤと笑う生田と、
自ずから机の上に四つん這いになろうとしている道重を、
荒い息遣いをしながら扉の隙間から覗く視線にまだ二人とも気付いてはいなかった。

※関連 2スパゲッティー 324/330


361 名前:>>315続き[] 投稿日:2013/01/25(金) 00:06:19.62 0
事務所を出ると夕暮れが終わろうとしていた。強いビル風がさっきまであれほど火照っていた体を急速に冷やしていく。
「もうこんな時間になっちゃいましたね。」
「そうだね・・・」
虚脱感が見える表情で道重は力なく答えた。
「道重さん大丈夫ですか?ご飯どうします?帰りにスパゲッティーでも食べていきます?w」
あざ笑うかのように誘う生田を一瞥するとクビを横に振る。
「さゆみもう無理だよぉ また抱かれたら壊れちゃうよ・・・」
「道重さん体力なさ過ぎっちゃw」
「生田があり過ぎるんだよ、あんなにしたのにまだしたいなんて」
「ふふふw 道重さんがかわいいからですよ」
言われて悪い気などするはずもなく、ただただ顔を赤らめながらそれじゃまた明日ね、と言い残して立ち去った。
なんかすっかり生田のペースだなぁ・・さゆみワガママだから付き合ったら主導権握れると思ったのに・・・。
もしこの関係が他の子達にバレたらきっとさゆみのいる場所は無くなっちゃう。それだけは絶対に避けないと。
タクシーを待つ間に今日の出来事を思い出しニヤケながら、なにやら力強く一人頷く道重を遠目に生田は再び事務所へと入っていった。

目的の人物のいる場所は何となくわかる。真面目な子だからきっとレッスンの復習をしているに違いない。
生田は何の迷いもなくダンススタジオへと向かった。
「あ、えりぽんまだ残ってたの?帰ったと思ったのに」
「お疲れ様でーす」
生田の予想は半分は当たっていたが、半分は外れていた。部屋には多くのメンバー達がいた。
キョロキョロと周りを見回していると背後から肩を叩かれた。
「なによ生田ぁーあんたも真面目になったわねぇ!居残り練習するなんてw」
「あ、新垣さん!お疲れ様です。今日はお仕事ですか?」
「そうよ、舞台の打ち合わせで来てんの。あんたは練習でしょ?そのカッコウで良いの?」
「あ、はい、着替えてきます。まだ帰りませんよね?衣梨奈のダンス見てくれませんか?」
「しょーがないわねー ホントはそーゆーのはさゆすけか田中っちに頼んで欲しいんだけどねぇ」
嬉しそうに愚痴をもらす新垣にペコリと頭を下げ、すぐに更衣室に向かった。
何だろう・・・スタジオに入った途端何か違和感を感じたっちゃ・・・。何かがいつもと違う・・・。
普段KYと言われてはいるが、実は周囲の動向に敏感なんだと自負している。誰も信じないけど。
更衣室のドアを開けて電気をつけると、また先ほどダンススタジオに入ったときと似たような違和感を感じた生田は、
すぐさま壁際においてあるホワイトボードに目をやった。
そこには「リーダーと生田は付き合っている 許せない」と書かれていた。



367 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2013/01/25(金) 00:48:02.26 0
 >>361続き

「ねーえりぽんって最近変わったと思わない?」
「え?どんな風に?」
「んーなんか大人っぽくなったって言うか・・・落ち着いたって言うか」
「フクちゃんの勘違いじゃない?ねぇ亜佑美ちゃん」
「うーん・・私たちが入った時から大人っぽい所はありましたからなんとも」
生田が更衣室へ向かったので、みんな休憩がてら待つことにした。
ダンススタジオの真ん中に車座になって話してはいるが、新垣と鞘師がなにやら話し込んでるのが気になる。
「・・・とかですか?」
「ちがうの、もっと・・・で・・・なのとか」
「すごいですね・・・なんてどこで・・・なんですかね?」
何の話だろう?みんなに聞かれたくない内容なのかな。
「はるなんはどう思う?」
不意に聞かれて「そう思います」とだけ答えて飯窪は壁にもたれて話している二人にまた視線を戻した。
あのツーショットは珍しい。探りを入れても面白いかも。
飯窪は軽やかに腰を上げて二人に近付いていった。
「リーダーの心得ですか?私にも教えてください」
軽い冗談チックにジャブを打ち込んでみたが、思ったより反応は薄い。
「鞘師に色々と教えてたの、色々とね」
「はるなんにも今度教えてあげるよ」
「今が良いなぁ〜折角新垣さんもいる・・・」
「あれー??こんな所にスパゲッティーがあるよ???」
一際響く佐藤の声に各々が動作を止めて視線を送る。
「しかも食べかけwww まーちゃん食べちゃおっかなぁ〜」
そう言ったが、まだ何か不意に落ちない様子の佐藤の前のテーブルに、食べかけのスパゲッティーとフォークが二つ置かれていた。
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