曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

タグ検索で道元禅師14件見つかりました。

傘松道詠

blue){''【定義】''} 『[[道元禅師和歌集]]』のこと。なお、特に『傘松道詠』と呼ばれる場合には、江戸時代に[[面山]]瑞方が収集し分類校訂して、延享4年(1747)に開版流布したものが該当する。当時の版本には、面山師自筆を版木に起こした「序文」が掲載されている。掲載するに当たり、カナをかなに改めるなどしている。 ''傘松[[曩祖]]の道詠や、門下の叢席行巻に鈔録する者少なからず。三豕頗る多し。余、久しく之を痛む。考讎に従事して文字殆ど全し。古に言く、呟睡九天より落つ。風に随て珠を生ずと…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%bb%b1%be%be%c6... - 2023年02月05日更新

般若心経

本の代表的なものでも、以下の通りである。道元禅師と天桂禅師、面山禅師の註釈書は曹洞宗のものである。 ''・弘法大師空海『般若心経秘鍵』1巻'' ''・恵心僧都源信『講演心経義』1巻'' ''・[[永平]][[道元]]『[[正法眼蔵]]』「[[摩訶般若波羅蜜]]」巻'' ''・蘭渓道隆『般若心経注([[注心経]])』1巻'' ''・一休宗純『般若心経解』1巻'' ''・盤珪永琢『心経鈔』1巻'' ''・[[天桂]]伝尊『[[般若心経止啼銭]]』1巻'' ''・[[面山]]瑞方『[[般若心経聞解]]』1巻'…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c8%cc%bc%e3%bf... - 2013年03月19日更新

繋驢橛

&color(blue){''【定義】''} 元々の意味は、驢馬(ロバ)を繋ぐくいのこと。転じて、自由闊達なる禅僧が、文字言句などにとらわれてしまう様子を指す。 ''子曰く、一句合頭語、万劫繋驢橛。 『[[永平広録]]』巻8-[[法語]]8'' [[道元]][[禅師]]はこのように、中国青原下の船子徳誠禅師が、夾山善会禅師に発した一句を、自らの上堂語に引用された。意味としては、道理に適ったと思った一句が、かえって万劫という無限の時間にわたってとらわれることになる、という意味である。…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%b7%d2%f1%e6%26... - 2021年05月05日更新

聖徳太子

[[袈裟功徳]]」巻'' このように、道元禅師は『日本書紀』などに由来した聖徳太子伝を参照しており、その上で、太子自ら袈裟を着け、経典を講説したことを讃えている。また、江戸時代の[[清規]]には、「聖徳太子諷経」(『洞上僧堂清規行法鈔』巻2「月分行法」の「廿二日」項、太子は推古天皇30年2月22日に薨去したとされるため)を行った事例も知られている。 ''聖徳太子 敬礼す救世観世音、伝灯す東方粟散王、西方より来たりて誕生し、[[妙法]]を演説して[[衆生]]を度したまふ。仰ぎ冀はくは昭鑑、俯して[[…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c0%bb%c6%c1%c2... - 2021年04月04日更新

正眼大師

&color(blue){''【定義】''} 明治政府が、一時的に[[道元]][[禅師]]に付けようとしていた諡号の候補。川口高風先生『明治前期曹洞宗の研究』(法藏館・2002年)369〜373頁に経緯が詳述されている。なお、正眼大師の根拠は『[[正法眼蔵]]』からではないか?と推測されているが、既に、臨済宗の盤珪永琢が「大法正眼国師」であったため、候補から除外されたとの見解が示されている。結果として、[[承陽大師]]が下賜された。…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c0%b5%b4%e3%c2... - 2020年11月24日更新

小乗仏教

&color(blue){''【定義】''} 「小乗仏教」という語句は、近世までには存在していない。[[道元]][[禅師]]は、[[声聞乗]]、または、律宗などを「小乗」であると指摘しているが、その思想的立場などの詳述は行われていない。 ''おほよそ境をみては、あきらむることをならふべし。おぢてにぐるとのみならふは、小乗声聞の教行なり。 『[[正法眼蔵]]』「[[礼拝得髄]]」巻'' 上記は、[[声聞乗]]を小乗だとしたものである。また、律宗も以下の通り批判された。 ''律家声聞の[[小見…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%be%ae%be%e8%ca... - 2020年11月23日更新

猶子

の大事を授く。 『[[三祖行業記]]』「道元禅師章」''…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%cd%b1%bb%d2... - 2020年02月27日更新

