※関連2スパゲッティー 307〜

324 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2013/01/24(木) 01:24:52.85 0
明日のスケジュールの確認のために道重の部屋を訪れた鞘師は、ドア越しに伝わる微かな話し声に思わずノックしようとした手を止めた。

(・・・えりぽんの声・・・?)

道重と一緒にいるのが同期の生田だと気づいた。ドア越しに聞き耳を立てるなんて、品のない事をしていると分かってはいたが
生田の声を認めた鞘師は吸い寄せられるようにドアに近づく。
鞘師は二人の密かな関係に気づいていた、ただ一人のメンバーだった。
二人は隠そうとしていたが、鞘師の目を欺けるはずもなかった。

鞘師は生田の事が好きだった。
表立って表したことは一度もないが、いつの頃からか生田に対して抱いてしまった恋心を持て余して悶々としている。
普段から密かに生田を見続けている鞘師は、二人の隠された関係にすぐに気づいたのだった。

ドア越しに聞こえる二人の声 ── とりわけ道重の声 ── に、時折、吐息が混じり始める。

(・・・!?・・・まさか・・・)

鞘師は無意識のうちにドアのレバーを握り締め、音がしないようにそっと引く。

鍵はかかっていなかった。


数センチだけ開けた空間から鞘師が見た景色 ── それは生田が道重を抱きしめ、激しく口づけている場面だった。



330 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2013/01/24(木) 02:59:23.85 0
譜久村聖は机の下で驚愕していた。
最初は憧れを抱いていた道重の部屋を物色したい、あわよくば下着でも、という軽い気持ちで忍び込んだのだ。
しかしその途中で道重が帰ってきてしまい、あわてて机の下に隠れたのだ。
それがそのうち生田も入ってきて、いつの間にか激しく口付けている。
「このままじゃ私、のぞきをしてる変態だ・・・」出るに出られない譜久村であったが、
さすがにこれ以上隠れているわけにもいかず机の下から出ようとした。が
「道重さんのカワイイトコロ、もっとよく見せてください」
生田はそう言うと、道重の下着をおろすと道重の両手を机につかせた。
「!・・・出られない・・・」図らずも道重に栓をされた形になってしまい、譜久村は机の下から出られなくなってしまった。
「・・・それにしても、道重さん綺麗・・・」
譜久村の目前で道重が尻を突き出し、今まで譜久村が見たことのないような淫らな、しかし妖艶な声をあげている。
その声を上げさせているのは生田だ。生田もまた、今まで譜久村が見たことのないようなイタズラっぽい、しかしゾッとするくらい美しい笑みをその顔に浮かべている。
「二人とも・・・・」
聖はもちろん悲しかった。尊敬する先輩。同期の親友。その二人が自分に隠れてこんなことをしていたなんて・・・。
「私を、ひとりぼっちにしておくわけ・・・?」
しかし聖は、無意識のうちに自分の右手が自分の胸をさすりだしていることに気がつかなかった。
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