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【定義】

道元禅師の『永平大清規』の一。詳しくは、『日本国越前永平寺知事清規』といい、寛元4年(1246)6月15日(=つまり大仏寺永平寺に改名した日)に撰述されたものである。内容だが、後記に「前来の数条は皆是れ古仏巴鼻先聖眼睛なり。亘古亘今に不便なるべからず、学道証道に不合なるべからず」とあり、それまでの知事弁道の様子を示して学人を導いたものであるといえる。文亀2年(1502)に永平寺15世光周禅師が書写した古写本がある(この写本については、『永平寺史料全書』[永平寺刊]の第1巻にて写真版を見ることが出来る)。

【内容】

総じて『知事清規』とは言われるが、内容は幾つかの章に分かれている。「口訣」とあるのは、様々な引用文の後に示された、道元禅師御自身の説示がある場合を指す。

知事は貴にして尊たり、須く有道耆徳を撰ぶべし、その例(口訣)。
・知事等親しく曾て相見せし例(口訣)。
監寺に充たりし時、大事を発明せし例(口訣)。
・有道の維那に充たりし例(口訣)。
・維那の時大悟せし例(口訣)。
・典座の時に大事を発明せし例(口訣)。
・有道の人典座に充てられし例(口訣)。
・有道の人直歳に充てられし例(口訣)。
・諸の小頭首有道の例。
  火頭飯頭米頭園頭(園頭の口訣)、磨頭(磨頭の口訣)。
得道よりこのかた苦学節倹せし例。
・小職たりと雖も妄りに授けざるの例(口訣)。
・知事等、豊屋を事とし高堂大観を作るべからざる例(口訣)。
⇒以下は、各配役に対する道元禅師の説示。
監院四邪?五邪?等含む)
維那
典座竈公諷経等含む)
直歳漏刻管理等含む)

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