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【定義】

江戸時代日本曹洞宗が輩出した学僧。号は卍海、名は宗珊。

生没年:宝永3年(1706)〜明和4年(1767)
出身地:京都
俗 姓:増田氏

【略歴】

11歳で山城源光庵にいた三洲白龍に参じ、享保13年(1728)には、妙喜庵の隠之に、翌年には加賀宝円寺の大用に、さらに翌年には加賀大乗寺の大機に参じたが、享保15年の秋から、大乗寺の住持になった三洲にしたがって、師翁である卍山の語録に当たる『卍山広録』の刊行に従事した。そして、享保18年(1733)に、三洲の法嗣となった。

元文4年(1739)には、永平寺にのぼり、さらに、山城妙玄院にて、三洲が口述した『宗統復古志』を筆受した。延享3年(1746)には、源光庵の5世として入る。そして、明和4年に示寂した。世寿62、法嗣は13人を数えた。

【著作】

・『鷹峯卍山和尚禅戒訣註解』全3巻
・『卍海宗珊和尚語録』全18巻

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