新到列位問題

位に置かれたことに端を発する問題である。道元禅師は、それに抗議して、『梵網経』第三十八軽戒に基づき、[[受戒]]した時期でもって坐位を定めるよう、当時の天童山の役局や、皇帝にまで直訴したという。なお、この問題が実際に起きたかどうかを含めて、広範な議論がある。 &color(blue){''【内容】''} 道元禅師の古伝を確認してみると、『[[三祖行業記]]』『[[洞谷記]]』などの、[[瑩山]][[禅師]]が編集に関われたとされる文献に既にこの一件が見え、更に[[寂円派]]の『[[建撕記]]』にも見え…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%bf%b7%c5%fe%ce... - 2014年07月29日更新

知事清規

とあるのは、様々な引用文の後に示された、道元禅師御自身の説示がある場合を指す。 ''・[[知事]]は貴にして尊たり、須く[[有道]]の[[耆徳]]を撰ぶべし、その例(口訣)。'' ''・知事等親しく曾て[[相見]]せし例(口訣)。'' ''・[[監寺]]に充たりし時、大事を発明せし例(口訣)。'' ''・有道の維那に充たりし例(口訣)。'' ''・維那の時[[大悟]]せし例(口訣)。'' ''・典座の時に[[大事]]を発明せし例(口訣)。'' ''・有道の人典座に充てられし例(口訣)。'' ''・有道の…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c3%ce%bb%f6%c0... - 2006年10月11日更新

明全戒牒奥書

どはないが、『[[舎利相伝記]]』と共に道元禅師の親撰で、明全和尚の基本的伝記資料とされる。「奥書」ではないが、内容からすればその機能も持つ。 &color(blue){''【内容】''} そもそもこの明全和尚の戒牒とは、正治元年(1199)11月8日に、奈良東大寺戒壇院に於いて、興福寺・元興寺・唐招提寺・大安寺・東大寺の諸律師を請して[[具足戒]]を受けたことを証明したものであって、更に受戒当時の物ではなくその写しだが、当時の戒牒の形態を知るためにも貴重な史料となっている。なお、明全和尚の南都での受…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%cc%c0%c1%b4%b2... - 2009年07月08日更新

庫院

&color(blue){''【定義】''} [[禅宗]][[寺院]]に於ける[[七堂伽藍]]の一つ。寺院の台所であり、庫は物を蓄える蔵の意である。別に、[[香積局]]・[[庫裡]]・庫堂・厨庫・庫下などと呼ばれる。なお、[[典座]]を始め、諸[[知事]]がここに居すべきとされる。 &color(blue){''【内容】''} [[道元]][[禅師]]は、自らが構築した[[永平寺]]に於いて、数度にわたり庫院での心構えなどを示している。大まかに、[[知事]]については『[[知事清規]]』にて示された…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%b8%cb%b1%a1... - 2008年04月04日更新

祖経

&color(blue){''【定義】''} [[禅宗]]の[[祖師]]が、[[釈尊]]以来の[[正法眼蔵涅槃妙心]]を受け嗣いでいる事実を受けて、その言葉が釈尊の教え([[仏経]])と異ならないことを「祖経」と表現した。[[道元]][[禅師]]の造語か。 ''仏経もちいるべからずといはば、祖経あらんとき、もちいるや、もちいるべからずや。祖道に仏経のごとくなる法おほし、用捨いかん。もし[[仏道]]のほかに[[祖道]]ありといはば、たれか祖道を信ぜん。祖師の、祖師とあることは、仏道を正伝するによりて…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c1%c4%b7%d0... - 2009年03月21日更新

道元禅師和歌集

&color(blue){''【定義】''} [[道元]][[禅師]]の和歌を収集し編集した物。詳細は、『[[傘松道詠]]』項参照のこと。…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%c6%bb%b8%b5%c1... - 2006年10月13日更新

受業師

&color(blue){''【定義】''} [[三師]](受業師・[[法幢師]]・[[本師]])の一つ。[[出家]][[得度]]したときの師を指す。別に受業和尚、親教師、[[剃度師]]とも。 &color(blue){''【内容】''} 受業とは、師に就いて出家者としての道業を受けることであり、戒法を受けて出家者たる資格を得ることを指す。[[日本曹洞宗]]では、この出家得度の師を受業師と呼ぶ。なお、[[道元]]禅師はこの呼び方をしなかった。 ''あるひは[[出家]]の[[本師]]、あるひは[…

https://seesaawiki.jp/w/turatura/d/%bc%f5%b6%c8%bb... - 2008年02月06日更新

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